石じじいの話・死についての話:行方不明;死んでられっかーっ!;オナラ一発
石じじいの話です。
死んだ人、死にかけた人についての話です。
1. ある人が亡くなりました。
お通夜のために布団に寝かせました。
深夜になって、お通夜の参列者は、皆ウトウトしていましたが、真夜中に気づいてみると布団はもぬけの殻になっていました。
二時頃までは死体はあったのですが、三時頃見てみると、なくなっていたのです。
いそいで、皆で探しましたが見つかりません。
家の中にも、まわりにも見あたらないのです。
勝手口の鍵が開いているところから、生き返ってどこかへいってしまったのではないかと疑われました。
翌日、警察や消防団が捜索しましたが、見つかりませんでした。
そのまま、その人の死体は行方不明になってしまったのです。
けっきょく、その人の死亡診断書が有効で、死んだことになったそうです。
2. ある母親が、胆のうがんで死のうとしていました。
もう虫の息で助からないということになって、医師も来て最期をみとることになりました。
医師が「ご臨終です。時間は・・・、」と言いかけて時計をみた瞬間、死んだ母親が、
「死んでられっかっー!」と叫んで飛び起きました。
医師も家族、親戚一同も皆死ぬほど驚いたそうです。
3. ある男性が臨終を迎えました。
医師が臨終を伝えた時、その男性は、「ぶっーーーーーーうっ!」と大きなオナラをしました。
家中に響く音だったそうです。
そして、その男性は、生き返ったのです。




