表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
石じじいの話  作者: Lefeld
456/623

石じじいの話・臨死体験:タクシーに呼ばれる;いっしょに行こう

石じじいの話です。


臨死体験の話です。

川が出てくる体験です。


1. ある人が死にました。

長い一本道を歩いていると、河原に出ました。

近くに小屋があります。

そこへ入って休もうとしたら、急に車のクラクションが鳴りました。

振り返ってみると、川の堤の上の道路に一台のタクシーが停まっていました。

「ああ、あれに乗らないと。」と思って、堤にのぼってタクシーの横まで行くとドアが開きました。

そこで目を覚ましました。

生き返ったのです。

生き返った彼が言うには、そのタクシーの運転手は、制服制帽を身に着けていたが顔は覚えていない、と


2. ある人がインフルエンザから肺炎になり、高熱をだしました。

重体です。

その人は、野原の一本道を歩いて河原に出ました。

河原には、まだ生きているはずの母親が立っていました。

母親は、「さあ、いっしょに行こう」と言って、その人の腕をとります。

その人は、「いやだ!」と母親の手を振りほどきました。

恐ろしかったのです。

母親は、悲しそうな顔をして、河原を川の方へ歩いて生きます。

母の誘いを断ったのが悪い気がして、「母ちゃん!」と叫びますが、母親は振り返りません。

その人は、悲しくなって、激しく泣いたそうです。

目を覚ましてみると熱は下がっていました。

生き返ったのです。

というか、助かったのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ