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石じじいの話・顔色診断法
石じじいの話です。
顔色や手の色で病人の生死を見る方法があったそうです。
顔や手の色の変化によって、その病人が回復するか、死ぬか、ということを知ることができるのだとか。
じじいは、これは嘘っぱちだと言っていました。
当然、そう思うでしょうが。
しかし、私は、面白いと思ったのでしょう。話を書き残していました。
・病人が、右手を頭に置くのは、良い兆候。
・左手を胸の上に置いていると、死ぬ。
・右を下にして臥すのは良い兆候、左に臥すのは悪い兆候。
・顔が黄色く、目が赤いときは必ず死ぬ。
・顔が赤く、目が黄色い時は必ず死ぬ。
・顔が黄色く、目が黒い時は必ず死ぬ。
・顔が赤く、目が白い時は必ず死ぬ。
・顔が青く、目が黄色い時は、危険。
・顔が黒く、目が青い時は、死ぬ。
・顔も目も黄色い時は、死なない。
・顔も目も青い時は、回復する*。
*顔色も診断の一助になるとは思うのですが、それだけで、こう断定されると、かえって説得力を欠きますね。
私のじじい話書きとりノートの別のところには、「病人の歯が黒い時は、死ぬ」というのがありました。歯が黒い、というのはどういうことでしょうか?




