石じじいの話・まじない入門:物覚えを良くする、他
石じじいの話です。
便利なまじないをすこし。
(1) 物覚えをよくする呪い
七月七日に、クモを一匹とって、それを襟首にとりつけたあと放してやれば、物覚えが良くなる。
>>クモぎらいの人は多いと思うのですが。
(2) 物を忘れないようにするまじない
五月五日の夜、夜明け前に、東の方向にむかってのびている桃の木の枝をとって、これを三寸に切って着物の襟に縫い込んでおくと物忘れをしない。
>>これは、かなり条件がきびしい。それに、洋服の襟には縫い込めないでしょう。
(3) 人に好かれるまじない
五月五日に、鳩の足の骨をとり紅絹の袋に入れて、男は左、女は右の腕に結びつけておくと、人に慕われる。
>>端午の節句に、鳩の足の骨を手に入れるという条件がきびしい。
(4) 子孫が出世する呪い
「虎の鼻」を門に掛けておけば、その家の子孫は出世する。
>>これは、朝鮮のまじないでしょう。
(5) 白髪が生えないようにするまじない
正月の四日に白髪を抜きとれば、再び生えてこない。
>>しかし、これをやるとハゲるのでは?
(6) 小便を我慢する呪い
まず、「我慢するのだ!」と決意して、松の青葉をよくもんで、それをヘソにあててたおけば、長時間我慢することができる。
>>やはり精神力が重要なのでしょう。




