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石じじいの話・病気をふせぐまじない:風邪、百日咳編
石じじいの話です。
・風邪が流行るときには、カニの甲らに墨で子どもの名を書き、家のひさしにかけておくとかぜをひかない。
・菊の葉を節分の日に燃やして、その火にあたると、かぜをひかない。
・にんにくを袋に入れて子どもの腰にさげさせる。または、それを玄関に下げておく。
・大豆を煎って、おひねりにして、桑の木に吊るしておく。
・台所に、「かぜのかみここをみやことおもうなよ、いくさきざきにみやこありけり」と書いた紙をはっておく。
・百日咳の予防には、紙に「馬・鳥」の文字を三つ書いて、それを逆さにして玄関にはっておく。
・玄関の敷居に穴あき銭を三枚うちつけておく。
・鶏の絵を描いて、洗い場に逆さにはっておく。
・しゃもじに氏名・生年月日を書いて、玄関に掲げておく。




