398/638
石じじいの話・悪霊退散の歌
石じじいの話です。
じじいは、「悪霊退散のための呪文(和歌)」も教えてくれました。
以前、いくつかを紹介したことがあります。
ここでは、他のものをノートから紹介しましょう。
ただし、当時小学生のわたしが書き残したのものですから、誤りがあると思います。
また、使われている漢字が正しいかどうかも自信がありません。
じじいが教えてくれた、このような和歌のいくつかは、今でも、寝る前などに唱えることもあります。
「この人を除けて通れよ荒き神、正しき法を護る限りは」
「乗れや人御法の舟の出でぬ間に、乗り後れては誰か渡さむ」
「唱えれば仏も戒もなかりけり、神も邪神もなきぞ正法」
「おこたらず行けば千里の外も見ん、邪気悪霊が妨げなすも」
「文殊をば三世諸仏の母ときく、悪鬼邪霊よ返れ文殊に」
「風やめば面立つ波も静まりて、長閑に見ゆる四方の浦々」
「今までは祟りなしつる荒神も、今日より後は祟りなすなよ」
「嵐吹く木の間の風にしこりなく、向かふ敵を払ひぬるかな」
試してみますか?




