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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・古い柱時計がボーン、ボーン

石じじいの話です。


じじいが、知り合いの家によばれて、座敷でよもやま話をしていました。

その家の主人である知り合いが、唐突に言いました。

「この古い柱時計がボーン、ボーンとうつと、この家に棲んでいる霊が出てくるんだ。」

じじいは、なんかいやなこと言うな、と思ったその時、

「ボーン、ボーン」

その柱時計が鳴りました。

じじいは、心臓がとまりそうになったそうです。

すると、襖が開いて、その知人の母上が、お茶とお菓子を持ってきてくれました。

彼女に礼を良い、座敷の長押に目をやると、その母親の遺影がかざってありました。

じじいが、驚いて見直すと、もう彼女はいませんでした。

彼女が開けた襖も閉じています。

いや、ええっ、この熱々のお茶とお菓子は・・・、だれが?どこから?

知人は、ゆうゆうとお茶を飲んでいます。


じじいは、一時間以内に、その家をあとにしたそうです。

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