324/595
石じじいの話・短い話:火葬で驚く;竹林の呼び声;死の予兆;義眼
石じじいの話です。
じじいが他人から聞いた話です。
それぞれは、とても短いものです。
(1) ある人が、じじいに言いました。
「俺が死んで火葬されたら、骨を拾うときに、みんな驚くぞ!」
(2) ある人が、じじいに言いました。
「あそこの竹林に雨のあと行ってみろ。
悪霊が呼び合う声が聞こえるぞ。
ためしてみろ。」
(3) ある人が、じじいに言いました。
「見ているすべてのものが透きとおりはじめると、死ぬ予兆だぞ。」
(4) あるところに、赤い義眼と青い義眼を使い分ける人がいたそうです。




