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石じじいの話・短い話:水を撒いてはいけない;ひまわりの後ろに;燃える難破船;肖像画(ロシア、朝鮮)
石じじいの話です。
朝鮮で、ロシア人から聞いた話をいくつか。
(1) アゼルバイジャンでは、ある決まった日には、畑に水を撒いてはいけない、という言い伝えがあったそうです。
その日に水を撒くと、地下から魔物や鬼がやってくるのだそうです。
(2) ロシア南部には、広大なひまわり畑が広がっている地域が多いのですが、ひまわりの後ろに死者が隠れていることがある、と言われていたそうです。
(3) 黒海沿岸に古い難破船が放置されていました。それが、夜に、全体に燐光を発して燃えることがあったそうです。
夜光虫でしょうか?
(4) オデッサの美術館で肖像画を鑑賞していたとき、「もしかして、絵のほうが自分を見ているのではないか?」と子供心に思ったことがあったと。




