石じじいの話・モンゴルのことわざ - その5
このようなことわざは、まだまだノートに書き残されているのですが、よくわからないものがほとんどです。
石じじいの話です。
おそらくモンゴル、あるいは満州のことわざが書き残されていました。
朝鮮のことわざかもしれません。
(1)『ヤギの肉は熱いほうが良い』
ヤギを家畜として飼っているというのは、モンゴルでの話でしょうか。
日本でも、昔は、田舎の一般家庭でもヤギを飼うこともありました。
エサ代はかからないし、いざというときに換金できるのです。
このことわざ、どういう意味でしょうか?
『善は急げ』でしょうか?
いや、違うか。
(2)『歩く犬に骨百本』
歩かなければ、幸運には行き当たらないでしょう。
『犬も歩けば棒にあたる』でしょうか。
(3)『雪は年月を経た山に積もる』
新しい山にも積もるのでしょうけど。
『寄る年波には勝てぬ』?
(4)『男は、胃袋が魅了される』
男には、たくさん食べさせて、食欲を満たさせると、彼を惹きつけることができると。
まあ、男は、下半身で考えるということでしょう。
『男を掴むなら胃袋を掴かめ』ということで。
(5)『薬は苦いが病気には効く』
これはわかりやすい。日本にも同じものがあります。
『良薬は口に苦し』。
しらべてみると、これは、孔子の言葉からのもののようです。
同じ起源を持つのでしょう。
(6)『母の考えは、彼女の子供の心のなかにあり、子供の考えは、山の心のなかにある』
子供を育てると理解できることわざです。
『親の心子知らず』。
(7)『言うのは簡単だが、やるのは難しい』
これも簡単。
『言うは易く行うは難し』。
中国では、「说起来容易、做起来难」と。
『何かを知っていると言うのは簡単だが、それを実行するのは難しい』と孔子が言ったのだとか。
(8)『銅の心さえも溶ける』
うーむ、おそらく、
『鬼の目にも涙』
でしょう。




