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石じじいの話・モンゴルのことわざ - その3
石じじいの話です。
満州・蒙古のことわざのつづきです。
(1)『もし、夫の仕事がうまく行けば、妻の場合もうまくいく。』
「情けは人のためならず」ということでしょうか。
人への親切や援助は、回り回って自分に帰ってくると。
意味を誤解している人も多いのですが。
(2)『巣がなければ、カササギは何に座るのだろう?』
「火のないところに煙は立たず」でしょうね。これは。
(3)『明日の脂肪よりも、今日の肺。』
じじいの注釈によると(注釈があったので、これが蒙古のことわざということがわかったのです)、
家畜から得られる肉の中では、脂肪がもっとも美味しく価値があり、内臓の肺は、もっとも粗末な肉である、ということらしいです。
(4)『登り方がわからなければ、下り方もわからない。』
わかるような気がします。
(5)『貪欲な人は十回死ぬ。』
肝に銘じたいですね。
欲をかくとろくなことはないと。
墓穴を掘るということでしょうか。
(6)『掘り崩されることから自分の家を守れ。』
よくわからない。
家は、身近なところから壊されるということで、「灯台下暗し」ということですかね。




