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石じじいの話・モンゴルのことわざ - その2
石じじいの話です。
満州・蒙古のことわざのつづきです。
(1)『七回測って、一回切れ』
「念には念を入れよ」ということでしょう。
これとは違った意味で、
「七度尋ねて人を疑え」というのもあります。
「石橋を叩いて渡る」というのも。
(2)『喜びは遅いが、悲しみは早い』
これもわかる。
(3)『毒は早く回る』
これは、(2)と同じような意味でしょう。
(4)『ちょっとの怠惰が、非常な怠惰をうむ』
「油断大敵」でしょうか?
賭け事や飲酒などで身を持ち崩す時は、こういうかんじです。
(5)『行く先は長くとも、機会も多い。』
苦労すると得るものも多い、と。
(6)『相撲取りは草むらでよろめく』
「油断大敵」?
「弘法も筆の誤り」?
この場合の、「相撲取り」は、モンゴル相撲の力士でしょう。
(7)『得られていない女性は美しく、捕られていない狐は美しい。』
「逃した魚は大きい」という感じでしょうか?
得てしまうと、そうでもないという。




