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石じじいの話・短い話:僕が殺してあげる;幽霊の真上;柱時計と幽霊;死ぬ前に電話
石じじいの話です。
聞き取りノートにあった、話の断片です。
関連する部分が、他のノートに残っているかもしれませんが、見つけることができませんでした。
とりあえず。
(1) じじいが歩いていると、草むらで子どもたちがあそんでいました。いや、小学校の理科授業だったのかもしれません。
女の子が、「気味悪い!」と言いながら、蝶々の幼虫を枯れ枝でつついていました。
近くにいた元気な男の子が女の子に言ったそうです。
「かしてごらんよ、僕が殺してあげるよ」
(2) 幽霊を真上から見たことがある人がいたそうです。
(3) 古い柱時計が鳴ると、幽霊が出る屋敷があったそうです。
(4) じじいの友人が、「おれは、死ぬ前にお前に電話をするからな!」と言ったそうです。
どうなったのでしょうか?
じじいは、その友人よりも早くに死んでしまったのかもしれません。




