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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・眼を閉じない人形

石じじいの話です。


じじいの知り合いの子供、女の子が病気になって、町の病院に入院しました。

しかし、病状が芳しくありません。

診断によると、命が危ないかもしれない。

親は泊まりがけで看病しました。

ある日、父親が、お見舞いとして人形を買ってきました。

横にすると自動的に目を閉じる、起こすと目を開くしくみの人形でした。

女の子は大変よろこんで、めずらしく元気に、その人形で遊んだそうです。

その日の夜、容体が悪化して女の子は亡くなってしまいました。

女の子が死ぬと、その人形は、目を閉じなくなったそうです。

その人形は、彼女といっしょに棺におさめられましたが、目はずっと開いたままでした。

目を開いた人形は、葬式に参列したじじいも見たそうです。

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