石じじいの話・奇石趣味変態列伝5
石じじいの話です。
石趣味の変な人たちです。
(1) 石と会話する人がいました。
石と楽しそうに会話して、石に対して、なぞなぞを出していたそうです。
(2) 集めていた石を奥さんに捨てられたため激怒して奥さんを撲殺した人がいました。
これは、あり得る話でしょう。
自分の趣味を理解してもらえず、あまつさえ、処分されてしまうという。
自分の存在理由を否定されてしまったような気になるのでしょう。
(3) 石を食べる人がいました。
砂岩よりも泥岩のほうが、味はよいと、その人はじじいに話していたそうです。
黒い泥岩は甘く、赤いものは苦いと。
これも、よく聞く話です。
いや、そうでもないか・・・。
飢饉の時、空から白い石のようなものが降ってきて、それで飢えをしのぐことができたという話があります。
石川県の鶴来で起きた事件でした。
本草綱目の「石麪」のようなものだということでした。
(4) 石の上に寝ることが健康になる秘訣だと主張する人がいました。
河原から、石を集めてきて、それを畳の上に敷き詰め、その上にゴザを敷いて寝ていました。
「敷く石の種類を慎重に選ばんといかん。これを誤ると病気になるからな。」
どのような種類の石が健康に良いのか?とじじいが尋ねたところ、
「それは、人による。石との相性があるからな。」ということでした。
(5) 大きな石を常に持ち歩く人がいました。
なぜ?
理由を尋ねると:
「そうすると、安心するんだ。落ち着くんだよ。」とその人。
じじいは、『ああ、そうかな。だいじにしんさいよ。』と言うしかなかったそうです。
(6) 石とセッ●スする人がいました。
どうやって?
これ、ほんとうにじじいが話してくれたんでしょうか?
小学生のわたしに?
●ックスの話をしたのか?
今の年齢になると、やはり(6)がいちばん気になるのですが、情報は、これしかありません。
詳しい内容がだいじなのに!
こども私、使えないなっ!
石変人の話、もうお腹いっぱいです。
石を食べたわけではないのですが。




