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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・満州の呪医(満州・蒙古)

石じじいの話です。


じじいが朝鮮に住んでいたときに満蒙に旅したときに見聞きした話です。


満州(蒙古かもしれません、聞き取りノートに記述なし)には、呪術によって病気を治療する呪医がいたそうです。

彼らは、かんたんに神がかりになりました。

死霊をよびだして、患者と問答をします。

呪医は、泣きながら、諭しながら、患者に語りかけました。

彼らに寄ると、病気の原因は、死霊やその他のモノによるタタリや憑きものだから、その因果や因縁の場所をたしかめて、そして、患者にそれを確認させた上で、その場で祈祷するのだそうです。

そうすると、患者は安心して治癒するのです。

この治療現場を、じじいは現地で目撃したそうです。

「なんか、やさしゅうに、病気のひとをさとしてあげて、シャーマンのやりかたとはちごうたふんいきやったね。」

*今日の、心理カウンセリングのようです。


また、山に生えている笹のような植物を束ねたものをつかって、それで神寄せする呪医もいたそうです。

山に笹が生えているということは、蒙古ではなく満州の話かもしれません。

呪医に、「何月何日に死んだ人の口寄せをしてください」と頼むと、その霊を呼び出してくれるのです。

呪医がしゃべる、その霊の言葉を聞くと、患者の病気は快方に向かうのです。


満州の呪術医者(呪医)には、専門分野があったそうです。

つまり、病気の種類によって、異なった呪医が祈祷するのです。

つまり、精神系;内臓系;外傷系それぞれの病気に対して、専門の呪医がいて、彼らは、それぞれ専用の祈祷道具を使っていたそうです。

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