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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・不思議な家 1

石じじいの話です。


以前、不思議な家について、いくつかの話を書きました。

話を追加しましょう。


(1) ある家では、死んだ飼い犬を庭に埋めたところ、その場所に、コオロギがたくさん集まってくることが数日間続いたそうです。


(2) 冬の夜中、横になって梁を見上げていると、そこから縄をかけて首をつっている自分が見える家があったそうです。


(3) ある家では、早朝、キツツキがやって来て木製の雨戸をつつくことがありました。

とても大きな音が家のなかに響き渡るのですが、それが、「死ね、死ね」と聞こえたそうです。


(4) 西日が障子にあたる、薄暗い座敷で、手だけが遊んでいたことがあったそうです。その手は、お手玉やかるた、すごろくをしていました。


(5) 家の中に、口を開いた幽霊がでる家があったそうです。

その幽霊は、目は閉じていて、両腕を体の側に垂らしていて、気をつけをしているようだったと。


(6) ある家の裏にある竹林では、人が死んだときに竹の葉に文字が浮き出たそうです。

その葉がついている竹は、急に枯れるので、すぐにそれとわかるのだとか。

浮き出た文字がどのようなものだったのかは、私の聞き取りノートには書かれていませんが、死んだ人の名前ではなかったそうです。

そのような怪異が現れる家が取り壊されて新しい家に建て替えられても、ふたたび、怪異があらわれることがあるようです。

土地が家に影響を及ぼすのか?家での出来事が土地に影響を及ぼすのか?

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