表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
石じじいの話  作者: Lefeld
218/598

石じじいの話・オナニストの手

タイトルは「ピアニストの手」の間違いではありません。

この話は、じじいがしてくれたものではないかもしれません。

彼は、残酷な話や性的な話は、こどもの私にしてくれませんでしたから、他人から聞いた話を、同じノートに書き残したのかもしれません。

ただ、聞き取りの末期、私が中学生になってから、ちょっとエッチな話をしてくれたようです。

石じじいの話です。


ある奇石趣味の人が、手の石膏像を手に入れました。

肌色の硬石膏でできたもので、その大きさとプレポーションから大柄な男性の手と思われました。

持ち主は、奇石趣味の人でしたが、ほかにも珍奇なものを収集していたのです。

たとえば、幽霊の掛け軸、これは定番ですね

明の時代の呪いの壺

血を吸う日本刀、これも定番

アメリカの西部開拓時代の拳銃、これは1000人以上の命を奪ったという、これの所持は違法では?

など。

ある日、夜中に目覚めると、どうも下半身が変な感じです。

見てみると、夢精が。

もう40すぎというのに・・・、元気がもどったのか!

と、彼は、あきれるやら、よろこぶやら。

数日後*、また、快感を感じて夜中に目をさましました。

下半身がもぞもぞします。

見てみると、あの石膏の手が、彼のXXコをシXいていました**。

彼は、びっくりして、その手を払いのけました。

石膏の手は、ごろんと畳の上にころがってもう微動だにしません。

それはそうでしょう、石膏ですから。

それから一週間後、また、石膏の手は、彼の股間に来ました。

なかなかのテクニシャンでしたが、もののけに自分の身体をもてあそばれるのは業腹です。

その手をロープで幾重にも縛り、箱に入れ、それも縛って蔵にいれておきました。

さすがに、それからは、その手はシXきにやって来ませんでした。

さて、オXニー手はどうなったかと蔵の中を見てみると、その石膏の手は、ロープの縛りを解き、箱から出て、蔵の出口の扉のもとに転がっていました。

扉の内側には、手が引っ掻いた痕が、石膏の線条の粉として残っていたそうです。

*さすがに、毎晩というのではないのは歳のせいでしょう。

**あえて伏せ字にしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ