石じじいの話・悪霊退散!その方法1
石じじいの話です。
悪霊を祓う方法を紹介しましょう。
じじいが話してくれた方法のなかには、日本のものも朝鮮のものも混じっています。
どちらのものかわからないものもあります。
もしかすると、ロシアや満州、蒙古のものも混じっているかもしれません。
これらのいくつかは、じじいも祓う現場を見たことがあると言っていました。
悪霊(悪いモノ)を、憑かれた人体から退散させる方法には、いろいろな種類があるようです。
たとえば:
憑かれた人を殴打して鬼神を退散させる;
驚愕させて退散させる;
威嚇して退散させる;
火攻めで退散させる;
刺傷させて退散させる;
出血させて退散させる;
封縛して退散させる;
など。
これ、やりすぎるとお祓いをうける人の命が危ないと思うんですけど。
実際、日本でも、お祓いで人を殺してしまったという事件がいろいろありました。
殴打法(笑):
(1)たとえば、精神的な疾患の場合、「患者」を部屋に閉じ込めて二三日連続して読経して、最後に桑の枝や桃の枝で乱打する。
この時、乱打する人は、盲目の者であるのがもっとも良い。効果がある。
また、読経しながら桃の枝で殴打するというのもあるようです。
桃の枝には毒があり、それによって悪魔などを追い払うのだそうです。
その枝は、東南方向にのびている枝が、もっとも陽気を多く受けて育っているから、患者を乱打するのに適しているのだそうです。
陽をもって陰を祓うというやつです。
悪気は陰の霊なのだそうです。
(2)巫女や術者を雇って、穀物、金銭、反物を供えて、一週間から数週間にわたって太鼓を叩いて祈り、桃の枝で患者の体の各部分を叩く。
患者が悲鳴を上げると、悪魔が去った証拠だと。
失神状態まで乱打することも普通だったそうです。
患者に一睡も与えず乱打するので、死ぬこともあったそうです。
(3)患者の頭頂部に灸をすえる。
(4)滝の下に患者を座らせて、落下する水に腰を打たせる。
うーむ。みなさんは、けっして真似をしないでください。




