表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
石じじいの話  作者: Lefeld
126/625

石じじいの話・ハリネズミ人間

石じじいの話です。


みなさんは、ハリネズミを見たことがありますか?

人に慣れる、かわいい動物です。

怒ると体を丸めて、しゅっしゅっ!と鳴き声を出します。


知り合いのロシア人から聞いた話です。。

ロシアとカザフスタンとの国境近くに、体の表面(皮膚)から針が出る人がいたそうです。

現地では、「ザラーチン」(ハリネズミ人間)と呼ばれていたそうです。

その人は、怒ると、皮膚からたくさんの針が突き出でたのです。

それは、金属の人工針*ではなく、爪のような物質でできた針、尖った棘のようなものでした。

その長さは2-3cm。背中のほうでは、5cmにたっする針も出たとか。

その人の怒りがおさまると、その針は、体の内部に沈み込み、また、一部は抜け落ちたそうです。

抜け落ちたあとには穴が残るのですが、そこから出血することもなく、穴はすぐに閉じてしまいました。

その人物は、非常に忍耐強く、日常生活で怒ることはほとんどなかったそうです。

彼が言うには、

「わたしは、怒りをおぼえると体から針がでる。それを防ぐために、修養して怒りをおさえているのだ。常に、心を乱さないようにしている。」

のだと。

*誤って縫い針を飲んだら、その針が血管を通って体中を移動して、皮膚から出てくることがある。

また、心臓に達して、心筋に刺さって死ぬ。

という与太話がありました。

皮膚から針が出る、という話は、昔からあるようです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ