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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・人骨占い

石じじいの話です。


みなさんは、亀甲占いをご存知でしょう。

動物の肩甲骨に文字を書き、それを焼いて、それで生じた亀裂の形や位置で吉凶を占う卜占です。

そのときに書かれた文字を甲骨文字という。

この占いは、中国や日本にあります。

日本では、鹿の肩甲骨を使ったようです。

万葉集の十四には、

「武蔵野の、占へ肩灼き、まさでにも、のらぬ君が名、占にでにけり」と。

古事記には、

天照が岩屋にかくれた時、鹿の肩甲骨を抜いて、ハハカ(波波加)の木を焚いて、この骨を灼いて占った:とあります。

この卜占には、人の肩甲骨を使うものもあったそうです。

とくに、子供の骨を使う占いは、非常に強力であり、まず外れることはないとのこと。

ただし、この占いは外法だということで、それを行う術者は、それをやっていることがわかると殺されました。

しかし、その強力な占いに頼る者、魅せられる者は多く、秘密裏に人骨占いを依頼したり、その術者を保護した人もいたそうです。

占いではありませんが、蒙古には、人差し指と中指をあわせた手刀(ピースサインの指が閉じた形)で、羊(家畜)の肩甲骨を割ることができると一人前の男だと認められる:という風習があったようです。(じじい談)

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