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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・リアル腹話術

石じじいの話です。


これもロシア人からの話です。


腹の中から声が聞こえることがあったそうです*。

これも、日本にもよくある話です。

ある人の腹の中から声が聞こえてくる。

しかも、その声と会話ができたそうです。

つまり、声を発する存在は、それが宿っている人、腹の持ち主とは別人格なのです。

また、その「腹の虫」は、腹の持ち主の考えを曝露することがありました。

一応、腹の虫は別人格なのですが、腹の持ち主の考えを見透かしている、ということです**。

医者による解釈だと、これは、その人の聴覚中枢、言語中枢に問題があるのではないか?

つまり、実は、自分の口から無意識に声を発しているのだが、その人は、自分の腹の内部から、自分が考えている内容が声として発せられていると感覚するのだ***。

一種のテーブル・ターニング現象だろう。

しかし、この人の場合、その口を閉じさせておいても、声が腹から聞こえるのです。

じじいによると、この現象は、「その声を聞く」側の精神の問題ではないか、ということでした。

そこに立ち会うすべての人が、その声を聞いたのか、ということは書かれていません。

*耳から声をだす、という話しに似ています。

「ep.107 石じじいの話・いくつかの短い話 12」を参照してください。


**これも、日本にもよくある奇談です。

人の体や精神の状態は、腹の中の「虫」の活動に影響を受けるという考えは日本にあります。

この場合の「虫」は、昆虫ではないでしょう。


***この部分については、じじいから話を聞いた時に、子どもの私が理解できず、このような表現になってしまっています。今読み返しても理解不能です。

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