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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・いくつかの短い話 1:泥かけ地蔵;稲刈り;猿の手招き;形代の赤い唇;入り口の風鈴;黒い雪

じじいの話の聞き取りノートには、短い話がたくさんあります。

それらは、他のノートの別の場所に書かれている短い話とつながっているのかもしれません。

また、一つの話の断片なのかもしれません。

ここに、そのいくつかを書いてみましょう。

石じじいの話です。


短い話をいくつか書きましょう。


(1) ある地方では、村の地蔵に泥をかけて、豊作や旅の安全、無病息災を祈る風習があったそうです。この行為は、いっけん矛盾しているようでもあります。


(2) 秋、じじいが田んぼの中の道を歩いていると、家族総出で稲刈りをしているところに出会いました。稲刈りをしている全員が泣いていたそうです。


(3) 山を歩いているときに、たまに、猿が手招きすることがあったそうです。そのように見えるのではなく、はっきりと、人がするように手招くのです。こたえるな!無視しろ!


(4) 山中の、廃れた小祠に、たくさんの形代が供えてありました。それらすべてに、真っ赤な唇だけが描かれていたそうです。


(5) あの世の入り口には風鈴が吊るされているのだ:という話があったそうです。


(6) じじいが雪の日に山を歩いていた時、降り積もる雪が一瞬で真っ黒になったことがりました。地面や樹木に積もっている真っ白な雪と、降ってくる真っ黒な牡丹雪のコントラストで、目がくらくらしたそうです。

黒い雪は、すぐに白い普通の雪に変わりました。

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