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忘却の勇者  作者: くろむ
特異点の謎編
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第四十六話 邂逅PART2

(ここは有りだな…いやあっち側からの視界が開けすぎてる。

あそこまで徹底してるんだったらもっと最適な場所が…)


王都中を走って回るミナト。

今は学校側に許可を得て外出中。


人斬り事件の真犯人を捕まえる為に、犯行が行われる可能性の高い場所を予め調べている…が。


(んー分からん!調べてみても分からない事が多すぎる)


ミナトが現在行っている事は、これまでの事件を調べ規則性や法則性を探して相手の人物像を知る事。実際に犯行現場に行ってみて動きのシミュレーションをしてみたり、次に犯行が行われそうな場所を探す事。


そして夜間の見回りも当然行っている。

これまでの事件は全て夜中に行われいるからだ。


見回りの範囲…というか今回捜索する範囲は王都全域としており、事件自体は王都以外の町でも発生しているが流石に一人では限度があるという事で、他の町は騎士団の活躍を祈る事に。



そんなこんなで普段は辺りを行ったり来たりしているが、中々成果は出ず…。


(まぁ事件の調査をさせてもらえるだけまだマシか?これずっと着けなきゃなのは嫌だけど)


先生や団長と話したあの時、とある条件を守る事である程度は外に出てもいい、となったがその条件が今もミナトが身に付けているこの腕輪。


この腕輪は特殊な魔力を放出しているらしく、主な用途はこれを身に付けている人物の監視である。


この腕輪の優れたポイントはここから流れている特殊な魔力を探知出来るのは事前に腕輪に魔力で登録をしている人物だけという事。


今回の場合だと騎士団の団員、そしてミケーレを始めとした一部の教員のみがこの腕輪の魔力を探知する事が出来る。


これまでも相手の動きを監視する用の魔道具は存在していたが、ただ魔力が流れているだけなので誰からも探知され放題であり、逆に身に付けている人物が犯罪の標的にされる事態になったり、いざという時に魔力が消せずに隠れられない!という事があったりであまり実用的でなかったのだが…。


最近ようやく実用レベルになったこの魔道具の実験体も兼ねてミナトに装着された。


(でもこいつのお陰で()()()()()は俺が犯人じゃないって証明できたしな、、元々俺への疑いはそこまでだったみたいだし。この生活にも慣れてきたからそろそろ手掛かり位は掴みたいんだが…)


___________________________________________


同日、深夜。


今日もミナトは一人王都を駆け回っていた。


(最後に起きた事件からもう一、二週間経ってる。これまでの事件のスパンから考えるにそろそろ動いてもおかしくない!)


昼間に幾つかピックアップしていた犯行の予想現場を転々とする。


道と言う道に騎士団が配置されている為、ミナトはそこからでは見え辛い場所から相手を探す。


屋根、路地裏、木々の上などを通り、探知だけでなく視覚での確認。それが理想であり、恐らくそうなると踏んで常に目を光らしておく。


ミナトがそう思った理由は先日の一件。


昼間第四魔法学園に侵入者が現れた、という出来事があった。


最初に気が付いたのはミケーレであり、教員室で自身の机から幾つかの資料が無くなっており、不自然に感じたので色々と探ってみると侵入者が居た事が明らかに。

その事は直ぐに騒動になったので、一応ミナトに即招集がかかったりもした。


(あの時俺も最初は疑われたけど、この腕輪とその時一緒に居たアイクがちゃんと証言してくれたから無事なんともなかったけど…でも結局侵入者は特定出来なかった。

学校に入ってきた奴が人斬りの犯人かどうかは分からないが、両者に共通している事は潜伏が得意って事。だから探知に頼ってちゃ相手は見つからない!やっぱり視認する必要がある)




と意気込んで探索を続けるものの、やはりそう簡単に見つけられる相手ではなく。

そもそもいつ事件が起きるのか分からないので見逃す云々の話でもないのだが。


ミナトが今日も出てこないか?と思った瞬間。


突然寒気の様な物を感じる。


(…妙だな。風がおかしい、気温は低くないはずなのにのに吹く風だけが少し冷たく感じる。まるで…)


ここで初めてミナトが殺気を感じ取る。


鋭い何かが体の近くを通る様な、理由は分からないのに突然恐怖に襲われた様な。


とにかくこれが人斬りのものだと確信したミナトは急いで殺気を感じた場所に向かう。



あくまで相手に気取られぬよう慎重に、魔力を消し物音を立てず接近。


「…」


思わず息を吞む。


ミナトにとってこんな出来事はもう数十年ぶりとも言える。


それ程まで相手が優れていると、姿も見えない内から感じ取る。



(あいつか…)


遂に犯人の後姿を目撃。


事前に調べていた予測地点に現れたその男。


長い黒髪が風に揺れる。


ただ立っているだけなのに、そのはずなのに。


背中を見ただけで圧倒されそうになる程の威圧感。


「…誰だ」


「!」


魔力も足音も完璧に消していたミナトを、振り返ることもなく察知。


行くしかない、そう思い物陰から出る。


「あんたが人斬り事件の犯人だな?」



遂に二人は出会う。


これが運命のいたずらと言うものなのか、()()()()()()()とも言える相手、()()()()()()()()()()()()()()この二人は今、邂逅する。

今回は魔道具とかについてだよ!

魔道具系は近年目覚ましい発展を遂げています。

昔は魔道具よりも武具を作った方が良くね?が一般的な考えでしたが、時代も変わり戦わなくてもよい人達も多くなり、そんな中日常を少し便利にしたり案外戦闘でも使える魔道具なんかが徐々に注目されていきました。

今では日常生活、魔物との戦いなどあらゆる場面において魔道具は重宝されています。

今回は以上!

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