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忘却の勇者  作者: くろむ
特異点の謎編
44/175

第四十二話 どの作品にもこういう展開あるよねー☆

新章も楽しんでってくださーい!

聖魔祭も終わり、今日から通常授業が始まる。


その日の早朝、ミナトは日課の朝練をこなしていた。


黙々と素振りを続けており、その剣筋は迷いを振り払おうとしているかの様に見えた。


(この間の聖魔祭、俺はやっぱり納得いってない!呪いだなんだは関係ない、全て努力でねじ伏せてやればいい!)


結果だけで言えば個人戦優勝の大金星であるが、やはり内容に不満がある様で。

更なる実力の向上に励んでいた


(アイクもポテンシャルだけなら負けてなかった、事実スピードだけならアフィスを使ったベルにだって並べるはず。フレアさんも初戦負けだったかもしれないけど、張り合えるほどの実力はあった。

戦う事は出来なかったけどルチアなんてとんでもない事しでかしてたし、実際戦えばどうなったかは微妙だ)


クロムだけじゃなく、これから伸びていくであろうクラスメイト達。

うかうかしている暇なんてこれっぽっちも無かった。


(皆長所だけなら誰ににも負けない程のものはあった。やっぱ特異点ってやつは凄ぇのかな)


ここで、ミナトの中に幾つかの疑問が浮かぶ。


(…アイクのスピードってのはまぁ分かる、フレアさんの動体視力も。

でもルチアは?特異点は魔法?だけど座学面は完全に努力で得た知識だ、地頭の良さは関係ないはず。だとしたら…魔力量とかが特異点、、なのか?

そういえばクロムにもあるのか?特異点。あるとすれば何だ?パワーとかか?)


その疑問は次々と浮かび上がってくる。


(特異点って学校側が勝手にそう言ってるだけだし、確証も何も無いって先生も言ってたな。

普通に今年の生徒が豊作なだけ、って可能性もある訳で…そりゃにしてもな奴らが多いけどさ。

学校側はどういう定義で特異点だと判別してるんだ?そもそも…)


一度深く考えてしまうと止まらないミナト。


先程まで熱心に振っていた刀も、ここで止まる。


(特異点って、、何だ?)


これまで気にしてはいたが、ここまで深く気にした事がなかった事。

呪いの方にこれまで意識を向けていたが、ここで特異点について引っかかったようだ。



「ってやべ!考えすぎて時間忘れてた、遅刻はマズい!」


しかし思考に意識が向きすぎた結果、本来なら学校に向かう時間をとうに過ぎており、急いで自宅に戻る。


(特異点の事はまた先生に聞いてみよう)


帰宅中、そう考えていた。


___________________________________________


(ふーー、、なんとかセーフかな)


あれから猛スピードで学校に向かった結果何とか遅刻は免れる。


過去に何かあったのか遅刻には気を付けている様だった。


校内に入りようやく一息ついたところで、周囲の違和感に気付き始める。


(何か騒がしい?この時間に教室以外に居る事ないから分かんないけど、、いつもこんななのか?)


どうにも周りが騒がしい事に気が付く。

時間帯によって変わると言っても、流石に違和感を持つほどの雰囲気。


まぁいっか、と特に気にせず教室に向かおうとするミナトだったが、そこをミケーレに呼び止められる。


「おぉ探したぞミナト。来て早々で悪いが、ついて来てくれ」


小走り気味にやってきた様子を見て、何か事情がある事を察する。


(普段ここまで注目を浴びる場で呼ぶことは無い、、余程の事態か?)


「分かりました、話は後でちゃんとしてもらいますね」



助かる、と言いそのままミケーレが向かった場所は応接室。


部屋の付近には数人の騎士団員の姿が見えた。


扉を開けようとする前に、ミナトに告げる。


「先に言っておくが、私はお前を信じている。そしてそれは私一人だけという訳ではない」


「?」


(本当に何だ?先生の様子も魔族の侵入を報告した時みたいだし、騎士団がここに居るのもおかしい)


違和感と言うには明確過ぎるものを感じながら、空けられた扉から部屋に入る。


部屋の中には立っている騎士団の兵士が一名と、席に座っている一人の男…。


(!騎士団長、入試の時以来だな。でも本当に何故ここに…)


「取り敢えず座れ」


ミケーレに言われるまま席に着く。


それと同時に、団長は部屋に居た兵士に席を外すよう告げる。

回答を渋っていたが、団長とミケーレを見て仕方なくという様子で退出。


明らかに普通ではない場面の中、最初に口を開いたのはミナトだった。


「今日はどういったご用件で団長様が?まさか聖魔祭優勝者に騎士団へのスカウト…ではありませんよね」


「そうだな、本当はそう言いたいところだが、察しの通り答えはノーだ」


軽く言葉を交わした後、ミナトはミケーレに視線を送る。


それを受け取った彼女が、少し言い出しづらそうな様子で口を開く。


「あー、、ミナト。はっきり言う、お前に…連続殺人の疑いが掛かっている」


突如明かされた事実に、一瞬固まる。


(レンゾクサツジンノウタガイ?)


「はあぁ!?」

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