表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
忘却の勇者  作者: くろむ
聖魔祭編
36/175

第三十五話 幕間的な?

ミナト対リヴェルの試合が終わった所で、アイクには一つの疑問が浮かんでいた。


「最後、炎で視界が塞がっていたはずのミナトは何で相手の動きが分かったんだろ…」


「ん?そうだな…確か探知魔法得意だっただろ、それを使ったんじゃないか?」


疑問を示したのは最後の動き。


自身が放った魔法により相手の動きが見えなかったはずのミナトが、何故リヴェルの行く方向が分かったのか。


トロールはそれに対し探知魔法を使ったと言ったが、この後すぐその発言を撤回する事になる。


「いや、、流石にそれは無理か?どちらも動き回ってたし、細かい位置まで把握するのは…」


「でしょ。後で本人に聞いてみよっかな」


と二人で話していたが、その後方でため息をつく生徒が一人……。


{どうしたんだろうため息なんてついて…そもそも何で私の隣に座ってるのかな}


そしてその隣に居る一般生徒一名。


特に今日席の並びなどは決まっていなかったので、各々仲の良い生徒達と固まって座っていた。

フレアが後ろの方で一人座っていた所に、ルチアが来て自然と二人で座っている様な形に。


{そう言えば一回ミナト君が戻ってきた時にも不機嫌そうだったな……あんまり良く思って無いのかも。さっきもアイク君達ミナト君の話してたし}


色々と考えてみるフレアだったが、何とその様子を見たルチアの方から話しかけてきた。


「何か私に言いたい事でもあんの?」


「へっ!?えっと、、」


「何」


突然の言葉に驚いて中々言葉を返せないフレア。それを特に咎めることなく、黙って次の言葉を待つ。


「も、、もしかしてミナト君の事あんまり好きじゃないのかなーって…」


恐る恐る聞いてみたが、ルチアの最初のリアクションはため息であった。


{怒らせちゃったかも…どうしよう…}


「…確かにあいつの事は嫌いだ」


ため息をつきながらもしっかりと言葉を返す。内容はともかくとして、フレアはその事に喜んでいた。


「何でそんな事聞いたんだよ」


「えーっと、、さっきから誰かがミナト君の話してるとちょっと嫌そうな顔してたから」


そう言うと更に嫌そうな顔をしていたが、何かムカつくんだよあいつ、と気持ちを言葉として出す。


{でも、、嫌いとは言っててもミナト君が話しかけてきたら一応返事はしてるもんね。

案外素直になれないだけなのかも?}


「何だよ、まだあんのか?」


「いや、、別にそういう訳じゃ…」


「はぁ…変な気とか使わなくていいから。逆に気分悪くなるし」


「そう?だったら聞いてもいいかな。

何で急に私と話してくれるようになったの?と言うより何で近くにいてくれるようになったの?」


「…迷惑だったらどっか行こうか」


「全然全然!ただ何でかなって思っただけだよ」


ルチアは少し考えた後答えた。


「さっきみたいに、、気使わなくていいって言ったら本当に思ってること言ってきたりとかさ。

そういうとこだよ」


{どういう事なんだろう…}


「あぁーほらあれだよ。近くに居たら嫌な奴のとこにわざわざ居ないだろ?」


ぶっきらぼうに言っているが、フレアにはちゃんと意味が伝わった様だった。


なぜならこれまでの学園生活では見たことが無かった彼女の笑顔がそこにあったから。


「ふふ、ルチアさんって面白い人ですね」


「はぁ?馬鹿にしてんの?」


「してませんよ」


二人の距離が縮んだように見えたのは、誰が見ても明らかだった。


___________________________________________


{ゼノは最後の動きちゃんと分かったかなー。いや、流石に厳しいか。

観客席は位置が高いもんね、同じ高さのここだったから俺も分かったし}


観客席で色々と起きていた頃、こちらでもまた色々とあった。


{最後ミナト君は相手の動きを完璧に把握してた、勿論あれは運なんかじゃあない}


ベルが選手入場口にて思考を張り巡らせていた所、丁度ミナトが試合を終えたこちらに向かって来ていた。


「素晴らしい試合だったねミナト君」


「…そいつはどうも。そっちも健闘を祈るよ」


ミナトはそのまま通り過ぎようとしていたが、ベルが問いかける。


「最後、、君は相手の足を見ていたんだろ?」


「…正解だ」


「あの炎は一見視界が塞がるほど広く広がっていたが、それは横方向の話で下方向には火は無かった。

君はあの時下を向いていたね。あれは向かいの相手の足を見る為だった」


(確かに観客席に比べてここなら首の動きだって分かるがよくそこを見ていたな…)


「よく見てるもんだな。これだけの相手なら次の試合も期待できそうだ」


「…次の試合っていうのは決勝戦の事かな?それとも今からする方?」


「……」


一瞬の間が生まれる。


「…頑張れよ」


行ってしまったミナトを見たベルは、何かを考えこんでいるように見えた。


「ふぅ…やるだけやってみるか。あの人相手に」




『準決勝第二試合ベル選手対クロム選手、果たして決勝に進むのはどちらの選手なのか!!

ミナト選手と決勝でぶつかるのはどちらの選手なのか!さぁ今まさに試合が始まろうとしています!!』

今回は今後の後書きについてだよ!

正直言うと毎回は書くことないです。(冷静に考えたらそらそうや)

本編の補足とかしたい時とか、それ以外でも突発的に書きたくなった時以外は書かないです。

だからまぁ、、あんまりここの欄は気にせずにね、作品を楽しんでもらえたらそれだけで万々歳なので。

今回は以上!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ