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忘却の勇者  作者: くろむ
聖魔祭編
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第三十一話 超新星VS !?

私の魔法は火と風を混ぜて放っている。


二属性混合魔法と二属性同時発動はまた少し違う技術が必要で、同時発動には魔力量と魔力コントロールが。混合魔法にはさっき言った二つに加えて構築術式への理解が必要となる。


私が大きく影響を受けた魔法使い、エルは三属性混合魔法が扱えた史上唯一の人物らしい。


現代の魔法知識の半分近くはそのエルによってもたらされたと言う。


特に構築術式に関してはおよそ九割ほど彼女が見つけたとか。




私は魔法が好きだ。

魔法はいつでも私を夢中にさせてくれる。


だからこそ魔法だけは誰にも負けたくない。


例えそれが伝説の魔法使いだとしても、私にとっては負けたくない存在。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


{でも()()を使おうとしたら一瞬隙が出来る。

今でさえギリギリなのに、、でもこいつに勝つためには…!}


『ルチア選手的確に嫌な所に魔法を撃っています!ベル選手上手く距離を縮める出来ません!

果たしてどこまで躱し続けられるかベル選手!このまま押し切れるかルチア選手!!』


(何かまだもう一つあるって感じだな。でもやるなら早くしないと試合が先に終わっちまうぞ)


先程からルチアの広範囲魔法を躱しているベルだが、彼自身も彼女がまだ何かする気だと分かっていた。


{もう一つ位あるんでしょ?秘策って奴がさ。そろそろ出さないともうじき慣れちゃうよ?この戦法も}


試合が始まってから攻撃パターンを分析していたが、それも終わったのか距離を縮め始めるベル。


ルチアもそれに対処する為に魔法を放つがそれも当たらず。


「あぁーっとベル選手一気に距離を縮め始めた!ルチア選手の迎撃も当たらない、このまま試合が終わってしまうのかぁー!?』


まるでルチアがピンチの様な実況が流れていたが、そんなことも気にせずただタイミングを見計らい続けるルチア。


{今!}


瞬間前方に巨大な氷塊を生成、ベルの接近ルートを塞ぐ。


「氷属性まで使えんの?それはビックリだけどさ。でも、こんなの大した時間稼ぎにならないよ!」


{いいんだよ、一瞬隙が出来れば}


氷を抜け再び迫りくるベルに向かって、それは放たれた。


高速で飛んで来たそれをベルは何とか躱すが、今の一撃のみでその特異性に気が付いた。


{何今の?さっきまでの魔法じゃない。飛んできた炎が爆ぜた…だけじゃない、何だこの違和感}


『?何でしょう今の魔法、あまり良く見えませんでしたが、ここに来てルチア選手独自の魔法か!?』


その場に居た人間の殆どはそれの正体に気が付いていなかった。


「あいつ…とうとうやりやがった…」


「どうしたミナト、お前のそんな驚いた顔初めて見たぞ」


「そりゃ驚きもするさ。なんせありゃあ……歴史に残る代物だ」


{爆ぜた後炎と共に広がったもの……もしかして!}


「分かったかエリート。これが何なのか」


その言葉にベルは息を呑みながら答える。


「三属性混合魔法…で合ってるかな」


「正解」


ニヤリと笑ってからそう呟くと、その三属性混合魔法をルチアはベルに向かって撃ち込みまくった。





「お前のクラスは一体どうなってるんだ?」


「!ウォーデン先生、お仕事は大丈夫なんですか?」


「そこまでの量じゃない。それに、一応俺も教えてる生徒達なんでな」


教員席。

出場選手とは別の学園の教員が審判を務める制度の為、ミケーレはこれまでの試合も見ていることが出来た。


「三属性魔法とは流石に驚いたな」


「それは私も同じ感想です。あるとしてもまだ何年も先の話かと」


「可能性はあると思っていたんだな、、だから課題を出したのか」


「気付いたのはウォーデン先生でしょう?」


入学して間もなく、ルチアが度々寮を抜け出していた問題に対し担任であるミケーレは彼女にとある課題を課した。


それは魔力コントロールの鍛錬。


これであれば部屋の中でも問題なく魔法の鍛錬が出来るだろうと。


「実技の先生の代役として入った一回の授業で欠点を見抜いたのは、ウォーデン先生の慧眼あってこそですよ」


「はは、そうかもな。だがどの道あいつは自分で課題を見つけていた、そういう強さを持った生徒だ」


三属性もの魔法を同時に発動させる為には尋常ではない程の魔力コントロールが必要とされる。


彼女の圧倒的な魔力量、課題として出されたものを地道にこなし向上した魔力コントロール、そして魔法への飽くなき探求心によって身に着けた知識である構築術式。


それら三つの要素が合わさって完成したのが、この神業とも言える三属性混合魔法。



{私が作ったんだ、名付けるなら…。

ドラウプニル なんてな}



観客たちも徐々にあれが三属性混合魔法であると気付きだすと、会場は大盛り上がりも盛り上がり。


これを一番最初の記事にしようとした記者が会場から走り去って行ってしまう程に。


『さ、さ、三?三属性混合魔法!!??うう噓でしょ!?そんなの、、学生どころか人類の最高峰レベルなんじゃ…うぇ!?』


実況のモニカさんもそうとう驚いている様で。


しかしルチアは観客たちとは少し違う理由でだが、徐々に違和感に気付き始める。


それにはミナトも気が付いたようで、席から身を乗り出してベルの方をじっと見つめる。


「ど、どうしたミナト。そんな乗り出して、確かにあの魔法には驚かされたが…」


「あ…あれは…!」


{あいつの速度が上がってる、さっきよりも格段に!}


「今度はそっちが気付く番だよ。因みに多分今思ってることで正解ね」


『三属性混合魔法を、、躱しています!!躱している、確かに全て避けています!!

ベル選手の動きが変わっております!これもまた何かの魔法なのか!?』


(アフィスだ!アレウスの得意魔法、、現代まで伝わっていたのか!)


「何かこれ代々言い伝えられてるけどさ、覚える人あんまりいないんだって。使うのが難しいとかで。

でも俺は使えた。さぁ、お互い切り札出したし第二ラウンドと行こうか」


ルチアが編み出した三属性混合魔法、ドラウプニル。代々伝わる秘伝の魔法、アフィス。


ここからが本当の勝負である。

今回は属性混合魔法と他属性同時発動についてだよ!

例えるなら、属性同時発動は「火の玉と風の刃を出す」で、属性混合魔法が「火と風で作った刃」みたいな感じです。

めっちゃ雑に言うなら、同時発動はとんかつ定食、混合魔法はカツ丼です。

どちらもメインの食材は同じですが、全然別物ですよね?それは魔法も同じで、同じ火と風でも混ぜるか別々にするかで効果も変わっていきます

今回は以上!

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