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忘却の勇者  作者: くろむ
聖魔祭編
31/175

第三十話 ちょっとテンポ上げた方が良いかな、、とか思ってたり

『準々決勝第二試合終了!これにより準決勝第一試合はミナト選手対リヴェル選手に決定しました!

これまでの試合ではまだ余裕がありそうな様子のこの二名、次戦も必見です!!』


(まぁこれは分かってたけどさ。次の試合も敵討ちといこうか)


トーナメントもいよいよ終盤に近付いており、次々と猛者が集まっていく。


ミナト、リヴェルも順当に勝ち上がっており、準決勝でぶつかることとなった。


しかしミナトが今考えているのはその準決勝ではなく、準々決勝第三試合に行われるルチア対ベルの一戦についてだった。


(ルチアはともかく、ベルに関しては実力が良く分かってない部分が多い。

これまでの二戦じゃ正確に実力を測ることは出来ない、まぁそれ位実力が離れてたってことは分かるけどさ)


かつての仲間の子孫、ミナトには複雑な気持ちも確かにあるが今は純粋に彼の実力を知りたがっていた。


別に勇者の血族だからって強くあって欲しいわけじゃない。ただ強いのならその強さを見てみたい。

ただそれだけ。




『さー始まります準々決勝第三試合、ルチア選手対ベル選手!

ルチア選手の特徴は何といってもその魔法!学生ながら既に属性混合魔法を扱えるほか、一つ一つの魔法の威力・範囲が非常に強力であり、基本的に魔法使いが不利な一対一の本大会においてここまで勝ち進んでいる唯一の人物であります!

対するベル選手もここまで圧倒的な実力で勝ち進んできており、未だ底が見えない選手の一人であります!

しかしこの試合ではきっと彼の本気が見れる事でしょう!一聖魔祭ファンとして非常に楽しみであります!!』


「なぁ…なんかテンション高くなってきてない?あの人」


「同感だな、、俺も今同じ事を思っていたぜ」


観客席に居たミナト、トロールは実況のハイテンションぶりにも気が行っていたが、直ぐに話題は試合に移っていった。


「今回はどうだ?」


「またか?今度はお前の意見も聞きたいけどな」


(聞いてるばっかじゃ駄目だからね~)


「まぁ…それもそうか」

(あ、言ってくれるのね?)


トロールは真面目な人物であった。


「ルチアの広範囲魔法は確かに強力だが、あのベルって奴はリヴェルと同じでかなりスピードがあるように見えた」


「それで?」


「だから今回は動き回るベルにルチアが魔法を当てれるかの勝負、、になりそうではあるが」


「俺も同じ意見だ、ベルが本当にどこまでやれる奴なのかは分からない部分が多いし、ルチアもまだもう一つ位何か持ってそうだしな」


「…分かんねぇことは多いけど、面白い試合にはなりそうだな」


試合前の段階では概ね接戦が予想されていた。


そして実際に試合が始まって直ぐに、トロールはある事を思い出す。


「そういえばアイク遅いな」


もう既にあれからかなり時間が経ってるのでそろそろ戻ってきてもおかしくはない時間帯。


更にフレアとは違いそこまで怪我を負っている訳でもないので、疑念が深まる。


「…ま、怪我とかじゃないだろうし大丈夫だと思うよ」


あまり深く心配していない様子のミナトに、トロールが尋ねる。


「何だ、心配じゃないのか?」


「そうだな…あんまりしてないかも。だってアイクだしさ」


「…信頼って奴か?」


「まぁな」


(あんだけ頑張ってきたんだ、負けたらそりゃ悔しいよ。

今は存分に悔しがったらいい。これを乗り越えて更に成長していける、あいつなら)


と二人で話していたが既に試合は始まっており、激闘が繰り広げられていた。


『ルチア選手先程から属性混合魔法を連発している!そんなポンポン出していい代物ではないが今はそこじゃありません!

その代物を躱しまくっているベル選手の動きが素晴らしい!これは先程のリヴェル選手とはまた少し違った、、そう!ミナト選手と少し似た動きにも見えます!』


{確かに言われてみれば、、、でもどこか違う部分もある。

…速さか?こいつはミナトよりもスピード重視ってイメージだ}


(お、いいね。自分で考えてるな?それは本当に良い事だ)


試合を見て分析するトロールに感心するミナト、だが勿論試合にも目を向けていた。


広範囲・高威力の魔法を連発するルチアだったが、中々当たらない。


「…」


このままでは勝てない、そう判断したら即行動。


{見せてやるよ。これが今の私が撃てる最高の魔法!)


次の瞬間会場に居た全員が…いや。


世界は、ルチア・ソールという一人の少女を知る事となる

今回はルチアが撃ってる二属性混合魔法についてだよ!

まずは「属性混合魔法」についての認識から。

以前作中で触れた通り、この魔法を扱えるのは一握りの魔法使いのみ。

これを使うことが出来たら一流の中でも上澄みなレベルだったりします。

本来なら熟練の魔法使いが長い年月をかけて扱えるようになるものですが、ルチアは学生ながらこの魔法を平然と使っています。

これは本当に凄い事で、ルチアは数百人に一人レベルの逸材です

今回は以上!

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