第百六十一話 破りかけるその時……
「僕の話を聞いてくれないか」
絶望に沈み言葉すら出ないクラスメイト達に、アイクが語り掛ける。
「今僕達は危機的状況にいる、かつてない程の」
視線は全員アイクに向けているが、言葉を返す者はいない。
「ここから生き残るには多分二通りのパターンしかない。
先生達に助けてもらうか、自分達で相手を倒すか」
「おいおい相手を倒すって……本気で言ってんのか?」
ここで漸く返事は来た。
否定的な意見ではあるが実際そうだとしか言えない。
言葉を発さなかった者も、やっぱり……とまた暗い顔になったが。アイクは言葉を続けた。
「でも先生達が助けて来てくれるかどうかは、運次第の要素が多い。自分達でコントロール出来るものでない以上、期待するのはよくない」
「……」
皆この辺りで何かを感じ取り始めていた。
アイクの様子がいつもと少し違うという事に。
「一人でも誰かがここを抜け出して先生達を呼ぶっていうのも、現実的じゃない。リスクが高すぎる」
どの道だけどね。と付け足してから、アイクは一度言葉を切る。
それから一度深呼吸をして、気持ちを整えてから次の言葉を発す。
「敵を倒す事も出来ない、逃げることも出来ない。だからこのまま運に任せてそのまま……?」
言いながらもやはり恐怖はあるのか。
拳を強く握り、意思を貫き通そうという決意を再確認するように握られた拳を見つめる。
{ミナト……僕、もう迷わないよ。だから……}
「嫌だ…僕はそんなの絶対に嫌だ!」
これまでの後悔も、自身への怒りも、彼への憧れも。
その全てを乗せるように強く言葉を紡ぐ。
「抗ってみせる……!例え無謀だろうと、、ここで動かなきゃ皆が死ぬかもしれない。
まだ知り合ってから半年近くだけど、まだまだ知らない事もいっぱいあるし、友達とすら言えない関係なのかもしれないけど。それでも!誰一人として死なせたくない、皆で生きて帰りたい!」
{これまで守ってきてくれた君に、言いたい事があるんだ}
「だから僕は例え一人でも、あいつに……挑んでくる」
「!!」
最後の一言が皆に衝撃を伝えるのは、簡単な事だった。
あいつが一体誰を指しているのかが容易に想像できる以上、アイクの言葉は正気でないと言われても反論は出来ないかもしれない。
「アイク!冷静になれ、相手が誰か分かってるだろ?ミナトだったら絶対それを……」
その発言に最初に食って掛かったのはトロール。
しかしその発言を最後まで言わす事なく、被せるように告げる。
「ミナトだったら止めるだろうね、俺が時間を稼ぐって言うだろうから」
「…!」
トロールは、ミナトの次にアイクと居る時間が長い。
特に最近は三人で特訓していた事もあって周知される程には、だ。
だからこそ返す言葉が出てこなかった。
他の皆も、その男ですら駄目なのなら自分が言ったところで無駄だと悟る。
悟るしかない。
しかしそれでも、彼女だけは……フレアは声を挙げた。
「確かにミナト君ならそう言うと私も思う……でも!勝算や手があるから戦いを挑むんだとも思う。
アイク君には……あるの?」
「無いよ」
正直酷い事を言ったと本人は思っていた。
明確に彼と比較して、言うのも辛かったがそれでもアイクの為になればと思いなんとか言った言葉が。
想定よりずっと速く返されてしまった。
勝算も手も無い、と即答した姿に益々皆は正気を疑ったが。
それでも今のアイクは強かった。
「ほんの少しでも僕が時間を稼いで、皆が逃げられるなら。ホワイトワイバーンとの一騎打ち位やってみせる」
普段の優し気な、正しく好青年といった様子とは違う。
ずっと心の内にあった強い芯の部分。
時折感じる程度だったそれが、今明確に出てきているのだと皆悟った。
執念でミナトに喰らいついて行く様を、何事にも全力で臨むその姿勢を。
真っ直ぐな瞳を見てきた。
「意思は固いみたいだね、アイク君」
次に声を挙げたフラジオも、結果は分かっている様子。
「うん」
「だがこれは友として言おう。みすみす死なせる訳には行かない」
「じゃあ戦う以外の方法はある?僕には思いつかなかったけど、フラジオ君なら思いつくの?」
「……少なくとも君一人で戦うよりは算段が高いものならね」
「どんな?」
「僕も一緒に戦うのさ、単純に数も戦力も増えるから稼げる時間も増えるし。生存確率も高くなる」
「!」
驚きこそあれど、皆話の行く末を見守るばかり。
誰も口出しはしなかった。
「さっきミナト君の名前が出たね。多分僕や直接名前を出した二人以外も思ってるんだと思う、彼が居てくれたら、って」
アイクも今は口を挟まず話の続きを聞く事にしたのか、ただ真っすぐ相手の目を見つめるばかり。
「僕はね、彼の事を思い浮かべた時思い出すんだ。自分が過去皆に大きな…消えない失態を取ってしまった事を。
だからアイク君の話を聞いて直ぐ思ったよ、彼を習うアイク君が行くのなら僕も行こうって。
皆を助ける選択肢があるのなら、自分の意思でその道を選べるのなら絶対に選ぶ。例えそこが死地であろうと、僕は命を懸ける理由がある」
「それは違うよ!あの事を気にしてる人なんて居ない!そう皆で言ったでしょ?」
「違うかい?もしこの意見が違うというなら、君の話しも随分突飛なものなのは認めてほしいところだ」
「……うん、別に僕の意見が最善だとも必然だとも思わない。ただ現状考え得る中で、このまま何もしない問う事が一番の悪手だと思ったから戦うんだ」
「それならこっちの意見も同じじゃないかい?君一人よりも、きっと稼げる時間も増える。そうすれば他の皆が助かる確率も上がる。
まぁ僕が足手纏いだと言うのなら話は別だけど」
「足手纏いなんてそんな……!」
「言ったね?じゃあ僕は君にと一緒に行く事にするよ。悪いけど、僕も同じで意見を曲げるつもりはない」
フラジオはフラジオで、意思が固い。
未だに誘拐事件を己の責任であると思ってるのは、些か責任感が強すぎる事だが。
それも口実の一つ。
最大の目的はアイクを生かす事。幾ら言っても一人で挑める相手じゃない、時間稼ぎすら怪しい可能性がある。
「という訳で、僕はアイク君と一緒にホワイトワイバーンと戦う。皆はどうする?話通りなら、僕らが時間を稼いでる間にここを脱出して先生達を呼びに行ってもらうけど……」
「……」
皆押し黙る。
このまま動かないのは許されない。その選択肢だけはない事を、暗にフラジオは告げている。
選べるのは二つ。
二人が時間を稼ぐ間に洞窟を抜けて教員達を呼びに行くか、それとも……。
「私は!」
少しの間生まれた静寂を破ったのは、フレアだった。
「時間を稼ぐ事なら得意だし…というかそれ以外に取り得もない位だから……戦うよ」
「分かってると思うけど。相手は化け物だ、勝てる戦いじゃないし、相対した瞬間死ぬ可能性すらある。
だから外に助けを求めに行くのは合理的な判断だし、助けが欲しい僕の本音でもある。
確かにフレアさんなら上手く立ち回れるだろうけど別に……!」
「気に入らねぇな」
フレアの戦うと言う話を聞き、いつものお人好しのせいで冷静でなくなっているのかと思い。言葉を並べたアイクに対し、割って入って行ったのはルチア。
「おめぇの話は分かった、ただあの言い方じゃまるで。私達を戦う勇気の無い腰抜けか、守るべき対象として見ているかのどっちかにしか感じなかったぜ」
「!…そ、そんなつもりは」
「ないんだろ、知ってるよ。だが気に入らなかったのは事実だ。舐めてんのか?私を誰だと思ってる」
そう言うルチアは、いつにも増して凄味を醸し出していた。
普段の圧とかそんな次元ではない。
確かな己への自信と、少しの怒りを孕んだ様相。
「だいたいミナトミナトって揃いも揃ってな……あいつはお前らの何だ?所詮は他人だ。
いつまでもあいつがお前らを守ってやる訳でも、見ててやる事もする訳ねぇだろ。他人に甘え過ぎなんだよ全員」
「……だから今、僕が立ち向かうんだよ」
「は?」
こうなった彼女に真っ向から向かっていける人物は数少ない。
少なくとも以前のアイクであれば、ここまで直接は行けてなかっただろう。
「守られない為に…見てもらうでも、後ろから見てるでもなく。並べられるように……いや、追い抜く為に今!僕は戦うんだ!」
「……」
「そうだ、頼ってたさ、甘えてたさ。そんなこれまでを乗り越えるには今しかない!今立ち上がるしかないんだよ!」
「……だよと、お前ら」
胸の内をぶちまけたアイクに対し、ルチアは冷静に皆にそう告げた。
そこで言った方…言わされた方も気付く。
彼女は皆に聞かせる為にわざと煽っていたのだと。
聞かされた方も、その真意に気付く気付かない関係なく。
再び考える。
自分が今、どうするか。
どうすべきかは勿論、どうしたいのかも含めて。
「私は乗るぜ、気に入った」
「!……そ、それって」
「決まってんだろ?魔法使いならホワイトワイバーンと打ち合うのなんてやってみてぇに決まってる」
いや、そんな事を思うのはきっと世界を見渡してもルチアくらい……と内心思った事は置いておき。
彼女はどうしたいのか、ハッキリとさせた。
そこにすべき事が入っているのは実力あっての話であるが。
少なくとも挑むという精神性と、判断という点において彼女は明確に先を行っている。
その判断をするのに、彼女の実力と自信あってのものであるのは確か。
しかし自分達はさっきから言葉一つ発さないまま。
逃げると言うなら逃げるで結論を出す事もせず、ただクラスメイトを置いて行く事も出来ない。
ずっと意見を決めていないだけ。
ルチアだけでなく、フラジオやフレアも既に結論は出している。
「俺も戦う。盾役が味方に守られるなんて以ての外だからな」
「右に同じくって奴かな!デカブツ相手なら最大出力ぶつけられそうだし」
続く様にトロールとオーズも名乗り出る。
「二人共……」
「止めるなよアイク、ミナトに助けられてきたのはお前一人じゃない。俺だってあいつに出来る限り恩は返したいんだ。
今あいつは居ないけど……このクラスを守る事がそれに繋がる事だろうし!」
「そうだ。短い期間だったかもしれないが、俺もお前と一緒に鍛えられた身。守る為の力を蓄えてきたんだ、ここで立ち向かわなくてどうする」
言い出さなかっただけで、実は最初からアイクと共に戦う事を決めていたトロールなんかは特に肝が据わっている印象が強く。
オーズはと言うと、強気に拳をぐっと体の前で握ったりしているが。少しその手が震えているところから完全に恐れが無いという訳ではない事が分かる。
勇気や思いの種類に差こそあれど、更に二人が戦う事を宣言した。
しかしここまで名乗りを挙げた者は、言ってしまえばクラスの中心的な人物達であり。
実力的にも主力メンバーで戦闘経験も他の皆よりも少し多い。
言わなければならないのは分かっているが、あと一歩。あと一歩の勇気が出ない。
自分達は知らずともそれぞれ特異点を持つ優秀な世代として、周囲にはそれなりに認知されており。
これまで入学前も努力を重ね、入ってからも規格外のクラスメイトなどを見ながらも折れずに精進を続けてきた。
そんな彼らはある事実にもう気付いている。
才能と言うものはあるのだと。
分かり易い例で言えばルチアだ。
彼女の魔力量なんかは後天的な努力も当然あるにしろ、潜在的な才能が決め得る資質の割合が大きい。
ミナトは少し例外であるとしても、それに着いて行きあれだけハードな鍛錬を積んでいるアイクも相当だ。
自分には無理だと思ってしまう程アイクが日々特訓しているのも知っているし、もし仮に同じ位努力できたとしても。同じほどの成長は出来ないだろうとも思ってしまう。
オンリーワンな特技を持つフレアやオーズ。
唯一でなくとも、自分が出来る事を模索し進み続けるトロールもそう。
だからこんな状況でも折れず、立ち上がろうとする彼らを見て。
精神面ですら差が開いていると思ってしまう。
自分達はああはなれないと。心すら強くないないのかと。
だからこそ、次に立ち上がった人物が彼らにとって。
ある種もう1つの輝きとして強く映った。
「僕…も、一緒に戦うよ」
「!」
多くの者が、この人物の発言に驚いた。
もし続く人が出てくるのだとしてもまさか彼だとは思わなかったから。
「……いいの?相手が相手だ。危険度はこれまでの比じゃないよ?」
「だよね、うん。アイク君達ならまだしも僕が相手なんてとても無理な話なのは分かってる」
警告をするアイクに対し、この男は困ったように頭を指で掻きながら答える。
「でももしね?ここで勇気を出さずに……後で後悔するのは嫌だと思ったから。
実力とかじゃなくて、心をスッキリさせないままって言うのはさ。なんというか、、、駄目だと思ったんだ」
クラスの大半が驚いていた中、唯一1人だけ彼の行動に驚いていない人物が居た。
オーズだ。
そう。この人物、以前剣術の授業でミナトとペアを組みたいと相談していた彼である。
ルール変更後順々にペアを回しているが不運にもまだ組めていないものの。願い自体はミナト本人にまで届いており。
彼がそんな事を言ったのを知っているのは、他にアイクと最初に相談したオーズのみ。
「僕、その、、アイク君程じゃないかもしれないけど、ミナト君に憧れてる気持ちもあって……。
自分なりに一生懸命訓練しても、ミナト君はおろかクラスの皆にすら追い付けてないんだけど。でも」
見た目も能力も、ごくごく平凡。
お世辞にも成績が高いと言える部類ではなく、真面目であると評判な位。
正直彼よりも優れている生徒はこのクラスには大勢居る。
「心ですら負けてしまったら駄目だって……アイク君を見て思うんだ」
「ぼ、僕?」
「そう。アイク君よくさ、自分の事を下に見がちだけど、僕達は知ってるんだよ。君が本当に凄い人だっていう事」
皆が知っている。
今彼が立ち上がった事を意外に思った者も、更に言えばアイクが戦う事を選んだ事を驚いた者も。
等しく分かっているのだ。
ミナトは凄い。そんなのは同じクラスでなくても分かる、積み上げてきた実績が証明しているのだから。
しかしアイクはと言えば、現状目立った功績や戦績は少ない。
ギフトシュランゲ討伐は大金星であったが、それは共闘していた人物達の影響も大きく。アイク一人としての結果ではない。
聖魔祭でも団体戦以外では正直あまり目立った活躍は無く、名声等と言ったものは未だ無いと言っていい。
だがここに居る皆は知っている、最近の目覚ましい成長を。これまでの途轍もない努力を。
第一学園への留学時にはちょっとした手合わせ程度であったとしても、聖魔祭ベスト4のベルに勝利し。
先日行われた学内の剣術大会においても結果は出始めていた。
「このクラスのリーダーは、確かにミナト君かもしれないけど……じゃあ次は誰?って言われたら、それはきっとアイク君だよ」
ミナトが一番なのは事実だ。変えようがない事実で皆の共通認識。
ならその次、代わりを務められるのは?
代わりにはなれないのかもしれない。
いや、彼の代わりなんて到底出来ないだろう。同じ事が出来る人物なんて居る方がおかしい。
でも代わりでなく、別に選ぶとしたら……。
きっと思い浮かぶ人物は皆同じだ。
「……俺も一緒に戦おうかな、、なんて……」
「!」
ここで遂に、新たな人物が宣言。
「待て待てお前正気か?冷静に考えろ」
「いや冷静になるのはそっちだぜ?だって考えてみろ、ここまでメンツが揃ってんなら時間稼ぎ位……出来そうじゃね?」
「クラスでレイド戦……ロマン」
「ルチアさんも居るんだったらまぁ、、、勝負にはなるのか?」
個人差はあれど、徐々に先頭に乗り気な生徒が増えてくる。
「お前ら一旦待て、勇敢なのはいいが勢いに任せて決める話じゃ……」
「まぁ待ちたまえよトロール君。でもそれはそれとして、、一回話を聞いてほしい皆!」
状況が騒がしくなりつつある中フラジオが場を整える。
「アイク君、僕はさっきの意見に同意している。このクラスでもしミナト君以外のリーダーを決めるのなら、それは君だと。
だからこそ問いたい、勝算は無いと言っていたが…あれは本当かい?幾ら理由を挙げたとしても、命をわざわざ捨てるなんてそれは勇敢でも夢想家でもなんでもない。ただの自殺志願者さ。
本当は何かあるんだろう?」
「その、、僕の事を色々褒めてくれてるのは一旦置いておくとして……。
勝算と言うには弱いけど、、、勝負に持ち込む算段位はまぁ一応」
「!!」
ここで驚きの発言。
もし算段があるのであれば、話しの根底が変わってくる。
「ただそれは……僕一人じゃなくて、皆で戦った場合の話しであって。一人だったら本当に走り回って時間だけ稼ごうと思ってたんだよ」
「言わなかった理由は、大方。リスクが大きいから強制は出来ないとかそういうところかな?」
「うぐ…!本当に鋭いね……」
「君は本当に全く……で、勝負に持ち込める算段ってのがあるのだとして。もう一度聞こう。
皆、ホワイトワイバーンと戦う意思はある?」
「あのね、もう一回になるけど。本当に強制も助長もしたくない、もし戦いを避けるのだとしたらそれはそれとしてプランがあるから」
「要はどっちの選択肢もあるって事だろ?」
「そう!一応作戦通りに行けば命の危険は限りなく削ぎ落せる……挑んでみるか堅実に行くかのどっちか、って感じかな」
一度は傾きかけた意見。
そこに安全性やら計画まであると知れば、気持ちは固い。
誰も言葉は発さなかったが目だけで伝わって来た。
「……分かったよ、皆で戦おう」
彼等一組にはある種の願い……目標がある。
全員が認めるこのクラスのトップ、ミナトに対して。
基本動じる事の無いあの人物を驚かせて、いや。
度肝を抜かせてやりたいと言う思いが、彼らの中に密かに宿っていたのだ。
これはその絶好の機会であり。自分達の成長の為にきっと必要なものだと言う確信もあった。
「じゃあ作戦を決めよう、あんまり時間は無いから急いで話すね。先ずは……」
そしてこの流れの中心に居るのは、間違いなくアイクである。
本当はこの課外授業の話は、もっと短くパパっと終わらそうと思っていたのですが。
いざ書いてみると「あれ?この話結構大事なんじゃね?」と思い始め、普段より一層気合を入れ。
ああでもないこうでもないと考えていると、気が付けば二週間……。
ようやく戦闘に入れそうなんで次回はもう少し早めに挙げられるはず、、、少々お待ちを!