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忘却の勇者  作者: くろむ
後生一生編
166/175

第百六十話 闇が暗ければ暗い程、光はより一層輝く

今回書く範囲は本来前回に纏める予定だったのですが……それは無理だったろうし。しなくて良かった

絶対におかしいこの状況に際し、皆暫く言葉が出ず静寂の時が流れたが。

それを破ったのはアイクだった。


「……信号!先生達を呼ぼう」


ハッと思い出したのは、今回支給された魔道具。

緊急時に教員達へと信号を送る事が出来、万が一に備えての安全策としてこれを使おうと提案。


確かに今はある種緊急事態と言ってもいい。それにこれを使えば授業は失格扱いで即撤退、みたいな事もない。


万が一の為の道具なのだ、念の為使う。という発想の方が正しい。


仕組みは簡単。

ボタンに触れ僅かでも魔力を流せば術式が自動的に発動し、指定された受信側の魔道具へと伝達される。

複雑性もなく、手間も掛からない。即座にアイクが送った信号が待機している教員達に伝わる……筈だった。


「!」


事態に最初に気が付いたのはルチア。

魔法以外にも魔道具にも精通していたお陰で、今回渡された物も多少調べていたのだ。

だから仕組みを知っている彼女には分かった。さっきの信号が届かなかった事が。


{結界で信号が遮断……魔力阻害か?兎も角厄介な事になりそうだな……}


「ルチアさん?」


一人険しい顔で思考を巡らせる彼女に、フレアが心配そうに名前を呼ぶ。


「……大丈夫だ、ただちょっと話がある」


隣のフレアに一声掛けてから、彼女は集まっていたアイク等だけでなく。

クラス皆に集まるよう言って聞かせた。


彼女がこういった事をするのは意外だという事もあり、皆直ぐに言われた通り集まり。彼女の言葉を待った。


「この配られた魔道具。信号を送って緊急事態を知らせるこれだが……恐らく今この場では使えない」


「!?」


そして最初に出てきた言葉に、皆が驚きを隠せない。


「…ルチアさん、それってもしかしてさ。さっき僕が使ったのが失敗したから?」


「そうだ。この洞窟に張ってある結界、探知の妨害だけじゃなく魔力阻害の効果もあるんだろうな。それのせいでこの魔道具は使い物にならなくなっちまった」


「魔力の信号を伝えるからそうなるのかもしれないけど……でもだとしたら」


本当に、誰が一体何故この場所でそんな結界を張ったのか。


もしかすると、公でない集団や個人がこの場所を拠点とし何か知られてはマズい事でもしていたのか。もっと恐ろしい話をするなら今も誰かが潜んでいるのではないか。


結界は自然に張られるものではない。魔物が張る者でもない。

結界を使うのは人間か、魔族か。

どちらにしろ学生の彼らを恐怖に陥れるには充分な状況だ。


得体の知れない場所で、万が一に備えた魔道具は使えなくなった。命綱が切れたようなものだ。


「お、おいこれ……ヤバくね?」

「落ち着けって、今パニックになったら余計マズいだろうが」

「早くここを出た方が良いんじゃない?」

「でも結構数いたよ?今も外で暴れてるみたいだし、もう少し時間を……」


動揺する者も、落ち着かせようとする者も、困惑しながらも考えを回す者も。


反応や受け取り方は人それぞれだとしても皆冷静さを欠いているのは事実だった。


「待て待て落ち着けお前ら」


そんな中、まだ冷静を保っていられる彼らが声を挙げる。

最初に出たのはトロールだ。


「確かにこの状況はあまり良くない、でも何も変わってもいない。ただ事実を知っていてるだけだ。

焦る必要はない」


{そう、状況だけを考えれば何も絶望するところはない。

確かにこの場所が得体の知れない、なるべく離れた方がいい場所。ってのは事実だけど、まだそれは疑念の段階だ。

今考えるのはそんな事じゃない}


続いて声を挙げたのは、アイク。


「そうだよ皆!幸い今は全ての班が集まってるし、先生達もそう離れた所に居る訳じゃない。魔道具が使えなくても救援を呼ぶ事は十分出来る」


二人の声に少しずつ全体が落ち着きを取り戻しつつある中で、今度はフラジオが声を挙げる。


「状況を整理しようじゃないか。

今僕達が居る洞窟は結界が張られている、だから魔道具が使えなくて先生達を呼べない。

でも思い出してほしい、そもそもどうして先生に頼ろうとしたのか?万が一の為だ。命の危険を感じたからじゃない。念の為使っておこう、の段階だったはずだ」


やはりいざという時に頭がキレる男。

普段の読めない様子とは一変し冷静でいて、悲観的でも楽観的でもない現実をありのまま伝えている。

先の二人が精神的な事を訴えた後でこそ効果のある話だ。


「確かにこの洞窟は奇妙な点が多く、離れた方が賢明だろう。そしてその障害として外に群がっている魔物達がある。

しかしさっき皆もしていたように、あの狭い入り口を使えば相手の数が多くても戦闘は成立する。それにアイク君も言っていた通り今僕らはクラス全員が揃っている。

出来る事は無数だ、突破する事位ならそう難しくはない」


つい先ほども圧巻の魔法を見せたルチアも居る。

それにゴブリンの大群を返り討ちにしたという経験もある。


課外授業は今回が初めてではないし、命の危機があったのも初めての経験ではない。


「確かに全員居ればさっきの奴等位なら…」

「もし魔族でも人間でもさ、この人数で掛かれば勝てるっしょ!」


士気は再び盛り返しつつあり。

諭す側に回った事でアイク等も現状への認識を更に強める事が出来た。


{よし、この調子なら…!}


行動に出るなら今しかないと、もう一度声を挙げる。


「じゃあこれからする事を纏めよう。

先ずすべきは洞窟内の安全確保、偵察だと思うけど……これは僕が走って確認して来るよ!」


「……」


流れがついて来て、活気が溢れていたと言うのに突然皆黙りこくってしまう。


「え?何?皆どうかした?」


言葉にするのは少し難しいが何と言うか……生暖かいというか、据えたような目で皆アイクを見ている。


困惑するのみで全く分かっていない彼に、「お前なぁ……」と呆れた様に切り出したのはトロール。


「ちょっとは休め」


「あだっ」


軽いチョップを頭に受ける。


「さっきからずっと動きっぱなしだっただろうが」


「いや待ってよ!僕まだまだピンピンしてるよ?普段どれだけ鍛錬してると思ってるのさ」


最後の言葉を聞けば納得してしまいそうになるが、そういう話ではない。


「アイク君、僕も止めさせてもらうよ」


「ちょフラジオ君まで?」


「そりゃそうさ。貴重な戦力には体力を温存しといてもらわないと」


思ったよりも皆意見が固いと思い、最後縋るような目で視線を向けたのはフレアだったが……。


無言で頭をフルフルと横に振られてしまい撃沈。


{フレアさんまで……この前体力なかったところ見せちゃったからかな。

ミナトが帰ってきたらもっと体力作りについてお願い…するのは辞めとこうかな。個人的に練習するだけにしとこう}


一瞬マズい領域まで踏み込んだと思い、寸でで留まったが。

悔しい思いは事実として残っていた。


その不満げな様子を見て、しょうがないといった様子でフレアが話しかけてくる。


「多分ミナト君がここに居ても、今は休むよう言ってたと思うよ?」


「うぐっ……」


体力切れたらどうするんだ、休んどけ。

あしらわれる雰囲気で言われる様が容易に思い浮かぶ。


{た、確かに言う。ミナトだったら言うだろうな……}


フレアの高い解像度から来る言葉に止めを刺されたアイクは、渋々意見を吞み。

偵察役はまた別のクラスメイトが引き受けたのだが……。

この決めた役割が全く意味のないものになってしまったのはそう遠くない話。どころか、直ぐに分かった。


三名ほどで構成された偵察班は、前衛後衛や頭脳面や性格等も考慮して選ばれ。

皆の期待を背に洞窟奥部に足を延ばした。


まだ歩いてすぐ、と言うより数十秒足らずである事に気が付く。


「これずっと壁だと思ってたけど……岩か」


入り口付近で全員が集まっている所から見えていたそれは、当初壁だと認識していたが。

近くまで行くと。正確には上の方まで見ると壁ではなく隆起した巨大な岩である事が判明。

縦だけでなく横もかなりデカく、壁と勘違いしてもおかしくないサイズ。


道は左にも続いていたが、右側は開けた様になっており。

明かりの事も考えると恐らく大きな空間が広がっているのだろうと分かる。


問題はここから。


{ん?こっちの方がちょっと明るいな……少し警戒しつつ見てみるか、っと}


その岩の近くまで行くと、向こう側は明かりが強い事を確認し。岩の横側から奥がどうなっているのか様子を見ようとした瞬間。


それが視界に入る。







三人が奥へ進んでから数分経ったかどうかという頃。

全員が血相を変え走って戻って来ていた。


「ちょ、ちょっと皆どうしたの?そんなに慌てて…」


ただ魔物に遭遇して撤退してきた、というにはあまりに様子がおかしい。


血の気が引き。僅か数分で疲弊しきったような表情をしている。


「あれはヤバいなんて話じゃねぇ……今直ぐここから出るぞ!」


戻って来たうちの一人がそう叫ぶ。


「ヤバいって何の話だ、落ち着いて話せ」


アイクに続いて三人の元に寄って来たトロールがそう促す。


「ホ、ホワイトワイバーンだ…あいつが居たんだよ!」


この場の全員がその名前に反応する。

何故ならそんなモノ、ここに居るはずがないからだ。

今回課外授業で選ばれた場所は、生徒達でも力を合わせれば倒す事が出来るかどうか、のラインの魔物がいる場所。


最上級の討伐難易度を誇る、天災クラスの魔物。


そんな化け物が生息している筈がない。

ないのに……。


血相を変えてあそこまで必死に訴えかけるクラスメイトの姿を見ると、その言葉が嘘であるとは思えなかった。


皆が一瞬息を呑んだ後、直ぐに細かい状況を聞こうとトロールが口を開こうとした瞬間。


「ーーーーーーーーーーーー!!!」


耳を覆いたくなるような咆哮が飛んでくる。

明らかに人間のそれでない音に、驚く間もない程次の展開は巻き起こった。


途轍もない魔力反応があったと思うと、次々と爆発音が鳴り響き。その爆発は身近な場所にも訪れる。

魔法が放たれたのだと理解するのに時間は掛からなかった。

乱雑に撒かれた魔法が洞窟内を強く揺らし、皆が居る真上の方にも一発飛んできていた。


{ここに居ちゃ駄目だ!}


いずれ巻き添えを喰らうと判断したアイクはバッと洞窟奥へと目を向け。

そして叫ぶ。


「左の通路だ!そこに避難して!」


大きな岩を境に別れている二つの道。

右側は大広間…ホワイトワイバーンが居る方向であり、もう片方は本来偵察班が行く予定だった場所。


音と飛んで来た魔法の角度からそっちならまだ安全かもしれないと判断したのだ。


「全員走れ!俺が防御に周る!」


トロールが続けて声を出し皆を先導。

大きな盾を構えて避難の援護役に立ち、皆が動く上での安全を確保する動き。


ここで皆一斉に動き始める。

ホワイトワイバーンがいるのなら、死の想像は容易につく。

生きなければという本能からくる行動で必死に通路まで走った。




「はぁっ……はぁっ……」


幸い行き着いた通路は直ぐ行き止まりがあり更に奥から魔物が来る心配はなく。

位置的に魔法が飛んでくる可能性もない。

比較的安全な場所ではあった。


だが危機から逃れられたとは誰も考えていない。


追手が来ないだけで袋小路も同然の状況だ。


魔道具が使えず救援は呼べない。

呼ぶために外に出ようとするには群がっている魔物達を相手する必要がある。

そして今、魔物達の相手をしようと出たものなら。ホワイトワイバーンがまき散らす魔法の巻き添えを喰らう可能性が高く。

前の魔物だけならまだしも、後ろから来る魔法は平気で命を落とすものがぽんぽん飛んでくる。


当然、そんな状況でまともな戦闘など出来る訳もない。

間違いなく両方の脅威に同時に対応する事が出来ず死ぬのがオチだろう。


{確かに時間が長い間経てば先生達も異変を察知して洞窟に入って来てくれるかもしれない。

それまで洞窟の方が持つのか?恐らくホワイトワイバーンはこっちの存在に気付いてる。知性の高い魔物だ、無暗に暴れてる訳じゃないきっと。

でももし仮に、洞窟が持たなかった場合僕達は生き埋めだ。絶対に避けたいけどでも……}


長く居続けると場所自体が崩壊する可能性が高い。

事実まき散らした魔法によって一部瓦礫が上から降って来ていたりするからだ。

魔力が多い魔物……特に通常種に比べて魔法に特化したタイプであるホワイトワイバーンなら。魔力切れ等は考えない方がいいだろう。


教師たちが突入してくれるかどうかは運次第。

それまで洞窟が持つかどうかも、自分達ではコントロール出来ない事だ。


不確定要素が強すぎる。なら自分達の手で道を切り開く?


{誰を……相手に……}


最高クラスの冒険者パーティーが複数組んで討伐を目指すような魔物に、幾ら優秀とは言え学生一クラスで挑む。

勇敢と言えるものじゃない、ただの無謀だ。


そして、更に状況を悪化させているものがもう一つある。


ゆっくりとアイクが歩みを向けある人物に話しかける。


「テラ君、入り口の壁。あとどれ位持ちそう?」


洞窟に逃げ込んできた際、魔法で入り口を塞いだ彼に聞いた。


「多分……そう長くは持たない。十分は持ってほしいところだけど、、どうだろう」


どちらも声は小さかったが、誰も言葉を発していなかったお陰で皆内容を聞く事が出来ていた。


絶望もいいところだ。

この状況で魔物達までこちらに流れ込んでくる可能性があるなんて。


さっきまでと違い今自分達には逃げ場がない。

物量で押し切られる可能性がある。現状頼みの綱であるルチアの魔法も、ここまで狭い空間では本領を発揮し辛い。

仮に全力を出せたとしても、彼女の魔法が更に洞窟へダメージを掛け崩壊を速める可能性がある。


さっきまでまだ余裕のある顔をしていたトロールやフラジオ、フレア。ルチアでさえも、今は苦しい顔をしている。

誰も言葉を発さなかった。


ただただ絶望の感情が皆の心の中を渦巻いていて、何を話せばいいのか。そもそも何を考えても手詰まりにしかならず。

言葉を発する以前の問題。



時折響くホワイトワイバーンの魔法による轟音以外、音はない。




これまでも命の危険はあった。

大量の魔物と戦闘する事になった王都防衛戦もそう。

突如現れた謎の人物にクラス毎誘拐された事も。

合宿中に想定外の怪物が現れたり、魔族の襲撃に遭ったり。


だがこれまでと決定的に違う事があった。

さっきも言った命綱…所謂背後にある安心出来る存在だ。


王都防衛戦や合宿時には、国内でも精鋭と呼ばれる教員達が居て。

自分らはあくまでバックアップに近い役割であり。第一線で無かった。

例外として誘拐事件の際は本当に危険度が高かった、今でも当時の事を恐怖に思っている者が居る程だ。


しかしその時も。


他の場面でもそう、基本的にどんな事態に遭った時でも。

彼等には一人大きな存在が居た。


ミナトだ。


どんな時でも先頭に立つ、その背中を見てきた。


どんな時でも負けない、強くあり続ける様を見てきた。


どんな時でも、彼は近くに居てくれた。


それが今日。

彼等にとって初めて、ミナトが居ない窮地が訪れていたのだ。


誰一人として言葉にしていないのに皆同じ事を思っていた。ミナトが居てくれれば……と。


冷静に指示を飛ばし、皆を纏めて現状を打破してくれただろうと。

例えどんな困難が来ても彼が居れば、なんとかしてくれるのではないか。

目の前の壁を切り開いてくれるのではないか。


皆にとって絶対的な頼りで、光でもあった彼の不在。

それがここまで響くとは思っていなかった。


過去一番の窮地と言えるこの状況の中。

よりによって今、ミナトが居ない。

ある意味最初でもあるし、最後とも言える頼りの存在。



しかし、現実はこうだ。



{……確かに、ミナトが居れくれたらと僕も思う}


状況は絶望的の一言で表現できる程シンプルで、苦しい。


{死ぬかもしれない。

これまでのどの瞬間よりもそう思うし、実際過去一番のピンチだ。正直逃げ出したい}


度々聞こえてくる轟音が鳴る度、皆の体が震える。

死が自分達の直ぐ近くにあるのだと分からせられる音だ。


{でも……違うだろ?}


今まで積み上げてきた全ての努力が軽く消し飛んでしまいそうな相手がいて。

あったはずの命の予防線は無くなって、普段あれだけ頼りにしていた師匠も居ない。

共に強くなっていっていると思っていたクラスメイト達も、皆絶望の顔を浮かべて動かない。誰も声を挙げない。


{皆は弱くない。幾らミナトが居たとは言え、これまでピンチを乗り越えて来たのは事実だ。

一緒に過ごして、教えて貰った事。見て学んだ事。全部消えないし今でも使える}


ただもし、まだ希望があるとすれば……。


希望があるとするならば。

いや、希望が今ないならば。


{今僕がすべき事……}


思い返すは、自身の思いの源。まだ心の中奥深くで燃えているものが。


一体どこから来たのか。


{ドラゴンを倒して村を救ってくれた冒険者の人。

物語の中で見てきたおとぎ話の勇者様。そして……}


この状況の中、立ち上がる勇気がどこから湧いてくるのか。


{並べるような……いつか追い越したいと思える。

隣に居てくれて、手を差し伸べてくれて、心から憧れている人}


もし勇者の定義が。勇気あふれる、勇気のある行いをした人だと言うなら。


{ミナトに追いつくには……追い越す為には……今}


()はきっとそこに当てはまるだろう。


{今、立ち上がらなきゃならない!}


絶望に沈み、希望を見出せず俯いたままの友に。

救いを求めている彼らに。


「皆」


まだ心の中の熱を灯し続けている一人の少年が、語り掛ける。


「僕の話を聞いてくれないか」

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