戦闘と狩り
次回未定の不定期投稿!
準備を整えて王都の正門を出て近くにある森に来ていた。
この森はそこそこの広さで小鬼どもが根城にするにはピッタリの場所だという。
そんなわけで現在いつでも魔導書を出せるように左手を魔導書に当てながら進んでいく。
私の後ろを半歩離れてついてくるサエン。
その左手にはすでに鉄の直剣が握られていた。
そうしてしばらく歩いたところで何かが木の枝を踏みつけた音が聞こえた。
すぐに魔導書を抜き構える。
奥からやってきたのは3匹の小鬼だった。
「ギャギャ!グギャギ!」
「サエン!止めろ!」
小鬼が突撃してくるのと指示を出して後ろに下がったのは同時だった。
しかし小鬼は私より足が速く...それよりもサエンの方が速かった。
サエンが入れ替わりで前に出て2匹の小鬼を止めた。
しかし残り1匹が前の2匹を足場にしてこちらに跳んできた。
「丁度良い!〈闇の拳よ〉!【ダークフィスト】!」
素早く詠唱して発動した【ダークフィスト】が跳び上がり無防備だった小鬼の腹に突き刺さる。
「【ダークエッジ】!【ダークエッジ】!」
【ダークフィスト】に打ち抜かれて堕ちたところに【ダークエッジ】を2発放つ。
するとその小鬼は動かなくなった。
「よし、サエン!援護す...る...」
そう言って見た光景は2匹の小鬼の首を同時に剣で貫いているサエンだった。
ちょっと強くない?
少しの間見てるとサエンは剣を引き抜いて血を払って鞘に納めた。
「このくらいならもんだいない」
「そうか...じゃあいいか」
一応詳細の腕輪で小鬼のステータスを見てみよう。
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名前: 性別:雄
種族:小鬼 Lv2
HP:0/50 MP:10/10
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私が倒した小鬼はこんな感じだった。
他の2匹はLv1が1匹だけ居たけどもう1匹は2だった。
というかサエンはまだ剣を使って数時間なのにここまで戦えるとかすごいよなぁ。
逆にこれが敵になると思うとゾッとするね。
さて、この調子で小鬼を狩っていこう。
依頼書には10匹の小鬼の討伐って書いてあるけどそれ以上討伐すると報酬に上乗せしてくれるらしいので積極的に狩っていこう。
その前に剥ぎ取りナイフを鞘から抜いて小鬼の死体に突き刺す。
すると小鬼の討伐証明部位の右耳と小石程度の石を落とした。
この小石は魔石と呼ばれるもので魔物だけが持つ魔力だけでできた石。
魔石は魔力だけで作られたものなので魔道具に埋め込むことで代わりに魔力を使ってくれる便利なものだ。
この魔石はどの魔物からでも落とす可能性があるのだがその大きさ、品質にはバラつきがある。
小鬼のような弱い魔物では低品質の小さい魔石しか落とさない。
他の小鬼も証明部位と小石の魔石を落とした。
さっさと倒してやってみたいことをやろう。
結果は計13匹の小鬼を倒すことができた。
落としたのは証明部位と小さな魔石だけ。
まぁこの程度の魔石でもある程度まとめて売ればそこそこの値段になるだろう。
さて、ここからは趣味の時間だ。
手頃な小鬼を探しているけど大体Lv1か2だった。
依頼の分をやっているときはLv3が2匹か3匹いたんだけど全く見当たらない。
そうして探しながら狩ること30分。
すでにお昼時を過ぎて若干腹が減ったのでご飯にしよう。
そのために木の上で木の実を食べていた鳥を【ダークエッジ】で叩き落して血抜きをして焼く。
焼いている間にとあることをするための準備をする。
用意するのは先ほど仕留めて抜いた血と今まで倒してきた小鬼が落とした小さな魔石。
血を中身を飲んで空になったポーションの空き瓶に入れて【ダークフィスト】で粉々に粉砕した魔石も入れて混ぜる。そうしてできるのがこれ。
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簡易媒体インク 作者:サクロ・ハンツァー
動物の血にあまり使い道のない小さな魔石を砕いて混ぜて
魔力を込めたもの
これを使って魔法陣を書けば少々効率が落ちるが問題なく発動できる
魔法陣が完成するだろう
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これを使って魔導書に魔法陣を描く。
描く模様は効果増幅と属性増幅を合わせた魔法陣。
これでその魔法陣を使って魔法を発動させると属性が強化されさらにダメージも上がるようになる。
代わりに今までとはくらべものにならないぐらい魔力を消費するんだけど。
そうしてできたのがこの魔法陣。
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複合魔法陣 作者:サクロ・ハンツァー
効果増幅と属性増幅の模様が描かれた魔法陣
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なんともシンプルな説明文。
まぁ当たり前か。
さて、ちょうどよく鳥肉も焼けたし塩をかけて食べる。
血の確保のために2匹仕留めたので1匹をサエンに分ける。おそらく味はわからないだろうけど一応ね。
腹も膨れたので小鬼を狩りつつLv3の小鬼を探す。
そいつを見つけたのは昼ごはんを食べてから1時間後だった。
「ついにみつけた...!サエン!その小鬼は心臓を一突きで仕留めてくれ!他のは私がやる!」
私がそういうとサエンはLv3の小鬼に向かって駆け出して強力な突きをはなった。
見事に心臓に刺さり体を貫通して絶命させた。
「【ダークエッジ】【ダークエッジ】」
私は魔法陣に魔力を流しながら【ダークエッジ】を2回発動。
闇の刃が出る前に私が描いた魔法陣が浮かび上がりそこから少し大きくなった闇の刃が2匹の小鬼の首を刈り取った。
「さて、さっそくやろう!」
私が行うのはこの小鬼のアンデッド化である。
人間や亜人をアンデッド化することは違法で処刑対象なのだが魔物や動物はアンデッド化しても問題はない。
しかし動物や魔物の死骸をアンデッド化させるには死霊術のスキルレベルを5に上げる必要がある。
しかしそれも問題ない。なぜなら小鬼を倒している間に何度か発生した霊魂をなんども倒してきたからだ。
死霊術のスキルレベルを上げるには死霊術を使うしかない。
しかしスキルレベル2の死霊術が持っている呪文は【アンデッド・レイズ】と【アンデッド・リターン】しかない。ではどうやってスキルレベルをあげるのか。答えは簡単アンデッドを【アンデッド・リターン】で倒し続ければいい。
アンデッドのウィスプはいまだ成仏していない魂に活力が宿った存在。
この森には今や35匹の小鬼が虐殺されている。霊魂が発生するにはちょうどいい環境が整っているといえるだろう。
ちなみになぜ霊魂を使役しなかったのかと言われそうなので言っておくけど霊魂は完全な後衛職で現状前衛がサエンしかいない状況で使役する選択肢は全くなかった。
まぁそんなこんなですでに死霊術のスキルレベルは5で新しく習得した呪文は1種類しかないがそれが今は最重要。
その呪文は【クリエイト・アンデッド】という呪文でその名の通り死体をアンデッドにすることが可能。
しかしそれには条件がある。
1つ目はある程度の原型がこのっている必要がある。2つ目は死んでからあまり時間がたっていないこと。
この2つの条件が整っていて初めて使用できる。
この小鬼は先ほど死んですぐなので全く問題ないし心臓を一突きで仕留めてもらったので損傷もあまりない完璧な状態。
「よし。〈永遠の眠りにつきし者よ、その肉体を今借り受ける〉【クリエイト・アンデッド】!」
きちんと魔法陣に魔力を通しながら発動した【クリエイト・アンデッド】は私が持つ魔力の4/5を持って行った。少し立ち眩みがしたが我慢して見届ける。
私小鬼の死体が置いてある地面に私が描いた魔法陣が出現しそこから発生した霧状の魔力が小鬼の死体を包み込む。
しばらくすると魔力の発生がやみすべて小鬼の死体に吸い込まれると魔法陣が消えて小鬼が立ち上がった。
詳細の腕輪で確認するとしっかりとアンデッドとして誕生していた。名前も付けてあげよう。
お前は今日からハーティだ。
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名前:ハーティ 性別:雄
種族:小鬼・死体 Lv3
HP:100/100
MP:25/25
STR:5
VIT:4
AGI:7
INT:5
MID:2
SP:8
スキル
警戒:Lv3
指揮:Lv1
短剣術:Lv3
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サエンとは違うな。
いや当たり前か。
さて、どんなスキルを習得させようかな。
少々悩んだけどまず敏捷強化(5SP)と隠密(3SP)を習得させた。
将来は暗殺者かな。
とりあえず忘れないうちに買ったタグをもって名前をよんで首に当てる。
するとタグはスカーフのように変化した。
さて、目標も達成したし依頼も完璧にこなしたので今日は帰るとしよう。
そういえばどのくらいレベルは上がったかな?
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名前:サクロ・ハンツァー 性別:男
職業:死霊術師 Lv6
MP:90/90
STR:4
VIT:3
AGI:4
INT:18
MID:7
SP:15
スキル
闇魔法:Lv7
死霊術:Lv5
呪術:Lv0
速読:Lv10
エクストラスキル
学習:Lv0
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そういえば呪術使ってなかったな。
まぁ今からだとめんどいし明日にしよう。
さて、サエンはどのくらいになったかな。
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名前:サエン 性別:なし
種族:動く死体 Lv9
HP:145/145
MP:70/70
STR:13
VIT:10
AGI:11
INT:14
MID:6
SP:14
スキル
噛み付く:Lv4 切り裂く:Lv3
捕食:Lv2 再生:Lv3
知性強化:Lv7 言語:Lv12
体術:Lv8 剣術:Lv6
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わぁつっよい。
普通に強いなサエン。
これなら平原とかに出ても問題ないだろう。
さて、確認も済んだし戻ろうか。
そんなわけで帰ってきた王都レンティアの冒険者ギルド本部。
受付で35匹分の討伐証明部位を出したときは若干引かれたけど特に問題もなく依頼を達成できた。
報酬は500ディーネだったのが追加分も合わせて1150ディーネになった。
650ディーネを追加分で稼いだけど収支は赤字である。
まぁぶっちゃけ1つだけの依頼を受けるのではなく複数の依頼をうけて一度で終わらせるのが稼げる方法なんだけどね。
今回は初めてだったので一つだけにしておいた。
さて、ルドルフ父上に言われたレベル5も達成したので屋敷にもどろう。
明日はハーティについても話さなくちゃいけないし。
そういえば速読のスキルレベルが10になってたな。そろそろできるかもね。
「じゃ、報酬も受け取ったし帰ろうか!」
「わかった」
サエンは返事をしてハーティはうなずいた。
これハーティに言語を習得させておけばよかったかもな。
次回は内容と投稿日が未定!




