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とある死霊術師の物語  作者: ラクト
5/8

いざ冒険

不定期投稿

 おはようございます。

今日から王都周辺の魔物を狩ってレベル上げだ。

 昨日グレン兄上から聞いた話だと小鬼(ゴブリン)が繁殖してたくさんいるみたいだから良いレベル上げになりそうだ。


 サエンは相変わらず本を読んでいる。

とりあえず詳細の腕輪で見てみよう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

名前:サエン 性別:なし

種族:動く死体(ゾンビ) Lv5

HP:125/125

MP:50:50

STR:9

VIT:8

AGI:9

INT:10

MID:4

SP:6

スキル

噛み付く:Lv2 切り裂く:Lv3

捕食:Lv1 再生:Lv2

知性強化:Lv7 言語:Lv10

体術:Lv5 剣術:Lv3

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 予想はしてたけどINTが並ばれたな。

そして言語スキルが二桁になった。これで話せるか?


「サエン、言葉を話せそうか?」

「...vaa」

「お!頑張れ!後少し!」

「va…あ“あ”...しゃべれる」

「おお!おめでとう!」

「あ...りがとう。あるじ」

「サクロでいいよ。私もサエンと呼んでいるしね」

「さくろ...よろしく」

「ああ、よろしく」


 握手をして朝食を食べにいく。

サエンは引き続き本を読むようだ。

どこまで読んだか聞いてみたところ自室にある本は半分読み終わったようだ。はやい。


 サエンの読書速度に驚愕しながら食堂に着いた。


「サクロ、朝食を食べたら部屋に装備と金が入っている袋があるはずだ。それを持って行け」

「わかった」


 そんな会話をして部屋に戻る。

 部屋にはルドルフ父上が言っていた通り装備と小袋が置いてあった。

 黒いローブに革の腕当てと革の胸当てと革のブーツがベッド近くに置いてあり、机の上に鞘に入ったナイフがあり鞘に入った直剣が近くの壁に立てかけてある。

 そして机の上には見たことがない本が置いてあった。

ついでに本の上に手紙が置いてあった。


『サクロへ。

 これらの装備はお前とサエンのために用意した物だ。

死にたくないのなら装備していくことだ。

 机の上に置いてあるナイフは剥ぎ取りナイフといい仕留めた獲物に刺すと討伐証明部位と素材を複数残して死体を消すナイフだ。

 そして気になっているであろう机に置いてある本は魔導書といい、その名の通り魔法を発動するときに魔力を効率よく導いてくれて魔力の消費量を減らす魔道具だ。

 ローブの下敷きになっているであろうベルトに袋を下げる用の部品と魔導書を吊り下げておくホルダーがあるはずだ。そこに入れておけ』


 なるほど。

これが魔導書か。

 魔法使いが使用する魔法の発動媒体の一つであり、その効率は1番高いと言われている。

 他には杖と指輪型が存在しているが杖は効率が2位で持ち運びが楽。指輪は3位だが持ち運びはとても容易だ。

 1位である魔導書は持ち運びに難があるもののとても性能が良いと言う話だ。

 一応詳細の腕輪で確認しておこう。


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多色の魔導書 作者:レン・リュー


 複数の属性を複合して作られている魔導書

光、闇、火の属性強化の魔法陣が描かれている。

 魔導書はページに魔法陣を描くことで魔法陣を保存し魔力を流すことで保存した魔法陣を宙に再現する

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 本に書いてあった通りだけど、闇を増幅してくれるのはありがたい。

 とりあえず用意してくれた装備を見てみよう。


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黒衣のローブ 作者:セリス


 魔力が練り込まれた繊維によって作られたローブ

闇属性を増幅させる

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革の腕当て 作者:セリア


 牛の皮から作られた腕当て

加工前の皮よりは耐久性がある

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革の胸当て 作者:セリア


 牛の皮から作られた胸当て

加工前の皮よりは耐久性がある

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剥ぎ取りナイフ 作者:???


 神々が作ったとされるナイフ型の魔道具

HPが0のものに刺すと討伐証明部位と複数の素材を残して消滅させる

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鉄の直剣 作者:スミー・アレイア


 鍛治師が作った一般的な鉄の剣

そこそこの重量があり、非力な者には持つこともできないだろう

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 だいたいこんな感じ。

とりあえずローブと魔導書と腕当て胸当て剥ぎ取りナイフは私が持って直剣はサエンに持たせよう。


 腕当てと胸当てを付けてローブを着てみたところベルトが下敷きになっていた。

 ベルトも付けて後ろに剥ぎ取りナイフの鞘とナイフ本体を。お金が入っている小袋を右の方に。魔導書のホルダーを左に付けて魔導書も入れる。

 直立不動でいたサエンに肩掛けで直剣を持たせる。

何回か抜かせて見たけど特に問題はなさそうだった。

どうでも良い話かもしれないがサエンは左利きだった。


 お金を入れる小袋とは違う袋をお金袋の隣に括り付けて部屋を出る。

この袋には素材とか証明部位を入れよう。


 屋敷の玄関まで来るとルドルフ父上とグレン兄上がいた。

グレン兄上はともかくルドルフ父上は仕事しなくて良いのかよ。


「仕事は良いんですか?ルドルフ父上」

「なに、特に急ぎの仕事はないのでない。見送りぐらいはするさ」

「なるほど。グレン兄上は?」

「俺もギルドに行くから一緒に行こうかと思ってな」

「なるほど。それで今走ってきたサリアは?」

「ただのお見送りです」

「そんな大事にするか?ただ王都周辺の魔物を狩りに行くだけなのに」

「...魔物は油断して良い相手ではない。2人とは言え油断はするなよ」

「わかりました。では行ってきます」


 そう言いながらグレン兄上と一緒に屋敷の門を出てギルドがある正門街に向かう。


「そう言えばサクロはアイテムバックは持ってるか?」

「効果増幅で容量が増えているバックですね。持ってないです」

「じゃあ俺のお古だけどやるよ。まぁアイテムバックって名前だけど見た目はただの袋なんだけどな」

「丁度良いですね。証明部位や素材を入れるための袋とかえますか」


 グレン兄上からアイテムバック(袋)を貰って吊るしてた袋と取り替える。


「その袋はだいたい3倍ほどになってるから結構入れられるぞ」

「そんな良い物いいんですか?」

「問題ねーよ。それも兄のお古だしな」

「ハサラン兄上はこれ誰から貰ったんだろう」

「さぁね。帰ってきたら聞いてみれば?ま、今はそれよりもギルドだ。さっさと行こう」

「わかったけどそれ以上速度上げないでね。サエンはともかく私はそんなにAGI高くないから追いつけない」

「ん?そう言えばサクロはAGIが、というかINT以外酷かったもんな」

「あんなに偏る物なの?」

「なわけねーじゃん。俺も兄も同じような感じだったよ」

「じゃあただの運?」

「そーなるな。随分と面白い運じゃねぇか」

「ま、それもそうだね」


 そうこう話しているうちに冒険者ギルド本部に着いた。

 冒険者ギルドは各都市や各街に支部を持つ大規模な組織で登録すると自分に実力にあったランクに振り分けられてさまざまなな依頼を斡旋してくれる。

 ランクはF〜SSSまでありFランクはまだ仮登録でSSSは1人で国の騎士団1つを相手にできると言われてる。

 まぁ現状1人も居ないからただの妄言かもしれないけど。

 我が兄であるグレン兄上はSランクであり単独での危険な依頼を行える数少ないエリートです。

まぁそんなことは置いといてギルドに入ろう。

サエンにも着いてきてもらおう。


 ギルドに入るとグレン兄上は用事があると言って2階へと上がっていった。

 入って正面の受付は忙しそうにたくさんの職員が動いていて、何人かの人が受付で話をしている。

 右側には依頼書を貼り付けておく板があり、こちらも複数の人が見ている。

 左側には買取受付と酒場がある。

まぁ酒場といっても食事もあるし未成年でも利用できるからご飯どころとでも言うのかな?今は用事がないのでさっさと依頼書を見に行こう。


 依頼書には小鬼(ゴブリン)退治の依頼が沢山あった。

グレン兄上の情報通り繁殖期が終わったようで一気に数を増やしたようだ。

 依頼書の一枚を取って受付へと向かう。サエンもきちんと着いてきている。


「すみません、この依頼を受けたいのですが」

「はい、確認します。ギルドカードの提示もお願いします」


 言われて思い出して胸ポケットに入れていた1枚の板を取り出す。


「どうぞ」

「はい...確認しました。カードはお返しします。それでは気をつけていってらっしゃいませ」

「ありがとうございます」

「あ、その前に」

「はい?」

「そちらのアンデッドはサクロさんの従魔ですか?」

「たしか死霊術師が使役するアンデッドも従魔扱いなんですよね?」

「はい」

「それなら従魔です」

「ではこちらのタグを付けてください。従魔かどうかの認識を行う大事な物です」

「なるほど...すみませんがあと2枚ほどくれませんか?」

「そちらのアンデッドの分はお譲りしますけど他2枚はお買い求めください」

「1枚幾らです?」

「500ディーネです。100ディーネ硬貨を5枚で1枚のタグです」


 そう言われて小袋を確認してみると1000ディーネ硬貨が5枚と100ディーネ硬貨が5枚入っていた。

 今回は1000ディーネ硬貨を渡せば良いか。

 1000ディーネ硬貨は金でできている金貨で100ディーネ硬貨は銀でできている銀貨、10ディーネ硬貨は銅でできている銅貨、1ディーネ硬貨は鉄屑を溶かして作った鉄貨。

 なので今回は金貨1枚を払えば問題なし。


「ではこれでお願いします」

「わかりました。ではこちらのタグ計3枚を受け取りください。タグの付け方は従魔の名前を言ってからタグを従魔の体のどこかに当ててください。当てた部位に適した形状に変化します」

「わかりました。ありがとうございます」


 やり方もついでに教わったので早速やろう。


「サエンっと。タグが光ったな」


 サエンの名前をタグを持った状態で呼ぶとタグに軽く魔力が吸われタグが光始めた。

 そのタグをサエンの右手首に当てると腕輪に変形した。これでよしと。


 早速冒険...の前にポーションを買いに行こう。

魔力回復ポーションはあるけど活力回復ポーションはないからね。

 活力回復ポーションってのは生物が持つ生きる力を回復させるポーション。この活力が体の傷を癒したりしてくれるけど使えば当然なくなるので回復させる必要がある。

 活力を増やす方法はレベルを上げるしかない。

なのでどんな傷を負っても大丈夫なように買っていこう。


 グレン兄上がよく通っている薬屋で下級活力回復ポーションを5つ購入。

1つ100ディーネだったので銀貨が5枚消えた。

 さて、今度こそ行こう。

次回の投稿日は未定!

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