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とある死霊術師の物語  作者: ラクト
2/8

プロローグ 2

プロローグ?です。

お楽しみください。

 おはようございます。いい朝です。


 そんなことを考えながらベッドから降りて私服に着替える。

丁度着替え終わったところで扉がノックされた。


 私が返事をすると帰ってきた声は女性の声だった。

私が入るように促すと20歳前半のような見た目をして給仕服を着ている女性が入ってきた。


「おはようございます。サクロ様。お部屋の清掃にまいりました」

「ありがとうございます。リリィさん」

「いえ、これも仕事ですので」


 そういって掃除道具を持って入ってくるリリィさんと入れ違うようにして部屋をでる。

リリィさんは去年この屋敷に私の世話係として雇われた人で軽戦士という手数で戦う職業に就いている。

 レベルはたしか...27ぐらいあったはず。結構レベル高かったはずだけどなんでこの屋敷の仕事にしたんだろう。

 まぁそれよりも今考えることはエクストラスキルの学習というスキルに対する理解度を深めることです。

今はスキルに対する概要だけ知ってるだけだから使ってみて効果を確認する必要があります。朝食の前に確認できそうだしさっさと確認することにしよう。


「ふむ...このスキル、割とゴミだな」


 私はそう結論づけた。

まず1分以内という制限の内に10冊の本を読み切らないといけない。この読み切るというのはきちんと内容を理解して居ることを指しているのだがそこは問題ない。

 問題なのは時間制限のほう。この時間制限だと今の私だと1冊の半分を読むまでが限界。

そこでいつの間にか習得していたスキルの速読を使うと事情が変わってくる。このスキルは...なんというか自分の感覚に作用するスキルで効果は本の内容を素早く理解することができるというもの。

 本当にスキルを使う人しかわからない感覚だけどその効果は劇的に変わる。具体的には1分間の間に2冊半読むことができるようになった。しかし規定の10冊には程遠いのでこれからは魔法の練習と並行して速読のレベル上げをしなければいけなくなった。

 とりあえず朝食に呼ばれる前に上げれるだけ上げてしまおうと思いスキルを使用しながら本を読んでいく。この世界ではスキルの使用には魔力を使用する。だからスキルの一つである魔法も魔力を消費して行使することができる。


 朝食に呼ばれるまでレベルが3上がり今はスキルレベルが8になった。

8になったときに試してみたけど4冊は読むことができた。この分だと明日ぐらいには学習のスキルを使えるようになりそう。

 さて、そんなことを考えてるうちに食堂についた。今日の朝食はなんだろうか。


 今日の朝食はベーコンエッグとバターを塗ったパンでした。とてもおいしかったです。

今日は闇魔法の練習をしてから街の墓地に行くことにしよう。


 昨日も来た中庭の訓練場。今日も今日とてハサラン兄上とグレン兄上がルドルフ父上に稽古をつけられている。そして少し離れているところで珍しくサリアが稽古を眺めている。サリアの横には彼女の付き人であるマック・ハルトーがいる。彼はリリィさんを雇った時と同じ時期に雇われた人だったはず。

 彼の職業は守ることに特化した守護騎士という職業でスキルの中に守護の対象が危機に陥ったときに近くに転移する特殊なスキルを使用することができる少し特殊な職業でそのスキルの利便性というか使いやすさから貴族から大商人などのお金持ちが自身の護衛のためによく雇っている。


 さて、早速魔法の練習をしよう。

的はもちろん【マジックガード】が付与された魔法練習用の的。


「【ダークエッジ】【ダークエッジ】」


 いつも通り手を向け呪文を唱える。

出てくるのは見慣れた黒い刃。2度発動したので出現した刃は6つ。

 黒い刃は的確に的に当たるが軽い傷つかつけない。

これだから【マジックガード】は厄介なのだ。魔法使いにとっては天敵に等しい。

 まぁ人と戦う事なんて犯罪者か冒険者ギルドのランクアップ試験ぐらいしかないから特に警戒する必要は無さそうだけど。


 さて、かれこれ1時間【ダークエッジ】を打ち続けて上がったスキルレベルは1だけ。

やっぱり魔力が少ないせいで効率よくレベル上げができないか...どこかのタイミングで魔物狩りにでも行きたいけどルドルフ父上が許可するか...いや、あの父は結構なスパルタだからレベル10になるまで帰ってくるなとか言ってきそうだな。

 まぁもしそんなことを言ってきてもすぐに行けるように今できるまでスキルレベルを上げよう。


 さて、今後の方針を決めたので今度は街の墓地に行こう。

この国では土葬が主流なので偶に死体に活力が宿りアンデッドになる可能性がある。

そのため、各都市の墓地には必ず1人は見張り又は討伐するための戦力をおく義務がある。

 もちろんこの王都『レンティア』にも墓地があり、そこにも騎士団を1つ配置するほど力を入れているのだが、死霊術師という職業がある以上全てのアンデッドを討伐すると多方面から反感を買う可能性があるのでレベル1や2などの弱いアンデッドは捕らえてそれ以外を討伐するようにしている。

 そして、成人してまだアンデッドを持っていない死霊術師は墓地に行けば1体だけもらえる。

まぁ貰ったところで使役できるかどうかは自分次第なんだけど。ん?じゃあなんで今は使役してないんだって?少しでもスキルレベル上げてからの方が使役しやすくなるかなって思ったので...

 まぁ、そんなことは置いといてさっさと着替えて墓地に向かうとしよう。


 そんなわけで昔お忍びで街に行ったときと同じ服に着替えて街にきた。

前いったのは2年前で成人になる前だったからあまり長居は出来なかったけど今は成人したから晩餐までに戻れば問題はないはず。


 そしてついたのは王都の端のほうにあるそこそこ大きな墓地。

そこそこ大きい理由は3分の1くらいがアンデッドを確保しておくスペースになっているから。

墓地に入ってみるとそこそこの数のアンデッドがいて、種類も複数いるようだ。

 まず目に入るのは動く死体(ゾンビ)である。身体のところどころが腐っていたり朽ちていたりしている。

 次に目に入るのは動く骸骨(スケルトン)である。筋肉や皮膚や内臓などが無く、どうやって動いているのか分からなくなる存在。まぁ活力が宿っているから動いてるんだが。

 最後に目に入るのは一見ただの魔力の塊に見える魔物である霊魂(ウィスプ)。主に魔法が攻撃手段になる魔物だ。

 この3種類の中から一匹選ぶ必要がある。まぁどれにするかは最初から決めていたけど。



 私はそんな調子のまま墓地に似つかない天幕に近づいて中に入る。

中は外観より広くなっており中央に天幕の壁まで続くカウンターがあり、奥には複数の女性と騎士がいた。

 私はそのまま流れるように1人の女性の前まで歩いていく。


「すみません。アンデッドを使役したいのですが」

「はい。ではこちらの選定球に魔力を流してください」


 言われた通りに水晶型の魔道具に魔力を流す。

すると向こう側に半透明の板が宙に浮かんでいる。


「はい、確認しました。確かに死霊術師の方ですね。ではこちらのカードをあちらの待機している騎士達の誰かにお渡しください」

「わかりました。ありがとうございます」


 私はそれだけ言うと騎士達が固まって話しているところに向かう。

 さて誰に渡そうか。正直誰でもいいのだが...面倒だから一番手前の人にしよう。


「すみません。受付にてこれを渡すように言われたのですが」


 私がそう言いながら一番近かった騎士にカードを出す。

騎士は一瞬すごく嫌そうな顔をしたけどそのあとすぐに微笑みを浮かべた。


「わかりました。それでは案内しますので着いてきてください」


 騎士はそう言うと早歩きで移動して天幕を出た。

慌ててあとを追って天幕を出る。


 少しだけ歩いて着いたのは檻に入れられたたくさんのアンデッド。

 動く死体(ゾンビ)動く骸骨(スケルトン)が一緒に入れられて霊魂(ウィスプ)だけ半透明の檻に入れられている。

 騎士は振り返りこちらを見ると話し始めた。


「それではこの中から1匹だけ選んでもらいます。選んでもらったら教えてください。そいつだけ連れてくるので」

「わかりました」


 軽く返事をしてアンデッド達を見ていく。

アンデッドは基本的に呼吸や食事を必要としない。まぁ死者だから当たり前だけど。

 なので死霊術師は食事の用意をする必要がなく、アンデッドの移動なども死霊術のレベルを上げれば問題なくなる。

 なので動物型...とくに馬のアンデッドが高値で取引されていると本に書いてあった。

 まぁここにいるのは霊魂(ウィスプ)を除いて人型しか居ないので関係ない話だけど。


 さて、私が使役するのは動く死体(ゾンビ)だがこの中のどれを使役しようか。

 我ら人間や亜人にレベルがあるように魔物にもレベルが存在する。

魔物がレベルが上がれば上がるほど強くなり、さらに一定の条件を達成した魔物は進化する。

 その条件が今はまだ完全には解明されていないがそのうちされるだろう。

 そんな話は置いといてどれを使役するかだ。

もう少し近づければ詳細の腕輪でレベルを確認できるのだが今私が居る所までしか近づけないようだ。これも不正がないように配慮してなんだろうが厄介な。

 仕方がないから勘で選ぼう...一番右端の角にいるやつにしよう。


「ではあの右端の角に居る動く死体(ゾンビ)でお願いします」

「...わかりました。それでは少々お待ちください」


 騎士は露骨に嫌そうな顔をしたけどそう言うと檻の中に入って行った。


 「お待たせしました」


 そう言って連れてきた後そう言うと騎士は少し離れた。

さて、初めての死霊術だが...うまく行くといいな。


「【アンデッド・レイズ】」


 私が右手を向けて魔力を集めそう唱えると右手から霧状に変化した闇の魔力が動く死体(ゾンビ)を包み込む。

 【アンデッド・レイズ】は死霊術を習得した時に最初から覚えている呪文。この魔法を使う事でアンデッドを使役し仲間にすることができる。

 暫く右手を向けながら魔力を流していると途中から変化がおきた。

 送った魔力とは別の魔力が身体中を駆け巡る。

直感的にその魔力は今使役しようとしている動く死体(ゾンビ)の魔力であるとわかった。

 また暫くして魔力が少なくなりクラクラしてきたところ、急に魔力の消費が無くなった。

動く死体(ゾンビ)の方を見てみると霧状の魔力を完全に吸収したようだ。


「おめでとうございます。この動く死体(ゾンビ)あなたのアンデッドとなりました。名簿に登録するので受付に行ってください。そこであなたの名前とアンデッドの名前を告げてください。では」


 騎士は一方的にそう言うとそそくさと立ち去った。

あの人なんだかかんじがわるいが気にしないようにしよう。

 さて、名付けとステータスの確認をしておこう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

名前:   性別:なし Lv:2 種族:動く死体(ゾンビ)

HP:70/70

MP:10/10

STR:5

VIT:5

AGI:4

INT:2

MID:3

SP:10

スキル

噛み付く:Lv1

切り裂く:Lv1

捕食:Lv1

再生:Lv1

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 他の動く死体(ゾンビ)のステータスを知らないから何とも言えないけど私と比べたら結構高いように見える。

 あとはSPの量かな。

私が持っているSPより5も多い。こっちのほうがレベルが高いからなのかな?


 さて、さっさと名前を決めよう。

どんな名前がいいかなぁって思ったけど...パッと思いついたのでいいか。


「お前の名前は『サエン』だ」


 私がそう言うとステータスの名前の部分がサエンに変化した。

さて、本に書いてあることが正しいのならこれで私の死霊術はレベルアップしてLv1になっているはず。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

名前:サクロ・ハンツァー 性別:男

職業:死霊術師 Lv1

MP:20/50

STR:3

VIT:2

AGI:2

INT:10

MID:5

SP:5

スキル

闇魔法:Lv4

死霊術:Lv1

呪術:Lv0

速読:Lv8

エクストラスキル

学習:Lv0

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 予想通り死霊術のスキルレベルが上がっている。

そのおかげで新しい呪文を習得した。

 習得した呪文は【アンデッド・リターン】という呪文。

この呪文が野生のアンデッドを消滅させることができる呪文。

アンデッド内に存在する活力を吸い取る、または消し去ることでアンデッドを倒す呪文。

 まぁ完全に吸い取ったり消し去ったりするには相当の実力が無いと不可能だけど。


 そういえばSPについてのおさらいをしておこう。

SPとはこの世界に存在する生物がスキルを習得するための手段の一つ。

SPを消費することで習得することが可能なスキルを習得できるがこのSPは基本的にはレベルが上がったときにしかもらえず、習得する際に消費するSPは最低でも3ほど。

 よってこの世界では他の方法が一般的なスキルの習得方法とされている。

その方法とは同じ動作を繰り返す、もしくは目的のスキルに対する理解が一定であること。

 例えば剣術というスキル。

このスキルは主に剣を扱う事に長けている者が習得する機会が多いスキルだ。その理由は幼いころから剣を使い訓練や修練を積んでいるから。

 なので騎士や戦士などの武器を主に戦う職業の者が習得しやすいスキルであるが、魔法使いや死霊術師でもこのスキルを習得することができる。

 しかしそれは楽なことではない。

何故なら魔法使いや死霊術師は騎士や剣士、戦士と違い体力や持久力、筋力が圧倒的にたりないからだ。

必然的に練習量は騎士などより少なくなり、わざわざ習得しても使うかどうか怪しいスキルを長い時間をかけて習得するよりSPを使って習得したほうがよい。

 まぁまず前に出ることは無い魔法使いや死霊術師に剣術が必要かどうかはわからないが。


 さて、おさらいはこのあたりにしてサエンのスキルを習得していこう。

SPの消費は痛いがあったほうが良いスキルなどが先人の知恵で存在している。

 そのスキルは『知性強化』と『言語』だ。

知性強化は文字通りINTの上昇率を強化するスキルで習得するだけで効果があるスキル。

 言語も文字通り他種族の言語を理解しやすくなるというだけのスキル。

しかしこのスキルがあることで使役しているアンデッドや従魔にしている魔物への指示だしが容易となる。

 従魔とは従魔術師が使役している魔物の総称である。従魔術師は従魔術という死霊術とは少し違うスキルを有している職業で野生の魔物や魔物の卵などを使役することができる魔法である。

 まぁこの世界にはアンデッド以外の魔物を使役する職業があるというだけだ。

 で、この言語というスキルはアンデッドが持っていても効果があるのだが私たち死霊術師が持っていても効果があるスキルだ。

というかこの言語というスキルは必須のスキルと言っても過言ではない。このスキルは他の言語を解読することもできるので考古学者などの遺跡の探索を生業をしている者たちには必須である。

 私も父上の趣味で何度か遺物を見たことがあるがなにかが書いてあることはわかっても何が書いてあるのか全く分からなかった。

なのでいつかは習得しようと思っていたが未だに習得可能なリストには存在しない。

 しかし、使役している魔物は習得できるスキルはそこそこの量がある。


 この原因は我々使役する側が他種族...つまり人間の言語で話しかけていることが原因ではないかと言われているが真相はわからない。

 まぁそんなことを考えつつサエンに知性強化と言語のスキルを習得させる。

SPは8消費したが無事に習得できたようだ。

 言語のスキルレベルは2、知性強化は0のままだ。

まぁ後々上げて行こう。


 サエンを連れて天幕へと向かう。

 特に止められることもなく天幕に入り、受付をしてもらった女性の元へと向かう。


「おや、その様子ですと無事に使役できたようですね。おめでとうございます」

「ありがとうございます。無事に使役できました」

「では、あなたのお名前とそちらの動く死体(ゾンビ)のお名前を教えてください」

「私の名前はサクロです。こっちはサエンといいます」

「わかりました。少々お待ちください...はい、無事に登録できました。それでは、またお会いしましょう」


 受付はそう言うと丁寧にお辞儀をした。

私も倣うようにお辞儀をして天幕をでた。


 街を歩き屋敷に戻ってきた。

私のAGIが低いせいで移動が遅く、そろそろ夕飯の時間になってしまう。

明日はサエンのレベル上げに行きたいけど...さすがに私が弱すぎる。せめて闇魔法のレベルをもう1つあげてからいこう。


 そんなことを考えながらとりあえず自分の部屋にサエンには居てもらうことにして,,,そうだ。


「サエン、ここにある本って読める?」


 サエンに本棚を指さしながら訪ねるとサエンは首を縦に振った。どうやら読めるらしい。


「じゃ、特に用事が無い場合はこの部屋で本を読んでて。もしこの部屋の本を全て読み終わっちゃったら...声をかけてね」


 最後の方をわざとらしくいうとサエンは頷いた。

これでサエンが話せるようになれば儲けもの。話せなくても知性強化と言語でそうとう人間の言葉を理解しているはずだから指示を聞きやすくなるはず。どちらにしても私にはいいことしかないのでこれでいいだろう。


 では、夕飯を食べに行こう。

ついでにアンデッドを使役したことを報告しなければ。


「父上、母上。実は本日動く死体(ゾンビ)を使役しました」

「ふむ」

「え!?そんな話聞いませんけど!」


 食事が始まり私は早速そう告げた。

その言葉に驚いていたのは母上である『エールフィ・ハンツァー』はとても驚いていた。

まるでまだ子供のように私を扱ってくるので少々仕返しがしたかったのだ。


「...そのアンデッドは自分で墓場まで行き自分で選んだのか?」

「もちろんです父上。私が自ら選びに行きました」

「そうか...であれば私に否はない。そやつの管理は自分で行うか自分で侍女に相談せよ」

「もちろんです。そこでご相談なのですが」

「なんだ?」

「図書室の本を一部持ち出しさせてもらえませんか?」

「ふむ...まぁ図書室のならば許可しよう。しかし、兄妹たちが使いたがったらしかと貸すのだぞ」

「それはわかっていますよ、父上」

「ならばよい...いい加減落ち着きなさいエールフィ」

「だ、だってサクロが急にアンデッドを使役したというものですから」

「サクロは死霊術死だ。もちろんアンデッドを使役しなければ話にならない。むしろ去年の時点で使役しに行かなかったことに私は疑問を感じていたくらいだ」

「ははは...それについては母上に止められたのと私ももう少し修練を積みたかったので」

「...ならば仕方ないか。それ以外には隠し事はないか?」

「...そうですね。あとは先日お聞きしたエクストラスキルについて多少わかったぐらいです」

「そうか。ならばいい。今後とも精進するのだぞ、サクロ」

「もちろんです。父上」


 今回の夕飯はこれで終わり、私は図書室によって数冊のスキルに関する本を借り自室に戻った。

自室では最初にサエンが読んでいた本が机の上に置かれており、今は別の本を読んでいるようだった。


「サエン。私はもうそろそろ寝るがどうする?そのまま本を読んでいるかい?」


 サエンに聞くとサエンはこちらを向いて頷いた。


「じゃ、これらの本を置いておくから自分が読みたい本を読んでからでいいから読んでね」


 そう言うと再びサエンは頷いて本の続きを読み始めた。

私は手に持っている本を机の上に置き、寝間着に着替えてベッドに入って眠った。

次回の予定は未定です!

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