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とある死霊術師の物語  作者: ラクト
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プロローグ 1

どうも。

未完の作品が2つあるのに新作を出した大馬鹿です。

許してください!なんでもはしませんがこの作品とほかの作品の投稿頑張るので!

 ここはアステル。

魔物が居て、亜人が居て、魔法があって、神が居る世界。


 そんな世界はとあるVRゲームの舞台。

そしてこの物語はそんな世界に住んでいる一人の住人(NPC)のお話。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ふぅ。これで今日の勉強はおわりっと。さて、魔法の練習でもしますか」


 私はそんなことを呟きながら自室からでる。

私の名前はサクロ・ハンツァー。国王から伯爵の位を与えられているハンツァー家の三男。

魔法適正は闇で職業は死霊術師です。この世界では生まれた時に魔法の適正が決まり成人...つまり15歳になったときに職業が決まる。

 魔法適正はこの世界にある6つの基本属性から決められると言われている。

属性の種類は火・水・風・土・光・闇の6つで偶に2つの属性を持つ人や3つの属性を持つ人が生まれるらしい。

 職業は成人を迎えた時に教会で与えられる。

私の職業は死霊術師。アンデッドを使役したり死体を利用して作ったりする職業。

まぁ明らかに悪役とか魔王とかがやってそうなことだけどこの世界では立派な職業として認められている。

 まぁ人間や亜人の死体を使って勝手にアンデッドを作ったら即刻死刑だけど野生のアンデッド...ダンジョンや墓地などに出没する魔物に分類されるアンデッドなら使役しても罪にはならない。ちなみに動物の死体を使ってアンデッドを作成しても罪にはならない。闇が深いね。

 死霊術...というより闇を司る神様は『混沌の女神メティア』様で他にも属性を司っている神様がおります。

 例えば火を司る神様は『破壊の神クーラ』様。水を司る神様は『守護の女神シーカー』様。土を司る神様は『豊穣の女神トラス』様。風を司る神様は『自由の女神ソウフ』様。光を司る神様は『秩序の神シャーラ』様。

 このようにそれぞれの属性に対応した神様がいらっしゃいます。ちなみにこの国、『ホーツァル中央大陸王国』では国民の信仰の自由が保障されている珍しい国です。

 他には亜人達の国が東西南北の大陸に存在しています。北の大陸には魔人の国である『マギクロス帝国』があり、東の大陸には獣人の国である『ロービスト共和国』があり、南の大陸には森人(エルフ)の国である『王林神授国』があり、西の大陸には竜人の国である『リョークト王国』があります。

 これらの国に行くには船に乗るか国が管理している転移クリスタル、もしくは教会が管理している転送陣でしか行けない。まぁ世の中には一般的な船に乗れる人ですら少数なので普通は他の国に行くことは不可能に近いのだが。


 少々思考の沼に使っていたようです。さっさと中庭に行って魔法の練習をしましょう。

魔法は主に魔法適正がある魔法が一番習得、成長が早く一番馴染むものですが一定の修練と経験があれば適正外の魔法も使えるようになります。まあ魔法を使うときに不快感というか異物感がすごいらしいのですが。

 そんな私の魔法適正は闇。なので主に使える魔法は闇魔法、死霊術、呪術の3つです。

闇魔法は混沌の女神メティア様の力がこぼれ出た結果作られた魔法とされています。ほかにはメティア様が直接作成した暗黒魔法という魔法があるようですがこの魔法は魔人の国であるマギクロス帝国にしか習得方法が残されていないようなのでいつかは行ってみたいですね。

 死霊術はメティア様が考案し秩序の神であるシャーラ様が作られた魔法です。通説ではメティア様が面白半分で考案しシャーラ様が反対してぶつかり合った結果死体に秩序の魔力...生きる活力とでもいいますかね。そんなモノが宿ってしますアンデッドとして誕生してしまった。これをどうにかするためにシャーラ様が改変した魔法です。

 自然発生したアンデッド...つまり魔物としてのアンデッドに対処することは死霊術しか行えないのでしぶしぶ作ったという感じですね。一応神聖魔法という暗黒魔法と同じようにシャーラ様が直接作った魔法もございますがこの魔法は回復魔法と光魔法の複合版といった感じでございまして、回復魔法は生命や物に宿る活力を回復させ体力や肉体の欠損の再生などの人体の能力を強化する魔法ですので活力が宿っているアンデッドには効果がないどころかアンデッドの肉体を再生してしまう結果になってしまいます。

 ですのでシャーラ様が苦渋の決断で死霊術作成に手を貸したという通説です。

 呪術とはその名の通り呪いを生み出す魔法です。と言ってもこの魔法は人々がまだ弱く魔物に蹂躙されていた時代に人間や亜人が魔物に対する負の感情を利用してメティア様が作成した魔法ですので魔物にしか効果がありません。まぁアンデッドなどの生きていない魔物には効果が無い魔法もございますが。


 おっと、また思考の沼にはまっていたようです。これ以上の復習は不必要ですね。

そんなことを考えているうちに中庭につきました。少し離れたところで長男のハサラン・ハンツァー兄上と次男のグレン・ハンツァー兄上が我が家の現当主であり、伯爵の位を与えられているルドルフ・ハンツァー父上に稽古をつけられていますね。たしかハサラン兄上の職業が騎士で今は王立騎士団の第三隊の副隊長だったはず。グレン兄上は戦士で今は冒険者ランクSの上澄みだったはず。それほどの実力者になっても未だに父上に稽古をつけてもらっているのですね。

 ちなみに私はただの冒険者ランクEの新人です。まだ16歳で去年成人したばかりですから仕方ないですね。ちなみにハサラン兄さまは25歳、グレン兄さまは24歳です。こうしてみると結構歳の差が離れていますね。


 まぁそんなことより魔法の練習をしましょう。まずは闇魔法から。その次に死霊術の練習をしますか。


「【ダークエッジ】」


 私が手のひらを的に向け最初に覚える魔法の【ダークエッジ】を唱えると手のひらから三枚の黒い刃が飛び出し的に軽い傷をつけ霧散した。あの的には【マジックガード】のエンチャントが施されているので魔法によるダメージはあまり出ないのです。


「【ダークエッジ】【ダークエッジ】【ダークエッジ】」


 今度は続けて3回、【ダークエッジ】を使用し全て同じ個所に当たるように調整する。すると今度は剣で軽く切ったぐらいの傷がついた。

 傷がついたことを確認すると今の自分のステータスを確認するために左腕に装着している『詳細の腕輪』に魔力をながす。

この詳細の腕輪は成人したときに教会から配布されるもので自分のステータスを見ることができる魔道具だ。魔道具とは大気中に存在する魔力、または魔石と呼ばれる魔力の塊を使って使用することができる道具のことである。魔道具は自分の魔力でも使用することができるが大体は燃費が悪く魔石や大気中の魔力を使ったほうが効率がいい。

 ちなみにこの詳細の腕輪を作成したのは神様方です。ずいぶんと便利なものを作りましたね。


 現在のステータスはこのようになっている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

名前:サクロ・ハンツァー 性別:男 Lv:1 職業:死霊術師

MP:30/50

STR:3

VIT:2

AGI:2

INT:10

MID:5

SP:5

スキル

闇魔法:Lv3

死霊術:Lv0

呪術:Lv0

速読:Lv5

エクストラスキル

学習:Lv0

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 こんな感じ。レベルが1なのは魔物を倒していないから仕方がない。

闇魔法も毎日1時間くらい魔力を回復しては撃ってしかしてないから仕方ないにしてもそれ以上に練習している死霊術が1も上がっていないのはおかしい。

 なんか知らないスキルがある。エクストラスキル?学習?みたことも聞いたこともないスキルだ。ちょっと屋敷の図書室で調べてみよう。


「ふーむ。スキルに関する本を片っ端から読んで探してみたがどこにもエクストラスキルやそのスキルである学習に対する記述が見当たらない。なんなんだ?このスキルは」


 そんな感じで独り言をつぶやきながら悩んでいると後ろから声がかかった。


「なーにやってんの?お兄様。そんなに本を積み上げたり並べたりして」


 声に聞き覚えがあったので振り返ってみるとそこには3歳下の妹である長女のサリア・ハンツァーが立っていた。


「サリア。どうしてここに?」

「質問を質問で返すのはどーかと思うけどまあ答えてあげる。お父様がそろそろ晩餐の時間だから呼んできてって言ったから呼びにきたの」

「もうそんな時間か。すぐ行くよ」

「まあ焦らない焦らない。そんなことよりお兄様、わたしの質問に答えてはくれないのですか?」


 そう言いながら上目遣いでこちらを見てくるサリア。


「わかったよ。実は探し物があったんだけど...ここにある本には記述が無かったんだ」

「へぇー。何について探していたのですか?普段本を大切にするお兄様がこんなに乱雑に本を積み重ねて」

「ああ。実は今日自分のステータスを確認していた時に奇妙なものをみつけてね。それについて調べていたんだ」

「奇妙なもの?」

「ああ。エクストラスキルという欄とそのスキルである学習というスキルをいつの間にか習得していた」

「えくすとらすきる...?聞いたことないですね。本にも載っていなかったのでしょう?」

「ああ。この屋敷にあるスキルに関する本を全て調べたがエクストラスキルに関する記述はどこにもなかった」

「不思議ですねー。さ、それより早く向かいましょう。そろそろお父様が我慢の限界に達しそうなので」

「それは大変だ。すぐ行こう」


 そうして私とサリアは図書室を出て廊下を歩いて向かった。


 晩餐の時に父上に聞いてみたが父上も何も知らないようだった。一体何なんだ?このスキルは。

そんなことを考えながら自室に戻ると閉めていたはずの窓が開いており机の上には置いた覚えのない本が一冊置かれていた。


「?不審者か?それとも侍女が置いて行っただけか...?」


 そんなことを呟きつつ無視するわけにもいかずに本を手に取りタイトルを見てみると。


「『新約・神々の作った新たなスキル』...?怪しすぎる。神々の名を騙る不届き者かあるいは...」


 緊張しながら本の表紙をめくってみると1ページ目には文章が書かれてあった。


『この本は一部の人間、亜人にか送っていません。くれぐれも他人に見られないように気を付けてください』


 と書いてあった。

さらにページをめくってみると目次があり、目次にはこう書いてあった。


~目次~

エクストラスキル:P,3~

ユニークスキル:P,10~

ゴッドスキル:P,16~


 とだけ書いてあった。

まず驚愕したのは今知りたかったエクストラスキルに関する記述があること。それに他のユニークスキルやゴッドスキルも聞いたことが無いものだった。


「これは...本当に神々が書いた物なのか」


 驚きながらページをめくりエクストラスキルに関する記述を見てみる。


 まずエクストラスキルとは複数の神々...それも3人以上の神様が共同で作成したスキルであり、このスキルの保有者は現在は世界に30人しか存在しないと書いてある。エクストラスキルは通常のスキルより強力であり通常の方法では使用できないスキルである。エクストラスキルを使用するにはスキル毎に課せられている誓約を解く必要があり、私が持つ学習のスキルは『1分以内に10冊の本を読み終えることで読んだ10冊のうち5冊に込められている知識、魔法、スキルを習得できる』というものだ。

 なかなかにユニークなスキルだがあくまでもこれはエクストラスキルであり、ユニークスキルではない。

 ではユニークスキルとは?ユニークスキルとはその個体のみが覚えることができるスキル、または自分だけが覚えることができるスキルの総称である。現在確認されているのは獣人の固有能力であった獣化がユニークスキルに分類されている。他にも竜人の竜化もユニークスキルのようだ。たしかにこの2つの固有能力は人間や他の亜人には真似できないものだから当然と言えば当然か。

 しかしそれ以外のユニークスキルに対する情報が何もない。まぁ仕方が無いと言えばそうなのだろうが。

 最後にゴッドスキルとは。一人の神様が全身全霊で作成するスキルで一度作成すると神様は100年間は魔力を溜めなければまともに活動することもできないようだ。そのような魔力を使用するからにはさぞかし強力なのだろう。まぁ欲しいとは思わんな。あっても困る。


 さて、これで一通り確認は終わったか。今日は疲れたからもう寝よう。

次回もプロローグです。

その次から現実世界でのβテストが始まります。

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