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雨時々晴れ  作者: 亜矢那
8/8

9 要って…

「お~い。実花?」

希がよんでる。


「えっ・・・あ・・・ごめん。何?」


「もう・・・聞いてなかったの?私雄に告る。今日。」


「今日?」


「うん。放課後。実花に手伝ってほしい。」


「なにをすればいいの?」

不安になる。


「実花が雄をよんでほしくて。」

えっ?


「なんていえばいーの?」


「う~んと、先生がよんでるから家庭科室きてって。」


「うん。わかった・・」


「よろしくねっっ!!」


「うん。」


「そんじゃっ!!」

そういって希は上機嫌でいってしまった。」

心がなんだか重い。もやもやする…



その日の放課後わたしは雄を呼んだ。

雄は家庭科室へいってしまった。

内心振られればいいのにと思う私。なぜだろう・・・


その日の夜メールが来た。


「実花~!!付き合うことになったよ」

私は良かったねとだけ返事をし寝た。

なんだか悲しい…


次の日雄の隣に座るのが嫌になった。

しかも希にこう言われた。


「雄はうちの彼氏だからあんまりはなさないでね~」

独占欲強いな…そう思った。


放課後私は一人で帰った。希は雄と帰るから…

ほぼ無の状態で歩いていたその時誰かが私を呼んだ。


「ねぇ・・・実花?」

振り向くと…


望がいた。


「のっ望?」

怖い…自分を裏切った望が怖い…


「実花…うちね。悠と別れたんだ。」

えっ?


「悠は実花が好きなんだってさ。」

は?


「だから実花悠のとこ行ってあげなよ」

なんで?どうして?


「悠は実花じゃないとだめなんだって。」


怒りがわいてきた


「なんで?なんで私なの?悠は望を選んだ。私は捨てられた。

なのに戻れって?自分勝手なのもいい加減にしてほしい。

わたしがどれだけ悲しかったか知らないくせに!」


「実花…」


「それに望だっって私を裏切った。それなのにどうしてこんな普通に話しかけてくるの?

ありえないんだけど。」


そういって私は逃げた。走って走って…


だいぶ走ってから私は走るのをやめた。

そのとき・・・


「わぉ・・・お前ってあんな風に怒鳴るんだな。あんな過去あったんだ。」

へ?聞かれてる…

振り向いたら。。。


クラスメートの菊池要がいた。正直言うと知らない。。。


「俺は菊池要。クラス一緒。おまえ一宮だろ?」


「そうだけど。。。」


「さっきの全部聞いてた。」


「うそ・・・最悪じゃん。。。」


「俺でよければ一緒にいるぜ?」


「はぁ?????」


「な~んてね。まぁ覚えておいてよ。よろしく♪」


そして菊池は私の唇に軽くキスをしてその場を去った。


えっ・・・いまの何?私はいまおこったことが理解できなかった。

キス?

柔らかい唇だったな…

なんてかんがえてる私がいる・・・


菊池要…か…。覚えとこうかな。

そう思った。


菊池要は結構重要人物です♪

この先をお楽しみに☆

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