8 また恋…
また恋…か。
もう巻き込まれたくないし。
希応援してあげよう。
そう思ってた。
しばらくは…
雄は悠と性格が違う。
まったくちがう。
でも優しい。ということにすぐ気付いた。
隣にいればわかる。
でも恋はしない。というかできなかった。
恐怖。。。裏切り。。。
昔の思い出が脳を通りすぎていく。
怖い…
それに希。私の友達。
ずっと片思いしてるんだから応援してあげなくちゃって思う。
そんな風にすごしていたあるひ、希に言われた。
「うち・・・そろそろアタックしようと思う。」
「それって?」
「告白考えてる。」
・・・・
「そっかぁ。相談乗るよっ♪」
軽くそう言ってしまったが…
「ありがと~よろしくねっ^^」
希に抱き締められた。
望…
思い出してしまう。
「あっ・・・用事あるんだった…ごめんね。さきかえる。」
そう言って逃げた。
これ以上この場にいられない。
なぜだ?
なぜだろう。
どうして心がもやもやするんだろ…
雄のことなんて別に。。。
いまならすぐ気付いていただろう。
この時の私が雄のことを好きだったということに…
この時の私は心が凍っていた。
恋愛というのをしばらくしていなかったからだ。
私…どうしてこんな気持ちなの?
そう思った。