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【第3巻6/10発売!】スキル『植樹』を使って追放先でのんびり開拓はじめます  作者: しんこせい(『引きこもり』第2巻8/25発売!!)


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ミニチュア


【樹木を配置してください】


 いつもとまた少し縁取りの違う光の板が現れ、そう指示を出してくれる。


 そしてその背後には、ででんっとこの村全体の様子が映し出されていた。

 ものすごく細かいところまで描かれている、村のミニチュアみたいだ。


「こ、これは……この村の地図、ですか?」


「……え、アイラにも見えるの?」


「……? はい、普通に見えますが」


 今まで僕の『植樹』の素養で出てくる光の板が誰かに見えることはなかった。

 どうやら今回も板が見えないのは変わらないみたいだけど、この村のミニチュアはアイラにも、そしてシムルグさんにも見えているらしい。


「樹木を配置……ってことはもしかして」


 村の中で、ピコピコと光っているいくつものオブジェ。

 触れてくれと言わんばかりに光るのは、僕が素養を使って植えた樹木達だ。


 とりあえず今の僕のすぐ近くにある、ウィンドマスカットのミニチュアに触ってみる。

 すると点滅が少しだけ早くなった。


【ウィンドマスカットを選択しました。配置場所を選んでください】


 とりあえず植樹をする時のように、配置する場所を選んでみる。


【ここに樹を配置しますか? はい/いいえ】


 はいを選択する。

 フッとウィンドマスカットが消えた。


「我のウィンドマスカットがっ!?」


 いきなりブドウの木が消えて悲しむシムルグさんの目の前に、さっき消えたウィンドマスカットが現れる。


「ほっ、よかった……って、樹が移動したのであるっ!?」


「なるほど、樹を自由に移動できるスキル……ってことですね」


 アイラの言葉に、僕はこくんと頷く。

 このスキルは僕が植えた樹木を、好きな場所に配置することができるスキルのようだ。


 見れば移動したウィンドマスカットは、巨大な植木鉢の中に入っている。

 どうやら自動植え替えのスキルが、自動で発動しているらしい。


【自動植え替えを行いますか? はい/いいえ】


 はいを選択すると、植木鉢に入っているウィンドマスカットが自動でズズズ……と地面に植え込まれていった。


 間違いなくこれが自動植え替えの解放された機能だろう。

 どうやらこのスキルはただ植木鉢を作るだけではなく、樹を自動で植え替えてくれるものだったらしい。


 樹木配置っていう樹木を自由に移動できるものができたから、機能が解放された感じなのかな。


 でも毎回植木鉢にして、植え替えをするっていうのはちょっとめんどくさいかも。


【自動植え替えスキルを樹木配置スキルと結合させますか? はい/いいえ】


 え、そんなことできるの?

 よくわからないけどはいを選択。


【自動植え替えスキルと樹木配置スキルを結合……完了、樹木配置スキル(改)を獲得しました! 自動植え替えスキルから分離した植木鉢スキルを獲得しました!】


 アナウンスが言っていたこと確かめるべく樹木を移動させると、すぐに意味がわかった。


 樹木配置(改)は、移動させるとそのまま自動で植え替えをしてくれる。

 というか、既に移動を終えると既に植えられた状態に変わっているのだ。


 ちなみに植木鉢スキルも一応試してみたが、これも機能を制限されていた時の自動植え替えスキルと変わらなかった。


「これでとりあえずガンガン果樹園を増やしても大丈夫になったね。ブドウ園だけ増えてて気になってたけど、樹木配置で場所を調整すれば景観を壊したりするようなこともなさそう」


「ウィンドマスカット園の周りに色んなブドウ園を置いて、グラデーションブドウ園を作ることもできるのであるな!」


「ハウスツリーも樹木ですから、有事の際には家ごと移動させることもできそうですね」


 シムルグさんの提案はちょっとよく意味がわからなかったので流したが、アイラの言葉は聞き流せなかった。


 たしかにそうだと思い試してみると……できた。

 ハウスツリーも樹木扱いなので、普通に移動させることが可能らしい。


 見れば樹木配置は、収穫袋同様ポイントを使用せずに使える。

 これも……かなり便利なスキルだな。


 でも、有事の際、か……。

 多分その時はこの樹木配置と、今作ってるエレメントフルーツが火を噴くことになるんだろうな。

 そんな日がこなければいいけれど、こんな理不尽な世の中だ。

 何かがあった時のために、備えだけはしておかなくっちゃね。

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