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誰かが聞いた話4

作者: 松岡七海
掲載日:2022/02/04

西暦2018年、植物が傷つけられたことを感知し、それを全身に伝える仕組みが解明された。


傷つけられた部位のイオン濃度が上昇し、それが栄養を運ぶ師管を通って全身に高速で伝搬する。


このことから植物は痛みを感じ、ひいては植物に意識があると主張する科学者もいる。


実は同じ年に、日本のある研究者は、植物が体内で起こす電位変化を体表で記録し、日本語に翻訳することに成功した。


現在その技術を利用して、樹齢2000年の屋久杉が何を考えているかを計測していると言う。


屋久杉の思考は人間より遥かにのんびりで、一年に一文字しか計測できない。


今年その屋久杉が発した言葉は「を」。


昨年は「ん」。


一昨年は「げ」。


一昨々年は「ん」。


その一年前は「に」だった。


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