06 出立
「それでは皆さん、お騒がせして恐縮でしたが新生チームモノカ、早速出立いたします」
早々と復活して、いつもの落ち着きを取り戻したモノカさんが一礼。
「もう旅に出るのですか」
俺の問いに、不敵に笑ったモノカさん。
「急ぎロイさんのところへ、素敵な仲間を紹介してくれたアリシエラさんに感謝を告げに」
さすがはチームモノカ、フットワークの軽さは折り紙付きだ。
軽く咳払いをしたモノカさん、
「シブマ1号、ノーマルモードッ」
何事も起こらず、
見つめ合うモノカさんとシジミさん。
「町で食材を購入する自由をお許しくださいませ、です」
「ちゃんとシジミさんの了承を取ってからでないと変身禁止ですよ、モノカ」
「女の子の気持ち、分かってあげましょうよ、モノカ」
「アランお兄さんたち、またねっ」
うなだれるモノカさんを引っ張るようにして去って行ったチームモノカ一行。
「行っちゃいましねっ」
そうだな、マユリ。
「何か忘れてはいまいか、アラン」
思い出したくないよ、リリシア。
「メリルさん、 お昼どうしましょうですよぅ」
俺は今、この後のことを考えると胸がいっぱいで苦しいよ、ニエル。
「このあいだの大いのししと、シジミさんから頂いたばかりの新鮮なお野菜で、サンドイッチでもいかがかしら」
それ、いただきです、メリルさん。
リリシアとマユリから両脇を抱えられ、逃げられぬままに屋敷へと向かう。