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創作

賞味期限

作者:

話の筋道が通るように、もっともらしく合わせる。


ドラマや小説なんかで見る、自分が無実であることを証明するアリバイみたいに自分が彼女以外を想う筈がないと言うことを、あらゆる話術や物的証拠を持ち寄り身の潔白を訴える。


相手にもぐっと我慢し口裏を合わせてもらい、あくまで彼女が物語の主人公でいさせる。彼女は機嫌を損ねても、一晩眠って次の朝には笑顔で挨拶してくるような素直な子だった。寝癖を気にして左手はいつも挙がっていた。そんな所が、好きだった。



今まではそれでうまくやってきた。




けれど、心変わりしていたのは僕だけじゃなくて彼女も同様、お互い様の似た者カップルだったみたいだ。


恋の賞味期限は3年で、燃え上がるような気持ちは冷めていってしまう。残るのは、いつからか広がった溝と、なんとなくダラダラと置いてけぼりにされた生活用品だけだった。


それ以上を追い求めるのならば、互いの悪いところを認め合い話し合い、折り合いをつける努力をすることが必要になる。恋から愛に発展させるのは、僕にはとてつもなく難しいことのように思われる。


世の中にカップルなんて腐るほどいるけれど、みんな本当に心から納得して一緒に居るのかなぁ。


どう考えたって、1人で居る方が楽でしょ?

まあ、責任を取りたくないのならば口約束だとしても契約を交わさないこと、だよね。





ごめんね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 恋愛って難しいですよね(;>_<;) 小説のように簡単にははっぴーえんどにはいかない、それが現実ですよね(・・;) ある意味胸に響きました!
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