第二話 最悪と天使と無表情と
読んでもらえると嬉しいな!!!!!!!!!!!
「誰か代わってくんねえかなあ」
「どうしたんです?」
「僕の立場を交換して欲しい、切実に」
「何故です!?私は可愛いでしょ!?」
「お前は可愛い、しかしそれだけだ。お前は可愛いだけ。性格悪いし人の邪魔するし何より僕の胃に穴が空きそうだ」
「そんなに私悪い!?」
「うん、そりゃもう凄く」
「全く貴方は私の価値を分かって居ませんね。私は結構優良物ーーーーーーーー」
直感的に面倒くさくなりそうだと感じた僕は、速攻でおだてるモードへとチェンジする。
「はいはいそーだねー。貴方様はとても良い人ですねー、素晴らしいですねー」
「分かれば良いんです!」
そう言って満足した様に歩き出す美少女(笑)。
チョロい、チョロ過ぎる。こいつはねちっこいがチョロくもある為扱いは簡単である。
いやでもね、もし仮にチョロく無かったらと思うとゾッとする。だってこう言う状況になった時、あいつが満足するまで話を聞く羽目になるんだもん。
「そうそう、今日転校生が来るらしいよ?」
「で?」
「意外に淡白な反応。興味ないの?」
「興味を持っても必ず関われないから。どっかの誰かさんのせいで」
「誰だ?そのどっかの誰かさんは」
「さあー?だれなんでしょー?」
と、僕は若干キレ気味に答える。当然こいつが気付く訳も無い。誰だか分からないと言った様子で首を傾げていた。
殺して良い?ねえ。
「まあ今日の教室はうるさそうだねえー」
「まあそうだろうな」
人間は本来変化を求める生き物である。子供の頃からそれは見られる。
新しいおもちゃを買ってもらう。子供が遊ぶ。暫くすると飽きる。また新しいおもちゃをかってもらう。
その繰り返しだ。それは、高校生になろうが変わらない。クラス替えなどで大はしゃぎしている人がいるだろう。あれが最たる例だ。
などと考えて居ると、学校が見えて来る。
「そして僕のストレスが溜まる。悲しいなあ」
「何でですか?」
お前のせいだよ!!!!と、叫びたくなるが僕はそのまま無視して校門をくぐるのだった。尚、
「無視しないで下さいよ!」
と、後で言われて面倒な事になったのは別のお話。
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「疲れる、ただひたすらに疲れる………」
そんな事を思いながら机に突っ伏す僕に、
「疲れた顔してるねえ、大丈夫?」
「お前か………」
そう、僕には一人だけ友達がいる。え?あいつは友達じゃないのかって?あれは美少女(笑)と言う存在だから。
「マジ天使」
「頭が本格的にイカれて来てるなあ」
「少しばかり辛辣ではありません?」
僕の唯一の友達の名前は宮島結衣。正直言ってあんな奴よりよっぽど天使。ただし結構どぎつい事を言う時もある。
「しかしクラスは煩いですねえ」
「転校生が来るからな。お前は興味とかないの?」
「正直少しは気になるけど、其処までって訳では無いんだよねえ」
「そんな感じか」
そうして会話をしているとチャイムが鳴る。
「時間来ちゃったから帰るねー」
そう言って自分の席へと戻っていく宮島。
そして暫くすると、担任が入って来る。
「はーい、じゃあみなさん、席にはついてるかな?
それじゃあ転校生を紹介しまーす」
そう言って入ってきた彼女は、顔がとても良かった。本当、それだけ。圧巻の一言に過ぎる。
しかし、それ以外にも特筆すべき点はある。
それは、彼女が驚くほどに無表情だったから。