私はヒロインなの!
すみません一日遅くなりまして……お花畑の思考を描くの難しい……。
※どうでもいい話
ヒロインの名前ミゴでいいかなって思ったんですけど、冒涜的な感じすぎるなと思いミコになりました。
ある日、平民だったアタシは突然父親だと名乗る男に連れられて貴族のお屋敷に連れていかれたの……実はその父と名乗る男は貴族で子爵様なんだそうよ。
イマイチよくわからなかったけど、逆らったら何されるか分からないし大人しくしてたわ、その後早速部屋へ連れていかれた時。
「え……なんかこの部屋みたことあ……いたっ」
突然激しい頭痛と共に膨大な記憶が流れ込んできたの、そして『私』は理解したわ、この世界が昔子供のころに読んだ漫画の世界だったってことに。
「あー……これが転生ってやつなのかぁ……ふーん、どうせならもっと好みの話が沢山合ったんだからそっちへ行きたかったわねぇ……まぁ王子様と結ばれる王道も悪くないか……ふふふっ学院が楽しみねぇ」
思わず笑いがこみ上げてきちゃったわ、まぁなににしても学院が始まるまでに、ストーリーのおさらいをしておかないとねっ!
…………そう思ってたはずだったのに…………。
「なんで……学ぶための校舎が身分によって変わるなんてどこにも書いてなかったわよね……? クラス分けも身分ごとになってる描写なんてなかったわよ? まさか……あの悪役令嬢も転生者で裏から手をまわした? そんな……ヒロインは私なのよ! 絶対ゆるさないんだから!」
まったくどうしようもないわねあの女……抗議しなきゃと思って高位貴族向けの校舎へと近づこうとした時
「誰だ!そこで何をしている!」
と怖い声で誰かが声をかけてきたの、ハッとしてその人をみたら
「あ、な~んだソティエ君じゃなーい! わー本物だー!」
嬉しくなってソティエ君に駆け寄っちゃう。
彼はソティエ・ミュスクル君、王太子の親友であり護衛でもあるのよねー。
マンガでは何度も王太子のスーク様と二人でヒロインの私を悪役令嬢から守ってくれたのよ、正直王太子より好きだったなぁ。
「君は……何処の御令嬢かな? ずいぶんとマナーの勉強が不足しているようだが」
ってなんか怒ってるみたい。
「え? えーと……確かぁ、オロカノ子爵とかって言ってたような……? そんなことより初めましてだね! 私ミコっていいまーす!仲良くしてください」
よし初対面でのあいさつは大事よねー。
この世界は漫画でゲームの世界じゃないけど好感度は大事っ。
「……確かオロカノ子爵は庶子の御令嬢を引き取られたとか……そうか……君がオロカノ子爵令嬢か……君は伯爵位以上の子女でないとこの先には入れない事を知らないのか? 入学初日に教師から通達があったと思うが」
「えー!遊びにも行っちゃダメなんですかぁ?」
「良い訳がないだろう! さぁさっさと戻れ、そして二度とこの校舎へ近づかないように!」
そう言って強引に追い返されちゃった……マジで信じらんないわ! 私ヒロインよ? なんでいうこと聞かないのコイツ……まぁ仕方ないわね、スーク様はいつも昼食は食堂を経由してサロンへ向かう設定だったはずだからそこで偶然の出会いを演出しよっと。
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うーん、お昼になったけどさすがに大食堂は混んでて見にくいなぁ……たしかサロンは二階の高位貴族用の席のもっと奥だったはずよね?
あ、ちょうど二階に行く子達がいるじゃん! 後ろついてこっと……。
「あっ!みつけたぁ! スークさまぁ~! はじめましてぇ~、わたしぃ新しく入学してきたぁミコっていいまぁ~す! なかよくしてくださいねぇ~」
少し離れてるから手を振って目立つように大き目の声でスーク様に声かけちゃう!
「王太子殿下に近寄るな! 誰か!」
なに? なんかスーク様の隣にいた女がいきなり前に出てきてなんか叫んでるけどアンタなんかに用はないのよ!
「え?あんたに用ないんだけど? ちょっとどいて、私スークさまに……」
次の瞬間バシっと音が聞こえたと思ったら、あれ? なんか倒れてない私? え? なんで?
「この痴れ者め! 公衆の面前であろうことか王太子殿下の尊い御名を口にするとはなんたる無礼か!」
「痛い!背中踏まれてないこれ? イヤなにすんのよ放しなさいよ! ヒロインになんてことすんのよバカ女!」
なんか制服着た騎士?みたいなやつが大勢来て私を拘束して口に布までつっこんできたわっ。
『ふぐうううううう ふぐぉぉぉ』【いやーーーーーやめてよおぉぉぉ】
「……なんだあれは……?」
「王太子殿下がお気になさる必要はございませんわ、何やら頭のおかしなものが紛れ込んでいたようですが取り押さえましたので、このようなことがないように学園の方にも抗議しておきますわね……あぁせっかくの昼食の時間が……ささ、参りましょ?」
「そ、そうか……ヴァール侯爵令嬢がそういうなら行こうか……ラーイ公爵令嬢もこちらへ」
「はい、殿下」
そう言いながらスーク様はこちらを見もせずに背中に足を踏んでた女と行っちゃった……。
なんで助けてくれないのよ……。
「まったくバカな真似をしたものだな……どう考えたって、ラーイ公爵令嬢とヴァール侯爵令嬢という素晴らしい婚約者候補の方々がいらっしゃるんだ、君みたいな平民上がりに付け入る隙なんてあるわけないだろうが」
その声にハッと見上げるとソリティエ君がいたの。
何とか助けてほしくて声を出したいのに詰め物のせいで声が出せない……。
悔しいし怖いしで涙が出ちゃうよぉ……。
「今更泣いた所で事態は変わらない。オロカノ子爵令嬢……。いや、どうせもう貴族籍じゃいられないだろうからお前でいいか……一度は警告したのに無視したのはお前だ、そして今やったことは不敬罪どころの話で済まないんだぞ……少なくとも退学は免れないだろうな」
なに……それ……ふけいざいってなによ? ヒロインなんだからなんだって許されて当たり前でしょ?
この世界は私の世界なんだから! ……それにさっきなんか変な事言ってたわね……婚約者候補がどうとかって……あぁもういい加減離してよぉぉぉ!
「おい⁉ 口の布が取れたぞ、ちゃんと拘束しろ!」
「うるさい! そんな事より婚約者候補ってなによ! 婚約者はアンヌでしょうが!」
「お前……まだそんな妄言を……それに貴族の名を呼ぶのは重大なマナー違反だ!特に高位貴族相手にそんな真似をするのは侮辱罪だぞ」
「うるさいただの脇役のくせに! ヒロイン様が質問してるんだから答えなさいよ! なんで婚約者がアンヌじゃないのよ!」
「……そんなに知りたいなら黄泉路への土産に教えてやるよ……メダータ公爵令嬢は確かに婚約者候補であったが、アーマーゾ女帝国の学院へ招待を受けたために候補を辞退して留学した! さぁこれで満足だろう!連れていけ!」
よみじってなによ? 国外追放にでもするつもり? 残念だったわね~ヒロインが追放なんてされるわけないじゃない……イヤ! 離してよ! アンタたちみたいなモブが気安く触っていい存在じゃないんだからね! 離してってばぁぁぁぁぁ!
あと二話程度で終了予定です。
ついでに新作(嘘です正月に書いてたのであっちが先でした)




