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不死狩りと舌戦場の軌跡  作者: 暦師走
〈肆章:空ヨリ堕チタ災厄ノ牙〉
68/84

▼アンジャンタルデ砦隊長ボッスム警備日誌

【飛び火65日467年】


・早朝訓練を完了。全隊員、心身共に異常なし。

・装備点検の完了。

・哨戒任務を実施。現状、異常なし。


・昼休憩。食料物資の規定数減少に伴い、本部へ補給申請を準備。


・装備点検の完了。午後の訓練も完了。

・哨戒任務を実施。リザレクト8体を駆逐。負傷者なし。


・夜休憩。物資不足に伴い、夕食の量は少なめ。

・交代にて夜間哨戒を実施。リザレクトの目撃報告あり。森で見失う。


※調理場より什器が複数消失。当直を審問し、調査を開始。




【飛び火66日467年】


・早朝訓練を完了。全隊員、心身共に異常なし。

・装備点検の完了。

・哨戒任務を実施。現状、異常なし。


◆昼休憩◆

・警鐘が鳴らされ緊急配備。重装備の大男が馬車を牽く姿を目視するも、馬車に貴族の御印を確認。警戒態勢のまま接触し、貴族の御印書の所持を確認。

《訪問者》

グライドスター家令嬢;エルミナーデ様

グライドスター家専属護衛;ティーダ・ヴォルシング、負傷

デルタ級冒険者;ハーモニィ

亜麻色の髪の乙女;ハーモニィ、盲目

《目的》

婚姻を約束された御曹司カイネ・モーデンベルグ様の失踪に伴い、令嬢自ら捜索中。尚、専属護衛が道中負傷し、レンジャーを雇用した模様。大男と亜麻色の髪の乙女における関係は不明。

食料を支給したものの、大半がレンジャーに消化され、食料調達は急務。

専属護衛には医療具も提供したが丁重に断られる。

自然治癒の域には無いと推察するが、自己申告及び触診も断るため、貴族専属護衛の意思を尊重。


・装備点検の完了。午後の訓練も完了。

・哨戒任務を実施。食料調達に至急人員を送る。


・夜休憩。食料不足に伴い、量さらに少なめ。

・交代にて夜間哨戒を実施。令嬢並びに亜麻色の髪の乙女の話題が尽きず、兵の集中力が低下。意欲低下防止のため、部下の休暇申請を検討中。




【飛び火67日467年】


・早朝訓練を完了。全隊員、心身共に異常なし。レンジャー並びに亜麻色の髪の乙女の見学あり。いつも以上に兵の士気が向上。

・装備点検の完了。

・哨戒任務を実施。現状、異常なし。訪問者退去。


・昼休憩返上、備蓄が枯渇。野外演習を兼ね食料調達開始。獣狩り、魚釣り、菜摘みにて班分け。

・装備点検の完了。午後の野外演習を兼ね哨戒任務を実施。


・夜休憩。3日分の食料確保。配給調整は必須。

・交代にて夜間哨戒を実施。兵5名消息を絶つ。今月はこれで計17名となる。


◆調理場の地下にて死後1週間経過した兵の遺体を発見。2週間前に食料調達班として出立して以来、消息を絶っていた人員と推定。什器消失と平行して調査を実施◆

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