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帰ってきたギザ歯彼女は最強です。

おひさしぶりです。

急に甘いものが欲しくなって……



小角伏人

帰ってきたといえば、魔界村


来馬晶

帰ってきたといえば、従姉妹の莉緒の『酔っ払って何故かマウンテンバイクを見知らぬ大学生から買って乗って帰ってきた事件』

「ひひ……」


ギザ歯彼女が帰ってきた。

そして、俺の横でずっと俺の手をいじりながらギザ歯見せて笑ってるなう。


おっす、おら小角伏人。

普通のDB、もとい、DK、男子高校生だ。


そして、隣にいるのが来馬晶。

普通じゃないギザ歯彼女だ。

どこが普通じゃないかというと、晶はモデルをやっている。

美しく長い黒髪、すらりとした手足、細く引き締まった身体、そして、長身。

顔も、美しい切れ長の目、すらりとした鼻、そして、大きな口、そしてそして、ギザ歯!

まあ、モデルとして大きな口のギザ歯がメリットかどうかは分からないが、俺的には最高ですありがとうございます!

ともあれ、超絶美人さんが来馬晶さんである。


そんなギザ歯彼女が帰ってきた。

撮影旅行から。

今、晶は滅茶苦茶人気で、ひっぱりだこらしい。

美容師の晶の従姉妹のお姉さんに教えてもらった。

なので、今回の撮影旅行も相当大がかりだったようで俺も数日ぶりの晶さんである。


久しぶりな感じがすごい。

なんかもう、四か月ぶり位。

いや、正確には四日ぶりなんだけどね!

毎日会ってたせいかなあ、HAHAHA!


そして、晶さんは大変だったようで滅茶苦茶疲れている。

昼休み前の授業に飛び込んできたが、ずっと寝てた。

事情を先生も知ってるから、凄く柔らかい声で授業をしてた。

ありがとう先生。


んで、昼休み。


「おい……屋上、行くぞ」


相変わらずのワイルド口調なんだけど、ちょっと眠そうな晶さんに連れられて、竜宮城、もとい、屋上に来た。

俺は流石に今日は学校来ないだろうと思っていたので、自分の弁当だけ準備してきていた。


「飯は?」

「いい……食欲、ない」


晶さん、お疲れである。

そして、お疲れすぎて朦朧としているのか、


「ひひ……伏人の手ぇ……」


今日、めっちゃ甘えてくる。

晶は基本的に恥ずかしがり屋だ。

学校では基本甘えてこないし、外でも一瞬甘えたかと思ったらすぐに恥ずかしがってやめる。

なのに、今日は甘甘甘えんぼうの晶さんだ。


ずっと俺の手をむにむにしてギザ歯見せて笑ってる。


「伏人の手ぇ」


疲れてるなあ。

大丈夫かな、これ。今日夜急に目が覚めて恥ずかしくなるパターンじゃないかな。


「伏人」

「ん?」

「へへへぇ」


おい、しぬ。

彼女がかわいすぎてしぬ。

もういいや。


伏人は考えるのをやめた。


「晶さん?」

「ん?」

「かわいいね」

「んん? ひひひぃ」


はい、かわいい。

ギザ歯見せて無邪気に笑う晶かわいい。

久しぶりのギザ歯彼女もやっぱり最強です。

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