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モーニングコールフロムギザ歯は最強です。

小角伏人

朝食は妹の健康の為に和食。


来馬晶

朝食はサラダとヨーグルト。

新しい朝がやってきた。

希望の朝である。


ギザ歯彼女に与えられた改造メニューをこなす。

ラジオの体操。

彼女曰く、これはちゃんと取り組めば、最も効率的に全身を動かせる洗練されたものらしいらしい。らしいらしいというのは彼女も人から聞いた話らしい。


体操を終え、水をコップ一杯。

そして、ジャージに着替え、外へとランニングに出かける。


なんと爽やかな朝だろうか。

うふふ、鳥さん、お花さん、太陽さん、おはようさん。


ニッコニコである。


何故か?

それは早朝に遡る。


遊園地デートの興奮さめやらない俺は、寝て起きて筋トレしてを繰り返していた。

そして、漸く合計三時間睡眠を確保出来たその瞬間、俺のスマホが鳴り響く。


「ふぁい」


我ながら間抜けな声が出た。

すると、向こうからは何も反応がない。

え、なにこれ? 悪戯電話?


「あの……おはよ」


小声の女子ハスキーボイス。来馬である。


「お、おお……どした?」

「あ、の、そ、そう! ランニングあるし起こしてあげようかなーて!」


滅茶苦茶早口で捲し立てる。けれど、こちらも予想外の早朝彼女声である。

考える余裕はない。


「お、おお……」


これが全力の俺である。雑魚である。恋愛雑魚である。


「ごめん、うそ」


うそである。え? 何が?

状況がつかめないままにどんどん話が進んでいく。


「あの……声、聴きたいなーって」


おうふ。

おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい、信じられるか。

あの来馬さんだぜ。高身長で黒髪ギザ歯口が悪いはずの来馬さんだぜ。

その来馬さんがこんなにかわいいなんて神様ありがとう。

俺から神様には何も出来ないけど。


「あの、伏人?」

「ああ……すまん。俺と神の在り方について真剣に考えてた」

「ラグナロクに参加するのかよ?」


ああ、いつもの来馬だ。どっちも来馬だ。

俺の大好きな来馬だ。


「あのさ、伏人」

「うい?」

「さっきの『ふあい?』ってのもっかい言ってくれねえか?」

「……なんで?」

「かわいかったので、録音希望」

「やめい」

「まあいっか、また明日挑戦するわ」

「お、おう」


明日以降も電話かかってくるの? 俺寝れるかな?


「じゃあ、改めて挨拶します」


ん? なんで?


「おはよう、伏人」


ああ、そっか。

あたらしい朝だ。

希望の朝だ。


俺は朝日が目に染みて涙が止まらなかった。流れてないけど。


「おはよう、晶」

「ひひ、じゃあ」

「おう、また後で」


以上、早朝の出来事現場よりお伝えしました。

というわけで、とっても小角伏人元気いっぱいです!

ランニングも快調!

と、いつものランニングコースに、やらしくない程度のピンクが入ったジャージを着て長くてきれいな黒髪を纏めた彼女がいらっしゃいました。


「おはよ」

「おう、おはよう」


おはようってこんなに尊い言葉だったのか。

朝日を背中に受けながらギザ歯を見せてくる彼女に俺は手を合わせ涙した。流れてないけど。


お読みくださりありがとうございました。


良ければブクマ、☆評価をください……。


しかし、それより、誰か、私にギザ歯分をください……。


逆にギザ歯分が欲しい方は


プロローグ三部作

新作ざまぁされた女の子、天生視点の

『大切なことを忘れた学校のアイドルはギザ歯黒髪ロング長身女子悪魔にざまぁされた。』

(https://ncode.syosetu.com/n9318he/)


『ギザ歯黒髪ロング長身女子悪魔に魂を売り渡し俺を地獄に捨てた幼馴染学校のアイドルにざまぁしてみせる』(https://ncode.syosetu.com/n6433he/)


『ギザ歯黒髪ロング長身女子悪魔は学校のアイドルに地獄に落とされたアイツにざまぁさせたい』

(https://ncode.syosetu.com/n6925he/)


も良ければ。

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