1.文化祭
第七章『黄昏時』スタートです。
今回十万字を大幅に超えたため話数も最大になると思いますが、お付き合い頂けたら嬉しいです。
暫くは日常会がぐだぐだと続きます。
あれほど厳しかった残暑も気付けばなんの痕跡も残さず立ち消えて、季節は秋を迎えようとしていた。日が沈む時間も一日経つ毎に早くなっている。
もう年度の後半に差し掛かっているのかと考えると一年というのは実に早く過ぎるもんだとしみじみ思う。
暦も十月を迎えた。どんどんと日中の気温も下がり始め、涼しいから肌寒いへと変化している最中だ。
俺たち学生も衣替えなんて迎えてセーターやらブレザーやら着込んでる姿が当たり前になってきた。ちょっと前までは皆かなりの薄着で過ごしていたのに、この変わり様である。別に紅葉だとか分かり易い変化がなくたって季節の移り変わりはいろんな所で実感出来るものだよな。
そんな時の流れを感じ入ってるここ最近、夏休みという学生の一番心待ちにしている期間が終わって暫く、特になんの学校行事もなかった九月と違い今月には多分どの学校でも大変大きなイベントとして扱われる行事が予定されている。
時期的に察せられるだろうが、体育祭という運動部の見せ所たる祭りの対極、文化部の本領が発揮される文化祭が今月末に開催されようとしていた。
「はい、静かに。それでは文化祭こと『蔵出祭』で何やるか決めたいと思いまーす」
ざわざわ騒がしい教室内で実行委員になった生徒が二人、教壇に陣取って面倒臭そうに告げる。十月始め、文化祭お決まりのクラスの出し物どうする会議はこうして始まった。
『蔵出祭』とは我が学校での文化祭の正式名称だ。学校名をもじった分かり易い呼称となっているが、生徒間では面倒なので専ら『文化祭』と一般的な呼び方をしている。文化祭で充分意味は通じるしな。
長い歴史を誇るこの学校の伝統行事的扱いなのだけど、まぁ、生徒からしてみればお祭りの一つという認識を超えることはあんまりない。何周年記念とか学校側が銘打ったりしなければ当事者の認識なんてそんなもんだったりするよな。
「これ一応生徒会と文化祭実行委員会で決まった諸注意ね。出し物やる場合はここに書かれてる注意事項を守ること。学校からの予算もあるけど、足りない場合は自分たちで出すことになるから注意してねー」
名称に関するあれこれを考えている間にも話し合いは進む。最初にプリントが何枚か配られた。中身は宣言通りに出し物の出店に関してのあれこれ。衛生面への配慮や保健所からの通達、アトラクション系の安全確保の重要性に更には予算に各教室での電力使用の制限についてなど結構細かに記載されてる。
出し物やるにはいろいろルールが課されるみたいだな。当然と言えば当然なんだけど、箇条書きされてる諸注意眺めるだけでも面倒臭いって気持ちがむくむく湧いてくるよ。
「仮に飲食店をやるってなると保健所への届け出とかいろいろ手続き必要になるらしいから、そこら辺もよく考えて出し物は決めた方がいいってさ。アトラクション系は安全対策も考慮しないといけないってんできちんと計画練らないと駄目っぽい。曖昧な計画だと委員会でバッテン食らう可能性あるからそこも注意な」
「まずは出し物するのかどうかから決めるー?」
号令を掛けた男子生徒とは別の、もう一人の実行委員である女子が気怠げに訊ねてくる。その一言にクラスメートの皆もワイワイと各々好き勝手に話し出した。
「出し物かー。どうする?」
「思い出作りたいならやった方がいいよね?」
「でも何かするのって面倒だよね」
耳を澄ませばそんな会話が拾える。文化祭は各々の性格傾向が色濃く露わになる学校行事でもあるよな。内申だ思い出作りだと張り切る奴もいれば、面倒臭いと顰め面浮かべる奴もいる。俺個人は断然後者だ。そもそもが団体でやらなきゃいけない行事に向いてない。
「どうする。何かやるか?」
「部活じゃ多分出し物なんてやらないし俺も参加出来るけど」
「タコ焼きでもやる? 自分たちでやったら食い放題になんねぇかな」
「売ってあんの買ってくる方が面倒ないだろそれ」
周囲からの声を拾うに積極的な出し物参加を目指してる人間は少なそうだ。反対に絶対やりたくないって声もあんま聞かれない。あれ、これは出し物やっちゃう流れか?
「永野、君はやりたいものとかってある?」
マジかよ、なんて胸の内で呟いていれば美樹本が話し掛けてきた。斜め前から振り返って問われるのにやる気なく答える。
「特にない。文化祭とか積極的に参加したい派じゃないし」
「あー……、永野はそれっぽいね。出し物やるのかな? 皆微妙そうだけど」
「こう言うイベントは一部のやる気が漲ってる奴らがどうクラス全体を引っ張り上げるかに懸かってたりしないか?」
「ああ、あるね、それ。しゃかりきになってる人たちとやる気ない人たちでクラス内の空気悪くなったりね。クラス一丸となって文化祭でいい思い出作れた人もいれば、連携取れなくて散々な結果になった人もいるから中々団体行動も難しいもんだよね」
「最近じゃその団体行動を磨く機会自体ないもんな」
高校入ると本当団体行動磨くといった行事は減る。小学生時代にはレクリエーションだっつって全学年シャッフルのチーム組まされて遊んだりとかしたもんだけど、中高と年齢が上がるに連れて学年越えての交流行事ってなくなるもんなのな。
小学生時にはクラスでの催しも平気で参加してたのに中学、高校では一歩引いたように輪の中入って行くのもしんどくなるのはなんでなんだろうな。中学の時の文化祭だって……、う、止めておこう。嫌な記憶が蘇りそうになった。
「去年は、まぁ一年だし、やる気もなかったから特に出し物やらなかったんだっけ」
美樹本も過去に思いを馳せていたようで難しい顔しながら聞いてきた。
一年時は俺と美樹本は同クラスだった。美樹本が言うように出し物はやらずに確か休憩所みたいに教室内整えて終わっていたな。高校一年という仲間意識が芽生えているのかも微妙な時期で、入学して一年未満のこの時にクラス一丸となって出し物するのは中々難しい所があったのは事実だ。
でも我がクラスはそれだけが理由でも実はなかったのよな。
春先に引き起こされた異常な長雨。その騒動の過程にて美樹本を挟んで一部男子と女子の対立がクラスには潜在的に残ってしまったために、結果クラス行動が出来なかったという裏事情が実はあったのだ。
長雨の影響って何も経済的なものだけじゃなかったんだ。校内にも幾らか不和を残して、その最たるものが美樹本以下の病に関係してしまった一部と嫌悪して遠ざけた一部層との軋轢だ。
流石に一年以上経ったのでもう隠れた確執なんてのも大分薄れてはいるだろうが、当時は水面下での親美樹本派と反美樹本派でのやり取りでクラス内も緊張感があった記憶が残ってる。
俺は美樹本と対立するような選択は取らなかったから概ね迎合はされていた。というか美樹本にクラス内の対立が知られないようにと根回し役として数えられてた。女子が「美樹本が気にするかもしれない!」って過保護発動させてたんだよな。
美樹本が今呑気に過去を振り返られているのもそれが原因だ。クラス単位での結束は今一つでも、美樹本が絡んでの団結力は凄まじかったのが今となっては笑えるポイントだ。当時は唯々諾々と従うしかなかったけども。
まぁ、そんな感じで去年の文化祭というか、学校行事は中々上手くはいってなかったと言える。だからといって今年は頑張るぞ!なんて気にもならないけど。
「文化祭で好き勝手やりたいなら二年が一番都合いいぞ。立地的にも二階ってのは人が通り掛かり易いし、今年ノウハウ積めば来年にだって活かせる。それに気楽な参加を考えるなら今年が最後だと思っとけ」
あまり乗り気じゃない空気を察した担任が、そう忠告なのか発破なのか分からない言葉を掛けてくる。担任としては文化祭参加を促したいのかね。
言ってることは正論で、むぅと考え込む人間も何人か出て来ているのがパッと周囲窺うだけでも確認は取れた。
「とりあえず決採りまーす。出し物やりたい人ー」
そうやって参加・不参加・どちらでもと決を採れば参加するという意見が一番多くなった。気楽な参加云々が効いた形か?
「じゃあ文化祭で出し物やるってことで。
次に何出すか決めたいと思います。案出してー」
黒板に『参加!』、『出し物案!』などと適当に書き足しながら進行は進められる。またワイワイと意見交換がなされる中、一人がすっと手を挙げた。
「はい、菊池」
「どうせやるなら我がクラスの特色を活かしたい」
指名されて立ち上がった男子が厳かな感じに何か言い出した。「特色?」とクラス中がざわざわする。
「なんかうちのクラスに特徴ってあったっけ」
「余所のクラスにはない最大の強みがあるだろ。学年でも目立つ野郎が三人、俺らのクラスには集まっている」
その指摘に「ああ」と納得の声があちこちで唱和した。次いで視線があっちこっちと教室中で三方向に別れる。視線の先はわざわざ確認する必要もないだろうが、嵩原、桧山、美樹本の三人だ。
「それは、確かに」
「確か学校見学の時も受験生釣れてなかったっけ?」
「嵩原を上手く使えば他校の女子が集まってくるチャンス……!」
「売り上げも期待出来る……!」
賛同する声が聞こえる中、欲に忠実な呟きもちらほら上がる。マジの客寄せパンダって奴だな。狙いは分からなくもないが、出しに使われる当人たちは如何に思っているのやら。少なくとも斜め後ろから見える美樹本の口元は引き攣っているように見えた。
「えーと、つまり三人の名前を前面に出すの?」
「いや、それだと露骨過ぎる。あまり身内ネタを公開するのはよろしくない。あくまで出し物自体は文化祭準拠のものであって、三人を使ってそこに特別感を演出した方が受けはいいはずだ。例えば三人が給仕してくれる喫茶店とか」
例えで出された案にざわわと女子が反応する。「いいかも」とか「手製でお茶入れてもらえる?」とか「執事……」とかキャッキャッ騒ぐ声がそこかしらから聞こえてきた。同じクラスで正直見飽きてんじゃないのかね?と思えど女子の反応はかなりいい。
同クラスでこれなら余所のクラス、そして他校の生徒と考えるといい所を突いていると言えなくもないか。
それはつまり奴らのモテっぷりを利用するという、同じ男からすれば少々癇に障る手法ではある。でも俺個人としてはもうほぼなんとも思わない。いい加減慣れた。
同じグループ扱いされてもう一年経つからな、今更奴らへの黄色い悲鳴なんか聞いた所で分かり切った事実を眺めている気分にしかならない。三人巡ってキャットファイトする女子の痴態なんか見慣れたからそう思えるのか。
まぁ、それも同じグループで括られてしまった俺だけの話なんだろうけど。
女子しか好印象な反応見せてないのでチラリと野郎共の顔を窺ってみれば、確認出来る範囲では面白くない、みたいな複雑な表情を浮かべているのがちらほら見て取れた。
気持ちは分かる。慣れて顕著な反応なんてしなくなったけど、それでも女子受けの良さに「けっ」てなる時はあるもんだ。
「喫茶店ね。定番中の定番だけど、それ候補に挙げる?」
確認しながらも板書する。とりあえず今は意見を募るべきだ。とは言え女子的にはほぼ決まりみたいな空気漂ってる。
「あとはホストクラブとか」
「高校で?」
「それってあり?」
「私他校でやってるの見たよ。結構盛り上がってた」
女子が楽しげに次々と意見を出していく。そっと執事喫茶なんてのも挙がった。誰か呟いてたし、ホストクラブといい傅かれるのがポイントなんだろうか。
「客商売案ばっかりになったなぁ。他は? アトラクション系も定番らしいぞ」
黒板に並ぶ候補を眺めたあとにそう他の意見はないかと聞いてくる。進行役として真面目に対応しているのか、それともこのまま一部男子が主役扱いされることを不本意に思っているのか。教卓越しに訊ねる男子に、すっと手が挙げられた。
「お、はい、佐伯。男子の意見カモン」
「……喫茶」
「え?」
ぼそりと呟かれたのに思わずと顔を寄せた。クラス全員が多分、意識と耳を傾けたと思う。
佐伯は真っ直ぐに前を見たまま静かに言い放った。
「……女装喫茶。俺はこれを推す」
迷いなく吐かれた案に衝撃が教室中を走り抜けた。
「「「はぁ!?」」」
「何言って!?」
斜め上な提案に男子も女子も揃って驚愕の声を上げる。進行役の二人も驚いた顔して固まってるから、多分平然としていたのは佐伯だけだろうな。
その当の本人はガタリと立ち上がってクラス中を見回しながら告げた。
「これまで挙げられた候補はどれも捻りがない。喫茶店もホストクラブも文化祭の出し物としては定番中の定番であり当然競争率も高い。もし採用すれば、恐らくは他クラスとも熾烈なプレゼン競争を繰り広げることになると思う」
一人一人の顔を確かめるようにして演説ぶる。堂々とした論説は正に街頭演説のそれだ。絶対に説得してやるという気概が力強い言葉の端々から感じられる。
「菊池の意見には賛成だ。集客を望みたいなら他クラスとの差別化がなされるような特色を前面に押し出して独自の売りを演出しなければならない。そのために嵩原を始めとする我が二学年モテ野郎トップスリーを担ぎ上げるのはこれ以上ない妙手だろう。どう足掻いたって他クラスには真似が出来ないからな。少なくとも、校内そして校外の女子は釣れる。そんな算段は決して皮算用などではないだろう」
そこまで語って「だが!」と佐伯は目を剥いて叫ぶ。クラス中が佐伯の演説に聴き入っていた。担任までなんとも言えない顔で黙って眺めてる。多分教室の外にまでこの演説は届いているのではないだろうか。大丈夫? 恥部にならない?
「だが! だがその折角のチャンスを、我らが有利性を、安易な出し物でぼやかしてしまっていいのか、いいやよくない! 何故ならば競争率の高い出し物では最悪余所に奪われる可能性もある。そうなればまた始めから考え直しだ、そんな効率の悪い手順で折角のイニシアチブをなくしてしまってもいいのか? ここは! ここは出し物それ自体に独自性を持たせ、一発決めを狙うべきだと俺は主張する! 他とは一線を画し、俺らのクラスでしか体験することのない独自の路線、それがモテ男が敢えて女装して給仕するというギャップなんだ!」
ギャップなんだギャップなんだ……、静まり返った教室に余韻が小さく木霊する。選挙演説でもこんなに熱心には語らないだろう熱量を最後まで絶やすことなく、佐伯は見事自己主張を完結させた。反語まで用いてプレゼンした内容を簡単に纏めれば女装喫茶なら受ける、てことだろうか。真面目に饒舌に語ったにしては内容がアレだ。
「……ええ……」
「いや……、ええ……」
「それ集客に繫がるか……?」
語り終えて満足したらしい佐伯が黙って着席したことで皆の時間も動き出す。ざわざわと困惑した雰囲気が満ちる中でぽそぽそ呟きが溢されるが、皆佐伯の主張には懐疑的なようで声が戸惑ってる。なんでモテ野郎を女装させるんだってそこが理解の範疇外なんだろう。
「……えー、女装喫茶、ね。結局喫茶店じゃんってツッコミはこの際置いておくよ。確かにギャップは酷いだろうけど、でも女装はどうだろ……」
進行役も困惑しきりだ。なんせそれ採用となれば俺たち男子の強制女装が確定となるからな。佐伯の奴頭バグってんじゃないのか? 独自性って、それ色物に走っただけじゃねぇの。
クラス全員が軽く引いた空気発してる中、すっと手を伸ばした人間が一人。事の発端、菊池だ。
「あ、何菊池。またなんか意見ある」
「俺は佐伯に賛成だ」
ざわりとまた空気が騒ぐ。元凶が賛成したことで流れに変化が生まれた。男子の多数が何故だと菊池を仰ぎ見る。
「……それはまた、なんで」
「佐伯の意見には頷ける点が多々ある。自ら喫茶店と例を挙げてはいたが、言われれば確かに安易で他のクラスでだって検討はされる演目だ。折角の優位性を自ら捨ててしまう選択だったかもしれないと今なら思える。だからこそ、敢えて女装というネタ枠で定番からは外し、競争率を下げ、そして女子だけでなく男にも面白半分で寄ってくる素地を作る……。素晴らしい案だと同意する」
感動した雰囲気纏ってなんか言ってる。菊池に着いて行けてるのって佐伯だけだな。キリッとした顔で全て分かってるみたいに何度も頷いてる。
こいつら予め談合でもしてたのか? そもそもが意見発表が力入り過ぎなんだけど。授業で指されたって「分かりません!」とノータイムで答えるような奴が揃って何を渾身の演説披露してるのか。
「えーっと、つまり女装すれば男女両得だって言いたいのか?」
「そうだ! これなら注目だって集めるし、どちらにも需要がある……!」
「二兎追う者はって言うし、ここは素直に女性受けだけ考えたらいいんじゃないの?」
「何言ってんだ! それだと他クラスとの競争で勝てない虞があるんだっての!」
「そこはそれこそ我がクラスの特色押し出せば女性票は確実なんじゃ? 喫茶店で嵩原君たちが給仕しまーすって発表すれば多分通るでしょ」
ぐうの音も出ない反論されて菊池が黙る。恐らく女子票、つまりは校内の半数は味方になるんじゃないかって試算が出来るわな。つまりは俺たちの喫茶店演目はほぼ通ると。佐伯の熱い演説が一瞬で全くの無意味に成り下がったなぁ。
「それは……!」
「まぁ、とりあえず出し物の案は出揃ったと見て多数決採ろうか。皆、一人二回これがいいなって演目で手を挙げて。数の多かった二つでまた決採るからね。それで俺たちのクラスの出し物を決めたいと思いまーす」
「待て! クラスの雰囲気で分かるぞ! これ執事喫茶かホストクラブの二極化で決まるな!? どう見たって女子はその二つに流れるだろ!? 女子の権力強くない!?」
「それが多数決ってもんだ。文句なら共学に来た自分に言え」
「こんな横暴あって堪るか! だって結局嵩原・桧山・美樹本が主役じゃん! 俺ら他男子なんてオマケ的扱いじゃん! 自分で提案しといてなんだけどこいつら持ち上げるのやっぱ腹立つ!! 非モテ野郎にも救済を!」
「はい決採りまーす。皆ちゃんと二回手を挙げてねー」
「ちくしょおおぉぉぉっ!」
そんなこんなで多数決の結果、出し物は『喫茶店』になった。執事喫茶に決まり掛けたのだが、衣装を用意するのが難しくないか?と意見が挙がり、実際検索を掛けた所一着数千円とするというので断念された。
手作りも考慮されたが、素人作では折角のモデルも活かせないと血涙浮かべて主張した手芸部は俺の記憶が確かなら執事喫茶推してた当人だと思うんだが。
前半の熱い討論って結局なんだったんだろうという多数決の無情を嘆く菊池、佐伯コンビを眺めつつ、話し合いは粛々と続けられた。
お読み頂きありがとうございました。




