なぁなぁ皆で協力して小説作ろうぜ【神作者の面白企画】【共同制作小説(四)】
僕が『最強の駒』を手に入れてから、数日がたった。
アイラを手に入れてから、僕は周りをコントロールしてきた。
手段はいたって簡単だ。ただアイラに僕のして欲しいことと反対のことをいえばいい。
アイラは僕を全否定する。
つまりアイラは僕の言ったことを信用せず、真逆のことが正しいと判断する。
アイラは『完璧』で、『優しい』から他の奴らにもその事を伝える。
アイラの周りの連中なんてアイラの言うことは絶対とか言っているから、アイラの言葉を鵜呑みにして行動する。
そんなこんなで僕のして欲しいことをみんながやってくれる。
ほんとにアイラには感謝だな。
「ちょっと!峯崎君!何サボってるのよ!アイラ様は自ら取り組んでらっしゃるのに。」
「ん?誰?」
「は!?クラスメイトの名前も覚えてないんですか?」
僕が芝生に寝転んで、休んでいたところに1人の女子生徒が怒鳴り散らしてきた。
確かにアイラ様親衛隊とかいうまだ脳みそが充分に育ってない奴らの隊長とかそんなのだったな。
「しょうがないですね!私は木名瀬梨沙アイラ様親衛隊の隊長ですっ!」
「あーはいはい。オツカレサマデス。」
「なっ!なんですかその反応は!失礼にも程があります!アイラ様の幼馴染としての自覚は無いのですか!」
は?自覚?何言ってんのコイツ。
別に僕があいつの幼馴染だからってそれが何と関係ある?怒られる意味が全くわからん。
つーか。アイラに近づくために僕を利用した連中なんざ覚える気になんない。覚えて欲しかったら人の心を持て。
まぁ団長の名に恥じず優秀な彼女に対して、平凡な僕は何も言えないのだか‥‥
「何をやっているの?こんなところで。」
「あっ!アイラ様!」
団長の‥‥‥あーなんだっけ?まぁ大声女でいいか。が、あまりにも大きな声で怒鳴っていたので、みんな大好きアイラ様がやってきた。自分で言ってて反吐が出る。
「コイツ!アイラ様の許可なしにサボってるんですよ!」
「あぁ確かに許可とってなかったな。そうだよな?アイラ。」
「‥‥いいえ。光輝は私に許可を取りましたよ?」
「そんなっ!」
「だってよ。ほら分かったら戻れ。」
「くっ!」
「アイラは戻らないんだよな。」
「‥‥いえ、私も戻ります。行きましょう木名瀬さん。」
大声女は苦渋を顔に浮かべて去っていった。
はぁすっきりした。
あんな奴とは同じ空気を吸っているだけで、気分が悪くなる。
何かに心酔するのは勝手だか、それを価値基準にして他の人間を無理やりその枠内に入れようとするなんて、‥‥見ているだけでも胸糞悪い。
そういう奴に限って自分は正しいと思ってるんだ。
まぁいい。準備は既に終えつつある。
武器は大量に集めさせたし、食料だって蓄えさせた。
魔法道具もポーションも全て集め終わった。
もちろんアイラ達の力で。
現在、我が国王軍は魔王軍と戦争中だ。
国王軍は、魔物を退治だ!とかヒーローぶってはいるが、魔物は自然の中で懸命に生きているだけだ。
むやみに襲ったりしてこないし、助けてもくれる。
僕からしてみれば、王国からの情報だけで、魔物は凶暴だとか思っちゃってる人間の方がよっぽど『魔物』だと思う。
というわけで僕は集めた武器や魔法道具を魔王軍に献上しようと思う。あんな強欲な国王より、魔王の方がよっぽどきちんとしているし、国のためにもなるだろう。
集めた武器などは全て国王軍のものだから、国王軍の戦力は充分に衰えるはずだ。
まぁ最悪魔王軍が敗れても、アイラに「実は俺以外のこの国にいるヤツら全員すごく善人だ殺さない方がいい」なんていえば、いいのだが、それだとアイラが不幸にならない。人殺しをしたのは悔やむだろうが、極悪人だったからとかそんな理由をつけて、勝手に納得するだろう。
それじゃダメだ。そんなんじゃ僕が味わってきた痛みの足元にも及びやしない。
はぁ、落ち着け。まずは魔王軍との交渉だ話はそれからだ。
決行は今夜だ。
新しい設定は
主人公がアイラ経由でクラスメイト達を操り、武器や食料などを集めさせた。
今、国王軍と魔王軍で戦争中。
主人公は魔王軍につこうと思っている。
新キャラ木名瀬梨沙。アイラ様に心酔しすぎて、態度が失礼極まりない主人公のことを嫌っている。って感じの子。
これくらい?かな?
次の人頑張れー