アイザック
◆名前
アイザック・ポート
◆性別・年齢
男。そろそろ百歳は越えたね。
◆外見
外見年齢は40程度。老化が始まってきている。
◆経歴
高麗分家如月家の出身。人間と魔法使いの混血。生まれは日本。母親が人間で、西大陸西岸の人種。父親が如月家出身の広義の純血魔法使い。アイザックもあちらの特徴をしている。
魔力はそう高くなく、平均程度。十数年前から老化が始まりだしたため、そろそろ死ぬな、と思っている。親経由でアイズに加わった。魔導具に関心を持ち、魔導資材管理部隊に配属されている。以来、百年程度同じ部隊の古株。情報系列隊魔導資財管理部隊隊長。
広域殲滅兵器爆発時にはアイズ本部の奥の方にいたためけろりとしている。本人や周囲のダメージより、武器保管庫の武器が一斉に鳴動したのにまいった。いくつかは封印を揺らがせるし。このまま暴走するものが出るのではないかとひやひやし通しだった。
兵器爆発後も武器や保管庫の手入れをするのに必死で外部とは片手間にしか連絡をとっていない。持ち主を亡くした武器が次々に送られてきたため、ある意味戦場にいた。ひと段落もつかないうちに特級危険指定の魔導具「嵐花」が共鳴反応を見せて頭を抱えた。特級だぞ特級。一級より危険なんだぞコンチクショウ。再封印処理をしなかったのは、無駄だろうと思ったのもあるが、その余力がなかったため。早々に万巻書林から最低限の人以外を引き揚げ別のところに振り分けた。人手がたらーん!! 人的な被害はほとんどなかった部隊だが、最前線を張っていた戦闘系列隊、情報系列隊や医療系列隊と別の意味で戦場だった。
広域殲滅兵器製造工場襲撃時には結界魔法使いをほとんど動員されて涙目。胃があったら穴が開いていたかもしれないくらいストレスと闘っていた。影の被害者。
その後はノアズ・アークプロジェクトの再開で忙しくなる。同時に後進を育てるのに尽力し、五年後、寿命を全うする。
◆性格・特徴
どこにでもいる普通の研究職。自分が好きなことはいくらでもしゃべっていられるタイプ。地球に存在しないアニルの物質に恋をしている。ちゃんと妻子もいる。
特に魔導具に関してこの人の右に出る人は今のところいない。アイズに保管されている魔導具はすべて覚えている。魔導資材管理部隊の生ける辞書。
◆戦闘スタイル
魔法は使えるけれど戦闘魔法は実戦レベルではない。ただ、道具を使うとえげつないわなを仕掛けられるかも。