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登場人物まとめ  作者: 湯兎(ゆうさぎ)
暁と曙のはざま
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如月琴音

◆名前

 如月琴音きさらぎことね


◆性別・年齢

 女。

 三十四才。


◆外見

 日本人なので、黒目黒髪。背の半ばを越えるくらいの髪の長さ。


◆経歴

 高麗分家如月家の現当主。両親ともに魔法使いだったが、琴音は純人間。珍しいくらい珍しく瑞垣の力を受け継いでいる。生まれた時からアイズで育ち、人間ながら魔法使いの世界を知り、そういう世界で大勢の人から愛情を注がれて育てられた。

 高校卒業後、大学在学時から本格的にアイズ情報系列隊に所属することになる。機械いじりよりもプログラマーとして。幼いころから親しんだアイズの情報工学と、人間世界の情報工学がまったくもって別物で興味を持ったのが始まり。プログラミング言語を使い分けるのが難しかったのはいい思い出。情報系列隊情報統括部隊電脳班(後の第三、第四分隊)から室管理班(大部分は後の第一分隊、一部第四分隊)開発班ノアズ・アークプロジェクトチームを経て室管理班班長に着任。情報収集、処理、コンピュータのプログラミングなどに強く、ハッキング技術は魔法抜きで情報系列隊一、二位を争う。

 実務方面でも優秀だが、調停能力や指揮能力も買われている。それらの能力に関しては、広域殲滅兵器爆裂の直後の混乱時、部隊、班を越えて情報系列隊の指揮系統を即座に整え情報を収集、整理して稔たちに情報を提供した手腕にも表れている。生き残った戦闘系列隊の多くが外に飛び出していったときは、回復が遅れていたアイズのネットワークシステムから思考を切り替え人間が使う通信端末を稔を通じて配布、直通回線を結ぶことで情報共有と相互連絡を可能にし無秩序状態に陥ることを防いだ。また、医療系列隊とも早期の時点で連絡を取り合っており、アイズが事態の深刻さのわりに機能不全に陥らなかったのは間違いなく琴音の功績。ただしこのとき、優先順位をはっきりさせていたため手厚くフォローに回ることまでは出来ず、司令室は簡潔な指示しか与えられずパニック寸前だった。

 広域殲滅兵器製造工場襲撃の際はコンピュータルームのハッキングをほか数名とともに担当する。

 襲撃後、アイズが再編成された際は第一分隊隊長に就任。ノアズ・アークプロジェクトに参加する傍ら情報工作と情報系列隊のテコ入れに専念していた。

 その後、大戦介入から一年ほどあと、体の不調を覚えて精密検査を受けた結果、高麗因子を発症していることを告げられる。高年齢での因子発症にもかかわらずその侵食速度は低年齢時のそれと大差なく、自身の死期を悟った琴音は自身を高麗因子治療法の被検体として提供した。

 因子発症後、二年後に永眠。

 実は空也の初恋の相手。本人がそれを自覚したのはたぶん相当あと。琴音には隠したと思う。


◆性格・特徴

 度量が広く、懐が深い。空也曰く「許容量が底なし」。茶目っ気も持ち合わせる魅力的な女性。精神的なバランス感覚に優れた人。

 人が好きで人との交流も大好き。交友関係が広く、誰からでも頼られる性質。「この人なら間違わない!」みたいなカリスマ性があるのではなく、困ったときに真っ先に思い浮かぶタイプ。包容力があるというか、お母さんみたいというか。甘え上手で甘えさせ上手でもある。

 自分の中だけで悩むのは苦手。人に聞いてもらうより先に行動に出るタイプかもしれない。そしてめげない。ポジティブというかあきらめが悪いというかは人それぞれ。それが一番現れた行動は晶樹に告白し続けたことかな。

 使える言語が幅広い。人間の言葉はもちろん、魔法使いの言葉もルファー語、古代ルファー語、ミスリルを始め数種類操る。これがすべて「だってたくさんの人としゃべるのって楽しいじゃない?」という動機で習得したのだから、立派なものである。



◆戦闘スタイル

 奏者。固有スキル「無限回廊」の保有者。後先考えず本気を出せば現実の時間で三時間程度は相手を異次元空間に隔離できる。ただ、琴音自身の戦闘スキルはほぼ皆無。星月の力人らしくはまれば高性能だが癖が強い。


◆セリフ集




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