エリュース
◆名前
エリュートシス・ハーブ。愛称はエリュース。
◆性別・年齢
女性。年齢は二百歳余り。
◆外見
金髪に緑の瞳。二十代後半から三十代に見える蠱惑的な女性。
◆経歴
三回目にアーバに転生した純血魔法使い。エルフの混血。東大陸、オブライエン家の出身。西と東が交流し始めた当初、魔女狩りにあいかけて慌てて逃げだす。その後東大陸の南の方に潜伏していたが、オブライエン家に高麗家が接触したとき彼女の話を聞き、アイズが探し出した。異端や不思議が少しずつ消えていく時代にあることを実感した彼女はアイズに身を寄せることを決意する。
何が大変だったって日本語を習得するのが大変だった。アイズはエルファット(エルフ語)の普及率は低い。当時は東大陸の言葉がアイズで翻訳され始めたばかりだったので、双方ルファー語やエルファットを使いつつ苦労してコミュニケーションをとっていた。
最初は戦闘系列隊に(一応)配属されていたが、言語の翻訳や教育などを行っているうちに楽しくなって情報系列隊研究部隊に依願転属。部隊内の班を転々としているうちに前情報系列隊長と仲良くなっていろいろ教え込まれる。彼が引退した後跡を継ぎ、情報系列隊長となる。
情報系列隊長となってからは前隊長のやり方を参考にあちこちに顔を出しながら人材を発掘していた。琴音や榛衣たち若手を育て、情報系列隊の精鋭たちを生み出す。榛衣は治癒魔法に才能が伸びたため医療系列隊長に譲った。適材適所を知る人。
保有魔力量は一万以上。計器を振り切れさせる三人目。でも戦闘職じゃない。
広域殲滅兵器爆発時には西側の爆心地に近い支部にいて被弾した。何とか生き残ったものの、重傷。兵器製造工場襲撃時には意識は回復したもののまだ絶対安静が言い渡されていた。
大戦介入時には復活しており、情報系列隊長として琴音を補佐に情報操作に力を入れる。情報系列隊の平均的実力が全然足りていなかったことはひそかにショック。教育が偏りすぎていたことは反省している。
兵器爆発後、15年後に死去。
◆性格・特徴
なんだかんだでやっているうちに楽しくなって極めてしまう人。研究職にも向いているだろうが、興味の方向は広く深く。長い生を生きる魔法使いらしい性格。陽気で時々センチメンタル。ルーとはしょっちゅう角を突き合わせている。あのルーに負けない貴重な人材。
ものに執着はしない。
◆戦闘スタイル
めっちゃ魔法使い。後衛から魔法を放ってくる感じ。ただし感覚型魔法使いのため、時々めちゃくちゃ危険なことを平然とやる。よほど人手が足りない時でないと前線には出されない人物。
治癒魔法もある程度使える。
◆セリフ集